2024年1月29日
| 活動内容:移住・交流 |
皆さま初めまして。
2024年1月から篠ノ井支所信里地区の地域おこし協力隊として着任しました、
那須野 佑樹と申します。
新潟県新潟市出身、趣味はスノーボードと、キャンプ、そして日本ワインです。
ミッションは篠ノ井信里地区で、長野市初の有旅ワイナリーのオープンに携わり、ワイナリー関係のPRや、ワイン用ぶどうの栽培がメインとなります。
私がワインにハマったきっかけ
まず、なぜ地域おこし協力隊になろうとしたのかをお話しする前に、私がワインにハマったきっかけから話していきたいと思います。
ほんの10年くらい前までは、一切ワインに興味はありませんでした。
大学時代は、ワインは、『渋くて、口の中に残る変な後味の飲み物』としか思っておらず、
正直、『ワイン飲んでる自分カッコいい!』くらいの感じで見よう見まねで飲んでは、頭が痛くなるを繰り返し、と、あまり良い思い出はありませんでした。
しかし、それから何年も経った後、とあるワイナリーに、キャンプのついでにたまたま立ち寄った際に、当時は無料で試飲ができるコーナーがあり、
友達とのノリで「タダだし、一番高いやつを飲んでみようぜ!」なんて飲んでみたことがはじまりでした。
正直、飲む前は全然期待もせず、あまり良い思い出もなかったワインだったのですが、
ワイナリーの売店の方が注いでくれた赤ワインは、
とても綺麗な色で、注いだ瞬間に良い香りがフワッと広がり、口に含んだ瞬間に甘さと果実味を感じ、飲み込んだ後にも舌の上に幸せな余韻が残っていたことを、今でも思い出します。
それ以来、地方のキャンプ場に行く前には現地のワインを確認し、ワイナリー、もしくは酒屋さんに寄って購入してから、そのワインに合いそうな食材をスーパーで選定し、キャンプをするというスタイルが定番になりました。
※現地ワインと現地の食材でキャンプ
前置きが長くなってしまいましたが、上記体験から日本ワインにハマり、そして「私のようにワインを飲んで幸せな気持ちになる人がもっと増えてほしい」
という思いから、自分でワインを作りたいと考えるようになり、どうすればワイン造りの勉強ができるかと探していた所、
タイミングよくこちらのミッションを発見し、今回の地域おこし協力隊に応募し、着任させていただいた次第です。
着任から現在まで
本当は、この1か月の様子もたくさん書いていこうと思ったのですが、なかなか自己紹介だけで長くなってしまったので、このあとは簡潔にこの1か月の様子を写真と一緒に載せていきます。
職場での状況
まだ有旅の圃場のぶどうが植えたばかりでガッツリ剪定をする状態ではないため、七二会の圃場が今の私のメインの職場です。
山道を抜けた先で、急に視界が開けてきて、大きく広がるこの圃場の風景がワクワクします。
今の仕事としては、極寒期になる前に切るだけ切っておいた(切れているがまだワイヤーに絡みついている状態)枝を、
ワイヤーに巻き付いているヒゲ(つる)などを外しながら下におろし、
そして、落とした枝を上まで運んでまとめる。
これをひたすら繰り返す日々です。
(本当はもっと色々な作業もしているのですが、極寒期は畑の作業種類も少なく、次回のネタがなくなると困るので今月はこれくらいにしておきます)
前職から、1月に着任するまでの間、有休期間でダラダラしていた私にはなかなか堪えましたが、良い運動となり心地よいです。
そして、福祉と農業の連携の一環ということで、福祉施設の利用者の方もお手伝いに来てくれました。
少しわかりにくいかもしれませんが、休憩時間にソリ大会をしている様子です。
ここの圃場は、他の圃場と比べても木と木の間が通常よりも広いため、このような事もできるとのことです。
地域での状況
1月14日に、信里青池地区の会議と新年会があり、参加させていただきました。
会議の後の新年会では、皆様に本当に温かく迎えていただき、楽しいひと時を過ごすことができました。
今は、有旅ワイナリーのミッションが中心となっていて、普段地域の方々との関わりがあまりありませんが、
これから春になって自分でも畑をやるようになる頃には、顔を合わせる機会も増えてくると思いますし、地域の方々に色々教わりながらまた、楽しく過ごしていきたいと思っています。
最後に
このような感じで、これからは1か月に1度くらいのペースで、地域の事や、ワイナリーでのミッションの事をお話していければと思っています。
稚拙な文章ではありますが、篠ノ井信里の魅力を最大限に発信できるように頑張りますので、今後ともよろしくお願いします!
