「大岡 堅信」の記事一覧
2023年3月16日
| 活動内容: |
こんにちは中条地区の大岡です。皆様グリーンウッドワークという言葉はご存知でしょうか?
「グリーンウッド(GREEN WOOD)」 は「生木」を意味します。 「生木」とは、森から伐採したばかりの 乾燥していない木のことでその生木を伝統的な手工具を使い割ったり 削ったりしながら小物や家具をつくるものづくりを「グリーンウッドワーク」 といいます。ナイフなど人の力で作る道具を使い人の手でバターナイフ、スプーン、ククサといわれるカップ、スツールなど暮らしの道具を作ります。
昨年、長野市森林いのしか対策課の企画で「森で楽しむグリーンウッド教室」でスプーン作り講座を受けました。飯綱高原という自然の中で生木を削るという体験は新鮮な感覚で、2日間をかけ太い山桜の枝からスプーンを削り出す作業は簡単ではなかったですが楽しい作業でした。
今年に入って何回か信州フォレストワーク主催のバターナイフ作り講座のお手伝いさせていただきました。信州フォレストワークにはこのグリーンウッドワークの伝道師のような方がいらっしゃいます。一時間で生木を削ってバターナイフを作り出すこの講座は各回満席になることも多く大盛況でした。私にも作れますか?と心配げな方も最後にはほぼ完成されていかれます。

2023年2月16日
| 活動内容: |
こんにちは中条地区の大岡です。このところ長野での雪で林業の仕事は停滞気味です。雪が積もった枝は滑りやすく木に登っての作業は危険を伴います。
中条の伐採跡地を整理する作業もやはり中断しがちです。雪が丸太を覆ってしまっては玉切り(切断)も困難になります。また、現場は傾斜地でもあるので滑りやすく足の置くところにも苦慮します。しかし雪を恨んでいてもしょうがないので丸太の雪を払ったり、木登りの練習をしたりと他の事を進めるとしましょう。
今日は林業を始めた、今までまったくといっていいほど体を動かしてなかった人間が、林業というかなりの肉体労働に携わって何が足りないのか、何の力を意識するべきかを考えて認識したことを書こうと思います。林業で必要と思った力は二つ「引っ張る力」と「投げる力」です。

2023年1月19日
| 活動内容: |
中条地区の大岡です。今年もよろしくお願いします。
地域おこし協力隊もはや2年たち、今年の12月末で卒業となります。
年末年始東京へ里帰りして東京の暖かさに慣れてきてしまったせいか、長野は極寒に感じます。そんななか少しづつ活動を再開しました。まずは中条の生板という地区にある伐採跡地の現場が私のフィールド。年末あたりから片付けはじめています。



2022年12月19日
| 活動内容: |
こんにちは中条地区の大岡です。今年もあとわずか、そして着任から2年たったこの機会に一年を振り返ってみます。
今年一月は果樹栽培から自然農法による栽培、なるべく農薬や肥料を使わない農法を習得すべく、中条の虫倉山のふもとまごころふれあい農園に通い始めました。まごころふれあい農園では有機農法による野菜を何種類も育て、宅配ボックスや卸業者さんへ出荷等をされていました。冬の時期なので野菜を育てるというよりも野菜を出荷するために貯蔵されているところから出して、出荷できるように調整することがメインでした。

自分がお借りしていた畑では、自然農法に適した品種の苗を購入し植えることを試みました。キュウリ、ミニトマト、カボチャ、レタスいずれも無肥料で苗は育ったのですが、できたものはあまりおいしくなかったり形が悪かったり不揃いとうまいようにはいきませんでした。唯一ミニトマトだけは普通に出来たように思われます。夏、彩を添える野菜として大変重宝しました。。

また、五大穀物の一つソルガムも昨年より面積を増やして種を蒔きましたが、発芽が確認できずあきらめて畑一帯の雑草を刈ったところ、後からソルガムとわかるように生えてきました。ソルガムの生命力恐るべしです。本来10月中旬にも収穫するべき作物ですが、生育の遅れから11月に収穫しました。順調に育てば本来1メートル50センチは高さがあるはずですが1メートルを満たないものがほとんど、ソルガム栽培も芳しいものではありませんでした。

今の時点でお借りした畑はお返ししました。来年は農業の作物を作る取り組みを停止したいと思います。次のフィールドは下の画像のような伐採跡地。ここをいかに整理してどれくらいの材を出荷できるかをテーマに取り組んでいきたい。もちろんその基本となる林業の技術を高めながら。。。

2022年11月21日
| 活動内容: |
こんにちは中条地区の大岡です。
めっきり寒くなってきました。
中条は長野市街地より体感で2°は低い気がします。
昨年は11月末にも雪が降ってきました。
いよいよ身も心も凍える季節、3シーズン目を迎えます。
7月からミッションに林業を加えたのですが、加えるにあたり直接きっかけをもらったのは、NPO法人信州フォレストワークによる中条地区での間伐が直接のきっかけでした。信州フォレストワーク(SFW)は、森林ボランティアによる里地里山の保全や森づくりに取り組み、2002年から長野県を中心に活動しているNPO法人です。間伐など里山の手入れから棚田での米づくり、学校林での環境教育など里山里地を保全、活用するためのさまざまな活動を実践しています。
以前も書きましたがここでの間伐の経験により林業への関心が強まりミッションを加えることにしたのです。いまの私の活動の一つの柱が信州フォレストワークでの森林ボランティア活動となってます。
間伐後光が差し込む杉林


私の活動のもう一つの柱が元長野市地域おこし協力隊の大野さんとの伐採作業です。林業に関心が出てきた今年の4月ごろ林業をミッションとしている鬼無里の木原隊員に連絡して作業現場をみせてもらいたいとお願いしたのがきっかけでした。以来大野さんの現場に呼んでいただき木を伐る方法から、特殊伐採、樹をつり下ろすリギングの方法など多岐にわたって教えていただいてます。特に木に登って伐る特殊伐採についてはお金を払ってでも習得したい技術、今はまだ木登りをスムーズにできるようにという段階ですが。。
以前は特伐についてなんとなくできらたいいなという程度でしたが、木原隊員に「高所恐怖症なのに特殊伐採されるんですね」と聞いたところ「特伐できないと食っていけないからね」と。その言葉を聞いて目の覚める思いで習得に取り組まなくてはと思いました。
大野さんのフィールドは長野市内の寺社、公園、個人等広く、いろいろな現場を体験させてもらっています。作業は木原隊員、元協力隊員のA野さんと最大4人で行っていて、チームならではの連携なども味わえています。
9月の真田公園、砂場の先のケヤキは今はない


ロ-カルな話題を一つ
11月3日、4年ぶりに中条でむしくら祭が開催されました。「むしくら」は信州100名山の一つ、中条のシンボルである虫倉山に由来します。長野市出身であるお笑い芸人の「もう中学生」さんのステージやさまざまな演奏があり大いに盛り上がりました。会場となった道の駅中条にはステージや広場があり他の道の駅にはない強みではないかと思いました。
