信里生活12か月目(篠ノ井信里地区 那須野)
2024年12月16日 | 活動内容: |
こんにちは!
篠ノ井信里地区の那須野です。
この記事を書いている本日、我が家の窓の外はしっかりと雪が積もっています。
今の時期は、ワイナリーでの作業もぶどう畑での作業もひとまず休止していて、
わりとのんびりと過ごしてい・・るかと思いきや、野沢菜を収穫したり大根を収穫したりと、意外と畑にいます。
・ぶどう畑でのこと
12月初旬、初めて乗用モアに乗らせていただきました!
乗用モアとは、ゴーカートみたいな車に乗って草刈りをする機械です。
とはいっても、今回の目的は草を刈る事ではなく、
株の周りを常用モアで踏むことで、ねずみの害を減らそうということだそうです!
・千曲川ワインアカデミーでのこと
11月後半から12月半ばまで、千曲川ワインアカデミーで学習してきました。
肖像権とか?でこの写真がいいのかはわかりませんが、ワイン業界では非常に有名な先生方に講義していただき、
すごく充実した内容で、非常にためになりました。
そのほか、メルシャン椀子ワイナリーにも見学に行き、内部まで詳しく見せていただきました。
内部情報は企業秘密だと思うので、ここでは割愛させていただきます。
ワイン勉強会
そして千曲川ワインアカデミーの後の、ワイン勉強会では、それぞれが趣向を凝らしたワインを持ってきて、
品種と国の特徴を勉強するということをしました。
品種特性や、国の特性、それぞれの飲み手の感性など、非常にレベルの高い会で、
自分はまだまだ知識がない事を改めて実感した次第です。
こうやって詳しく感性豊かな仲間と語りながらグラスを傾けることで、さらに深くワインの世界を知っていくことができるので、
やはりワインは一人で飲んでも本当の意味では楽しめない飲み物なんだと思います。
ちなみに、勉強会という名目とはいえ、お酒を飲んでいるこの時間は完全プライベートです。念のため。
・我が家ではない野菜畑でのこと
大根
野菜畑での作業は、協力隊を卒業した後、ぶどうの仕事がない晩秋から冬の時期の仕事をどうするかという考えのもと、研修をしています。
(一応今年度のミッションには野菜作りは入っていなかったので念のため言い訳です・・)
で、この研修で学んだことは、販路を確保することがいかに大事かということでした。
そして納品先が近いという事も地味に重要でした!
野菜を綺麗に上手に作るのはもちろん大切な事です。
しかし、自分で販路を開拓し、加工品用に出荷できる販路があれば、
規格にさえ当てはまっていれば形が多少悪くても(大根を例にすれば、もちろん二股で使いづらいモノや小さいモノは無理ですが)
労力を最大限に減らして効率よく栽培できる事を学びました。
スーパーに並べるための形の綺麗な野菜だけでなく、
給食の根菜類や、つけもの用の葉菜など、、加工用野菜ビジネスは本業のぶどう栽培の合間にできる重要なヒントとなりそうです。
野沢菜
野沢菜の収穫もお手伝いしました。
大量の大きな野沢菜を軽トラいっぱいに積んでる姿は圧巻だったのですが、作業に夢中で写真撮りそこねてました。
ちなみに、収穫した野沢菜の下には大きなカブができます。
これらは本来、収穫せずにそのまま廃棄するので、もったいないので大量にもらってきました。
泥まみれのカブを玄関先で洗っていたら、ご近所さんに話しかけられ、おすそ分けをしたところ、
おやきになってお返しをいただきました。
野沢菜カブを細切りにしたものを味噌で炒めて中身の具材とするのだそうです。
初めて食べましたが、美味しくいただきました!