2024年1月27日
| 活動内容:移住・交流 |
ご無沙汰してます梅野です。
寒い日が続いていますが、その中で毎日りんごの木の剪定作業をしています。
気温の低い午前中は、積もった雪の上を吹いてくる冷たい風にさらされながらの外作業。
手がかじかんで思うように動かせず、脚立の昇降に手間取っている状態です。
何時間も雪上に居るので寒さが足元から伝わってきて...お陰でつま先に霜焼けが何ヶ所もできて困っています(笑)
今現在は裸の木。それが葉や実をつけた姿をイメージして、その頃に葉摘みや収穫作業をしやすい形にしていく等の理由で剪定作業を行います。
先ずは、お手本を見せてもらいながらの説明です。
この枝は残そう、とか、りんごの種類によって剪定のやり方が違う等、色々と考慮しなければいけないことを知ると、一本一本切るだけなのに色々と迷いが生じてしまい、とても気を遣いながら時間をかけて作業しちゃっています。
あまりにも難しいので、先ずは上に向かって伸びている徒長枝(とちょうし)を切る、と。
単純作業で少しづつ慣れていくという作戦に変更しました。
《写真では伝わらないが、寒さに震えながらの剪定作業》
何十年もするとりんごの木も寿命がきて、味、色ともに良い実をつけなくなります。
そんな時はその木を切り倒して、新しく苗を植えるのですが...そこでチェーンソーの出番!
ですが今は昔と違って、チェーンソーの講習を受けてからでないとチェーンソーを扱えないということなので、数日間のコースで講習を受けに行ってきました。
講習内容は、チェーンソーの基本的な操作から、刃の目立てなど、実際に自分が行なっている作業に直結するものから、10メートルクラスの木を切り倒すことを想定した作業方や、その為の道具の説明など、林業に従事する方に必要であろう知識まで学ぶことになりました。
午前中の学科では色々と習いましたが、一番覚えているのが長野県内の過去の事故例や死亡例の多さ。
チェーンソーはとても便利だが、本当に危険だということを改めて知りました。
学科では眠たくなりボーっとすることもありましたが、午後は午前中の学科を思い出し、
こんな感じで怪我したのかな、などと想像しながらの実技練習となったので、ほどよい緊張感に包まれて眠気は自然と無くなっていました。お陰で数日間の講習全てを無事に終えることが出来ました。
この先のチェーンソー作業では、この緊張感を忘れないようにしていこうと思います。
《チェーンソー講習会の実技練習風景》
追伸
先日、世界で唯一温泉に入る猿が見られる、という地獄谷野猿公苑に行ってきました。
イラストでよく見る猿のオデコに入ったシワ...
実物はそんなものが入る余地も無い、バラクラバ使用時の狭いオデコ...というかオデコが無い!
