「戸隠」の記事一覧
2017年2月11日
| 活動内容:農地活用 |
戸隠地区の水谷です。2月も半ば近いですがかなり寒いです。中山間地に春の気配はまだありません。こんなに積雪が多くて(雪かきをしていないところは寝雪が1m近く)植物は越冬できるのか?と感じてなりませんが、自然界の力は本当に凄いんですよね。
春になればきっと一斉に山野草が芽吹いて来るはずです。わらび、コゴミ、ウド、タラの芽、カンゾウ、ふきのとう、コシアブラ、、、今から春の恵みが楽しみです!
今月の協力隊ブログテーマはそれぞれの地区の特徴あるモノ・コトのご紹介です。私は農業に日々取り組んでいるので、植物の生育環境に関心が向いています。今回の記事では戸隠の地形について書かせて頂こうと思います。
まずは戸隠エリアを俯瞰したいと思います(大凡この四角の中が戸隠エリアです)。一目で山々に囲まれている場所だということがわかります。山あり谷ありの高低差が大きく不便なところとおっしゃる方もいますが、いやそこが魅力的なんですよね、と私は感じます。
長野市街地から車で20分程度で来ることができます。昔は長野市街地から戸隠までは一山二山を越えての行き来が難儀で奥地というイメージだったようですが、今はトンネルや車道が整備されており、信号が1基も無いので案外ストレスなくスムーズに街までおりることができます。
2017年1月21日
| 活動内容:農地活用 |
皆さん、こんにちは。戸隠地区の水谷です。先週から日本各地で大雪に見舞われていますね。戸隠も積雪がかなり凄いです。数日間降り続き、新雪のところでは軽く腰上くらいの積雪があります。
そんな中、地区内でのそば打ち講座、どんど焼き祭り、農業者の新年会に参加させて頂きましたが、皆さん(70代の方々も多い)当然のことのように大雪にビクともせず、逆に待ってました!というようなムードの方、まだまだこれぐらいでは全然だねと言って、楽しみにながらワイワイ盛り上がっていました。
ご一緒する私は、いや、これはとても良い経験だなと思い始めました。山で生きる力強い先輩達の姿勢に大いに刺激を頂きながら、慣れない除雪機の扱いも随分できるようになり、雪が降ればせっせと除雪を行っています。
戸隠・西条地区の雪化粧の風景。日本昔話みたいですね。
2016年12月17日
| 活動内容:農地活用 |
戸隠地区の水谷です。あっという間に12月も折り返し地点を過ぎました。中山間地の師走は忙しいです。今月は来年に向けて耕作放棄地の整地・再生に加えて、地区行事、農業者の集まり、忘年会など、沢山のスケジュールが入ってきています。
そして、そのどれもが大切です。人が少なくなっている地域環境であるからこそ、より一層団結力や繋がりが重要になってきます。公民館や集会所で農作業の進捗やご近所の様子をお互いの顔を見て、小料理を持ち寄ってワイワイ楽しく話しながら情報交換をする、私もようやくそのペースに身体が馴染んできた感があります。「田舎は一度入ると家族のような親密なお付き合い」とよく言いますが、本当にその通りだと思います。
地の方々と移住者は文化・習慣・仕事の進め方・価値観など、異なる部分が多々あると思います。実際、私もそうでした。どんなことも刺激的&新鮮で楽しいのですが、戸惑いが無かったかといえば、そうではありません。特に人との関係作りと仕事の進め方という点では驚くことも多々ありました。しかし、様々な行事やイベントに積極的に参加するうちに、独特のリズムや間(ま)、会話の展開・流れに慣れてきて、移住間もない頃に比べて弾力が出てきたように思います。自然豊かな環境と同様に人付き合いもシンプルに見えて多様、そして深い、中山間地の魅力をまた一つ発見できました。
今月のブログテーマは「今年のまとめ」です。私は今年7月から協力隊としての活動が始まりましたので、この半年を写真と共に振り返りたいと思います。
畑に鎮座した御柱。移住先の地区で今年7年に1度の御柱祭りが開催されました。
2016年11月19日
| 活動内容:農地活用 |
戸隠 旧柵地区の杉の紅葉の様子(11/11撮影)
冬の足音がすぐそこまで近づいてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?戸隠担当の水谷です。
11月の半ばを過ぎ、朝が氷点下の日は珍しくなくなり、戸隠に一気に冬がやってきたような印象です。戸隠は山々に囲まれている場所が多く、午後2~3時ともなると日が陰り、夕方以降の寒さも厳しくなります。昼夜の寒暖の差の大きさも中山間地ならではの特徴だと思います。人間の生活リズムも気候の変化と共に有りという感じです。
私が住む集落には数十年前に一斉に植林された落葉松が沢山生えています。最近まで寒さにビクともしない様子でしたが、ここ1週間くらいで一気に紅葉が進んでいます。戸隠の中でも奥地とよく言われる旧柵地区・西条では緑と橙色のコントラストが美しい景色が広がる今日この頃です。
さて今回のブログテーマは「今月の活動」です。11月は地域間交流事業(戸隠⇔古牧、第二地区)への参加、都市部での農産物の販売(鬼無里の西田隊員が詳しく書いてくださいました)、戸隠中社ゲレンデでの茅刈り(茅葺き屋根に使用)など、目玉となるイベントが月中頃までに多数ありました。
一方、地味で時間を要する作業ですが、来年の野菜栽培に向けて時間の合間を縫って進めてきたことがあります。それは「土作り」です。良質な土作りのため、土地の方々からアドバイスと参考文献を紐解いたり、インターネットで情報収集をしながら、これは!と思ったら即実行の感覚を優先して取り組んでいます。これがまた面白く、最近熱中しています!
今回の記事では土作りのために取り組んでいることを3つの視点からまとめたいと思います。
1.耕作放棄地の整地
2.土壌分析
3.土中での堆肥作り
2016年10月29日
| 活動内容:農作業 |
紅葉に染まった戸隠山と鏡池 木々は冬支度を始め赤橙色に染まっています
(撮影日:10/27)
戸隠地区の水谷です。戸隠では今週は霜が数回おり、早朝は3~5℃くらいに冷え込む日も珍しくなくなってきました。都市部に比べて冬の到来は1カ月くらい早いでしょうか。中山間地は気候も温度も季節も次々に移り変わっていきます。
人間よりも動物の方が多く、車の音よりも風や水音がよく聴こえ、民家やお店よりも田んぼや畑が圧倒的に多い戸隠。今の時期、きのこや栗、クルミなど、自然からの贈り物が豊富です。