2023年6月 資格取得(中条地区 大岡)
2023年6月14日 | 活動内容: |
こんにちは中条地区の大岡です。
先日、小型移動式クレーンと玉掛けの資格を取得しました。中部技能講習センターというところで5日間かけて、本来小型移動式クレーン運転者講習と玉掛け講習別々に講習を受けると3日間づつかかる講習ですがセット講習ということで重複する部分を一度に済ませることで1日短くなっています。
林業では原木を運ぶときに小型移動式クレーンがあると重宝します。伐った材を市場や製材所に運ぶには必要不可欠といえるでしょう。小型移動式クレーンといっても名前だけ聞いてもわからない方もいるかもしれません。いわゆるユニックと呼ばれるトラックの運転席と荷台の間にクレーン機能が付いている車のことです。
講習は座学と実技に分かれそれぞれ受講した後に試験があります。一日目、小型移動式クレーン運転者講習の座学を朝から夕方までみっちり受け二日目の午前中も座学、午後筆記試験。そしてクレーン運転者に手や腕をつかって送る合図を学ぶというなかなかハードな時間を過ごしました。そして三日目いよいよ実技、クレーン操作などやったことのない私にはなれない操作でしたまずクレーンを転回しようとするときにレバーをどの程度動かすとクレーンが動くのか?いわゆる動き出しが全くつかめない。それとクレーンで荷をあげると必ずと言っていいほど揺れが出てしまいます。揺れをほっておくとどんどん大きくなったり、円を描くようにクルクル回りだしてしまうのです。なので揺れを止めるテクニックをその場で覚えなくてはなりませんでした。何回か繰り返し試験のコースを練習するうちになんとなく覚え、最後に緊張の実技試験。。手数や時間を度外視してゆっくり臨んだ結果今までで一番うまくいったかと思います。結果合格でした。(試験監も言ってましたが落とすための試験ではありません)
四日目からは玉替け講習です。荷をクレーンなどで吊るためフックやワイヤーロープを使う作業です。一見簡単なように聞こえるかもしれませんが、積み荷がどれくらいの重さか目測計算したり、積み荷がバランスを崩れないよう配慮したり、質量に応じたワイヤーを選択しなくてはなりません。そしてこれも実技試験があります。
五日目、あいにく雨模様でしたがもちろん実技試験は行われます。3人一組で作業の確認、作業者の安全確認、クレーンの呼び出しからクレーン作業終了などをこなします。クレーン作業終了時には敬礼をするのですが、生涯初めて真面目に敬礼しました。玉掛けについてもなんとか合格し晴れて資格証を手にすることができました。この資格は特に更新する必要なく一生もっていられるので持っていて非常に安心感があります。
今回ありがたいことに資格を取らさせていただいてまた新たな気持ちで林務に取り組んでいきたい。また新たな資格取得も狙いながら。と思っている所存です。
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久々に中条からの景色
樹上から撮ったアルプス
ちょっとわかりずらいですね