《あえての温泉に入る直前の猿》
2024年1月25日
| 活動内容:移住・交流 |
こんにちは。若穂地区担当の北村です。
9月から移住し、収穫期を味わってきました。
収穫が終わり、冬場は農閑期とは言われますが、新年からはブドウ・プルーンの剪定をさせていただいています。
この後も桃やりんごの剪定も学ぶ予定です。
剪定は枝を切って樹形を整えることで、果樹の実つきを良くする大切な作業です。
参考書などを読んでも基本的な手順はあるものの、実際には日当り、作業性、周りの木との兼ね合いなど、マニュアル通りにはいかず、経験則もないので、いざ切るのはおっかなびっくり、難しさを感じます。
自然相手ならではの醍醐味ではありますが、収穫を左右するとなると、自分の農地ではないので、余計にそう思います。。
これから霜や猛暑などの天候影響や鳥獣害など、ハードルは多いですが、自分が携わった樹がどう育つか実をつけてくれるか(?)楽しみです。
この1年が様々な果樹の剪定〜収穫までを通して学ぶ上での重要な年になります。
百聞は一見に如かず
百見は一考に如かず
百考は一行に如かず
百行は一果に如かず
百効は一幸に如かず
百幸は一皇に如かず
...ということで、道のりは長いですが、聞いて・見て・考えて・行動に移すよう、失敗も糧となると思って全力で取り組んでいきたいと思います。
できればこの春には少し何か植えてみたいなと思いつつ、画策してます。
↑ ブドウの中梢剪定
↑ プルーンの剪定(前)
P.S. 年末からの寒波を受けて、うちの水道管が凍りました。。所により水が出る場所もあったので致命傷にはなりませんでしたが、朝からの雪かきなど、新年から長野の洗礼を受けています。
2024年1月23日
| 活動内容:移住・交流 |
令和5年1月に長沼地区地域おこし協力隊として着任、
埼玉県北本市より移住してから1年が経過しました。
「あっという間の1年だった」
と言いたいところですが、もう何年もココの住んでいるかのように長野の時間、農家の1年はゆっくりと過ぎてきました。
2年目を迎えるにあたって、1年目と同じように過ごしてはいけない。
当たり前のことだけど...
農業未経験、果樹栽培未経験からスタートして、
この1年で勉強させて頂いたこと、経験させて頂いたことを活かさなければいけない。
改めて1年前の記憶をたどりながら...
とは言え、りんご栽培は1年で1サイクル。
1年掛けて、たった1回経験したに過ぎない。
地域おこし協力隊としての任期は残り2年。
2倍速あるいは3倍速でコトを進めないといけない焦りもあったりする。
年齢的に20代や30代の若い方々の2年とはワケが違うので...
だけどココ長野では時間がゆっくりと流れている。
それを忘れてもいけない。
このペースにはなかなか慣れないけれど...
2024年1月22日
| 活動内容:移住・交流 |
こんにちは。
戸隠地区の加藤です。
2024年に入り、着任して無事1年を迎えることができました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
最近の戸隠はすっかり雪に覆われ、真っ白です。
どれだけ暖冬と言われても、降るものは降るんですね。
年が明けて、やっと戸隠の冬になった気がします。
私の野菜づくりは基本1人でやることが多いですが、地域の方と共同で行うことも可能なのが農業の魅力の1つ。
昨年はお誘い頂き、地域の方と一緒に大豆栽培の作業を行いました。
作業の都度、都合の合う方々が集まり、一緒に作業する。
やったことがない作業の上、大きな畑。
作業前は「大変そう。いつ終わるんだろう」
唖然としてしまうことも共同で作業を行うと気がつけば
「あれ、もうこんなにもできちゃったんだ」と、
残りの作業面積も半分になっていたり、終盤になっていたりしました。
作業時間も短縮になり、
身体的負荷も軽減され、
コミュニケーションを取りながらの作業は精神的にも
「しんどい」だけではなく、
・「つかれた~」と言い合える人がいる
・作業終わりに「おつかれさま」と言い合う
・達成感を一緒に味わうと、楽しかった!になる
・近況を伝え合う
やってみると、共同作業の楽しさを味わう時間になり、自分の畑も頑張ろうと思えたのでした。
そして、栽培予定ではなかった大豆の栽培に部分的ではあるけれど携われたことは農業経験の1つになりました。
昨年は初めての作物栽培で、初めてだらけだった1年。
2024年は昨年の経験を経て、今年だからこそできる初めてのことにチャレンジしていく年にしたいなと、計画中です。