・野沢菜カブ料理
正直、ぶどう畑やワイナリーのネタがないと、ブログで書くことがなにもないため、
なにかネタを仕入れなくては!と思い、とりあえず野沢菜カブを料理してみました。
廃棄してしまっている野沢菜カブが地域の名産になったら楽しいかなとか考えましたが、
収穫や泥落としも面倒で、そんな手間をかて出荷する野菜でもないのかな~なんて思いなおし。。
まーすっごいどうでもいいので、このレシピ?の部分は読み飛ばしてください(笑)
野沢菜カブポタージュ
野沢菜カブをすりおろして、コンソメとハムで味付け。
じっくりと煮ないとトロトロにならずに暖かい大根おろしを飲んでいるような感じ。。
しっかりと長時間煮込むことが大切です
切り干し野沢菜カブの油いため
細く切って塩もみして干した野沢菜カブを、鷹の爪、酢、砂糖、ごま油、しょうゆ、だしの素で味付けをし、炒めたもの。
当初は漬物のつもりでしたが、酸味とクセが強かった為、油で炒めてまろやかに。
なんとなく『ごんじり』
野沢菜カブのラペ
野沢菜カブを極細切りにし、さらにリンゴの細切りを加え、酢、オリーブオイル、砂糖、塩コショウ、をあえたもの。
大根のなますに近い感じ
野沢菜カブのひき肉あんかけ煮
カブを7,8mm幅くらいのいちょう切りにし、
炒めた豚挽き肉とともに、酒、白だし、しょうゆ、みりん、水などとともに煮て、水溶き片栗粉でとろみをつける。
比較的食べやすく初心者向け
野沢菜カブのグリル焼き
カブは5mmほどのいちょう切りにし、にんにくは薄切り
フライパンにオリーブオイルを敷き、にんにくとともに焼く。にんにくは香りが出たら一旦取り出して焦げないように。
仕上げに黒コショウ、粉チーズ、オリーブオイルをかける
野沢菜カブおろしの和風パスタ
パスタを茹で、野沢菜カブをすりおろす。
その上にシーチキン、刻み海苔を乗せ、しょうゆをまわしかける。
パスタは温かくても冷たくてもOK
野沢菜カブの味噌漬け
カブを5mm幅のいちょう切りにし、味噌と砂糖に入れたのにつける。
味噌が水っぽくなってきたら完成
味噌を洗い落として食べる
そして、以下は作ったけど撮り忘れたので写真無しです・・・。
野沢菜カブのカクテキ
カブを2cmの角切りにし、塩を振って水けを切る
コチュジャンとかから作るのもめんどうなので市販のキムチ漬けのもとに、サクラエビを入れ混ぜ合わせる
そこにカブを入れ、30分以上おいたら完成
野沢菜カブの千枚漬け
皮を厚く剥いて、大根大の円筒状にし、スライサーで薄くスライスする
塩をふり、やわらかくなったら水けを切る
酢と砂糖を同量の液に30分以上漬け込み、器に盛り柚子を飾り付けて完成
野沢菜カブ料理を作ってわかったこと
ここまで野沢菜カブを追求したブログもそうないと思いますが、
地域おこし協力隊のブログで私はなにをやってるんでしょう(笑)
ともあれ、野沢菜カブは、普通のカブと違い独特の香りがあります。
が、独特の香りは収獲後すぐの方が強く、時間と共に少しづつ弱まっていきます。
食感や使用感は、大根とカブの中間みたいな位置づけになりそうです。
11月~12月くらいに、たまに直売所とかでも売っているので気になった方はよければ試してみてください。
あ、ついでに野沢菜カブのたくあん漬けも今試しているところです。
・有旅ワイナリー倶楽部活動報告会&懇親会
12月14日、私が事務局を務めさせていただいている、
有旅ワイナリー倶楽部という、ボランティアで収穫に来ていただいたりしている団体の皆様に、
今年の有旅ワイナリーの活動の報告と、これからの予定の発表をしました。
メンバーは30名強いらっしゃるのですが、年末の忙しい時期&信里の冬の交通の便事情などもあり、
今回は半数くらいの人数での開催でした。
報告会の後は、懇親会を行い、有旅ワイナリー役員達のワインや、長野市のワインと、
信里の前協力隊の方に作っていただいたイノシシ料理とのペアリングも楽しみました。
有旅ワイナリー役員と参加者の方々にブラインドテイスティングをしていただくミニゲームなどもやってみて
盛り上がったのではないかと思います。
地域に根付いたワイナリーとなるよう、そして地域と有旅ワイナリーのつなぎ役となれるよう、
これからも楽しくやっていきたいと思っています!
・ご近所からのいただきもの
今月もたくさんのリンゴを頂きました。
こちらは『あいかの香り』という、珍しい品種のリンゴです。
ほのかに甘い繊細な香りがし、歯ごたえもよく、
酸味が非常に少ないため、やさしい甘味をダイレクトに感じられるりんごでした。
そして、別の方からも。
こちらは品種は聞きそびれましたが、
酸味と甘みのバランスがよく、味の濃いシャキッとしたリンゴでした。
新潟の実家に送ってくださいと、ビックリするくらいたくさんのリンゴを頂きました。
これが2段積みで、しかもさらに別箱で自宅用にまで。
どちらのリンゴも美味しくいただきました。
いつもありがとうございます!