「梅野 大樹」の記事一覧
2024年12月13日
| 活動内容: |
ご無沙汰してます、信更地区担当の梅野です。
信更町で毎年のように行われていたりんご祭り。
コロナ渦でしばらくの間中止になっていましたが、今年から"収穫祭"とリニューアルして行われました。
協力隊からは僕の他に川中島と戸隠から参加してくれ、収穫祭を盛り上げてくれました。
リニューアルして1回目の開催ということで、どの程度の来場者かと心配していましたが、蓋を開けてみると来場者数700人の大盛況となりました。
今年2月に都内で行われた全国協力隊サミットで知り合った、青森県弘前市相馬村の協力隊員とお互いのりんごをお互いの地域で紹介しようということで、相馬村のりんごと信更町のりんごをトレードしました。
信更町からはりんご以外にヤーコンや蕎麦粉、ケツメイシ茶、ルレクチェを送り、相馬村からはフジ以外にホワイトフジや青林という、こちらでは聞いたことのない珍しい品種を送ってもらいました。
<信更町の名産品を送りました!>
<相馬村からやってきたりんご達>
自分でも相馬村のりんごを食べてみましたが、信更町のりんごに負けず劣らずシャキシャキと歯応えも良く、とても甘くて美味しかったです。お互いに栽培方法や今年の状況など情報も共有できました。
収穫祭では相馬村からのりんごを"長野VS青森"として宣伝・販売しました。
地元のお客さん達は相馬村のりんごに興味を持ち、面白がって購入してくれました。
これからも、知り合った他県の隊員の方にトレード話を提案してみようと思います。ご縁に感謝!
信更町、色々な地域に知れ渡っていったらいいなあ~
2024年11月15日
| 活動内容: |
ご無沙汰してます、信更地区担当の梅野です。
11月に入っても日中の気温が20度近い日もあったりと、ちゃんと冬が来るのか心配になりますが、それでも年末に植えるたくさんの苗のためにワラを準備しました。
冬将軍の到来に備え凍結を防ぐ&来春の雑草防止や土を乾燥させないために。
苗にワラを巻きつけることにより冷たい風邪にさらされないようにして越冬させ、細かく切ったワラを木の周りに撒いて、土の乾燥を防ぎつつ陽の光が届かないようにして雑草の成長を止めます。
ワラを撒くのはカリウム過多になる等の話も聞きますが‥とりあえず初めてなのでやってみます!あまり良くなければ来年からは無しで(笑)
同じ地区の米農家の方から、脱穀した後のワラを自分でまとめるという条件で、無料で沢山もらいました。
米農家の方はワラを処分する手間が省けたと喜んでおり、ウィンウィンとなりました。
まとめたワラは軽トラの荷台に積み上げ、田んぼと圃場を何往復かして運搬しました。
圃場の脇にコンパネを敷き、その上にワラを山積みにしてブルーシートを被せ、来たるべきその日まで寝かせておきます。
<七面鳥が隠れてそうな荷台>
2024年10月16日
| 活動内容: |
ご無沙汰してます、信更地区担当の梅野です。
先月末に都内で行われたイベント、ふるさと回帰フェア、に参加させてもらいました。
日本全国の自治体がブースを出し、移住を考えている人の相談に乗れるようにとの催し物です。
その各ブースから少し離れた場所で、特産品のアピール、販売をしてきました。‥‥ようするにりんごです。
フェア当日、会場に着いて出店準備を始めた頃、釣り銭を自宅に忘れてきたことに気がつきました。
今回は普段のマルシェと違って二日間の開催、且つ日替わりでブースを担当するということで、この日の長野市ブースは僕一人で行いました。
まだ品物を何も並べていない状態で、もう間もなく開店の時間。
本当にピンチでしたが、長野市役所から来ていた方々の協力や、たまたまブースが隣になった方に助けてもらい、釣り銭を用意することができました。
フェア後半には、開催場所と僕の地元が近いということで、幼馴染二人も応援に駆けつけてくれました(半分は冷やかしで)。
お陰でとても心強く、楽しく無事に終わることができました。
そして、長野市内のお客さんとはまた違った、都内のお客さんの生の声が聴けて良かったです、出店の際の参考になりました。
また、こういった都内のイベントがあれば参加したいと思います。
<Yじ、Fっちゃん、本当にありがとう!>
2024年9月27日
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ご無沙汰してます、信更地区担当の梅野です。
九月に入り、シナノスイートの葉摘が始まりました。
そして、信更町に移住して一年が経ちました。
移住して初めての圃場作業が、シナノスイートの葉摘だったので、一年ぶりの木の、葉摘をしながらいろいろな事を思いだしていました。
最初はおっかなびっくりやっていた作業も、慣れていくうちに誤って落としてしまったりんごを、何とも思わなくなったなどの心境のが変化があったり、圃場での作業自体も慣れてきて、葉をむしるのも速くなるなどの技術面でも変化がありました。
この一年、自分なりに一生懸命やってきたつもりですが、思い返すとあーしとけば良かったこーしとけば良かったと思うことがそれなりにあります。
協力隊卒業&独立した農家になるまで、後二年間の猶予はありますが‥きっとあっという間だろうなと想像できます。
協力隊を卒業した後、あーしとけば良かったこーしとけば良かった、を少しでも減らせるように、今のうちに色々と試しみようと思います。
今年のシナノドルチェは、猛暑で高温のためにタンソ病にやられてしまっているところが多いそうで、僕の研修させてもらっている圃場でもタンソ病が出てしまっています。
このタンソ病、厄介なことに収穫している時はキレイなりんごでも、収穫後何日かすると中に潜んでいた菌が悪さをして、りんごの表面や中身を茶色く傷ませてしまいます。
収穫時に傷んでいるりんごは当然処分します。すると穴いっぱいの破棄りんごに!
この破棄りんごから、バイオエタノールを作り出す研究もされているようですが‥その機械を一般人が使えるようになるのはまだまだ先の話でしょう。
それまで僕にはどうすることもできないので‥今日も穴へ放り込んでおきます。
ん~MOTTAINAI
<研修先での破棄りんご>
2024年8月23日
| 活動内容: |
ご無沙汰してます、信更地区担当の梅野です。
今年初めから任せてもらっている圃場の、一本だけある早生りんご シナノリップが、収穫の時期を迎えました!
樹齢数年のまだ若い普通樹なので、80~90個もほどしか実っていませんが。
それでも、真冬の葉っぱ一枚無い枯れ木のような状態から、寒さや暑さに苦労しながら、剪定、花摘み、摘果などを行って、たくさん葉をつけた木に実ったりんごがやっと食べられるようになったということで、収穫時の喜びもひとしおでした。
そしてこれまで何も考えずに食べていた野菜や果物、これら一つ一つがそれぞれの農家さんの ″努力の結晶″ なんだと知りました。
このシナノリップ、長野県生まれで、この夏の暑い時期に収穫できるりんごもかかわらず、シャキッとした歯応え、適度な酸味があってさっぱりと食べられる品種です。
友人・知人にあげると、え?貰えるの?ありがとう、と目を輝かして受け取ってもらえる桃やブドウ。
対して、ああ‥ありがとう、という感じでさらっと受け取ってもらえるりんご。
そんなりんごでも重宝がられる時期がありました!それはお盆!!
近所のスーパーでもりんごが売り切れていたので、嬉しくて店員さんに尋ねたところ‥どうやら仏壇にお供えするそうです(笑)
まあ僕自身もりんごはそのイメージでしたし、この時期はまだりんごの数も少ないですからね‥納得。
そんなりんごですが、いつの日か皆んなにもてはやされるようになる事を夢見て、明日からもずくだしていきます!!
<努力の結晶>
追伸
よく耳にすることわざ
一日一個のりんごを食べていれば医者にかからなくて済む
このことわざ、日本のものではなくイギリスのものらしいです。
‥この前ラジオでやってました(笑)
ちなみに英語で書くと
An apple a day keeps the doctor away
のようです。
お手頃な値段で手に入り、日もちするりんごですが、すりおろしりんごなどは、便秘の改善や病中の食事に最適と、美容・健康にとても良い果物です。
これを機に、改めてりんごを見直してみては?