「梅野 大樹」の記事一覧
2024年4月22日
| 活動内容: |
ご無沙汰してます信更地区の梅野です。
本格的に暖かくなってりんごの蕾が膨らむ前に、グラニースミスを接ぎ木をしてみました。 お菓子やケーキ作り用に酸味、硬さのあるりんごが欲しいので...かと言って苗から植えていたのでは、しっかりと数を収穫できるまでに時間がかかってしまうので接ぎ木、と。
接ぎ木の切り口が乾燥しないように、水飴のような薬品を塗るのですが、これがまぁーよく腕や服に着くこと...。 接ぎ木した部分をテープでグルグル巻にするので、その作業の際や、脚立の昇り降りの際にどうしても...。 洗濯しても完全に落ちない薬品の痕と引換に、接ぎ木した穂木の蕾が膨らんできた喜びを得ることができました!
〈接ぎ木の蕾〉
圃場の周りにはところどころ菜の花が咲いています。
この菜の花をキレイに刈ってくれ!と園主である師匠に言われ、こんなにキレイなのに勿体ないなぁと思い理由を尋ねてみると、 りんごの花が咲く時期に他の花があると、そっちの花に行ってしまうハチも出てきて、りんごに向かうはずだった受粉の為の勢力が分散されてしまうため、とのこと。 ...ん〜深い...納得です。
ちなみに、この菜の花の地中を掘ると大きなカブが! 食べられなくはないですが、とてもマズいそうです。
〈カブの写真〉
PS 信更町には隠れた?あまり目立たない?あまり知れていない?一本桜、があります。 桜はその辺りにも沢山ありますが、この一本桜は単体でも見栄えする立派なものです。 満開の時期なのに人っ子一人居ない...まぁ独り占めできていいんですけど。 北アルプスの後ろに沈む太陽...マジックアワーの中で撮った写真がキレイなので、是非観てください!
〈一本桜での写真〉
2024年3月22日
| 活動内容: |
ご無沙汰してます、信更地区担当の梅野です。
剪定も無事に終わり、今は次の段階の作業に入りました。
剪定した後には、菌が入らないよう切り口に薬品を塗布するのですが、そんな作業は想定していなかったので、ただ単に徒長枝(とちょうし)という邪魔な枝を切ることしか考えていませんでした。そのため切り口がささくれだっていたり、しっかりと根本から切っていなかったりと、薬剤の塗布がしにくい状態でした。
その後の作業が有っても無くても、最初から何でも丁寧に仕事はするべきだなと学びました。
人間で言うところの角質削りのような事もやりました。
粗皮削りと言って、幹や枝の表面に沢山ついている、剥がれかけた古い樹皮を削っていく作業です。
このささくれだった古い樹皮の内側に虫が隠れているので、樹皮を剥がさないと消毒が隅々までしっかり行き届きません。
専用の器具を使って、人力で一本一本粗皮を剥がしていきます。
これがなかなか時間のかかる作業で・・・二月に比べて三月は雪の日が多かったのと、三月下旬に消毒散布の予定が組まれている、この二つの壁が立ちはだかりましたが、薬剤塗布と違って粗皮削りは少しの降雪くらいなら作業出来たので、天気の良い日に薬剤塗布、天気の悪い日は粗皮削りと、作業を並行して急ピッチで進めていき、なんとか消毒散布までに終わらせる事ができました。
P,S
知り合いの農家さんに習って、原木に椎茸、なめこの駒うちをやりました。
今やったのが収穫出来るのは、今年ではなく来年の秋だそうです。
ほったらかしで良いなら楽ですが、陽射しを避けるように工夫したり、原木を天地返ししたり、夏場などは水をくれてやらないといけなくて・・・
色々と大変な分、来年の秋が楽しみです。
2024年2月23日
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ご無沙汰しています、信更地区の梅野です。
年始から剪定が始まっていますが、相変わらず剪定には慣れずに、どの枝を切るべきかと作業をしている時間より、りんごの木を眺めて悩んでいる時間の方が長いという状態が続いています。
りんごの木の主枝(幹から枝分かれした太い枝)が上に向かって伸びているのが良いとされているので、主枝の鼻先が垂れ下がっているものは、下側から支柱を入れて持ち上げるように立るのですが、力加減がわからずに力一杯持ち上げてしまい、主枝を途中から折ってしまいました。
この折ってしまった枝の先には、本来なら何個のりんごが実ったことか・・・
しかもその折れた枝が、掛けていたお気に入りのメガネを直撃して鼻パッドが歪んでしまい・・・二つのショックでしばらく動けませんでした・・・
まー自分が悪いんですけど。
先日、都内で行われた『全国協力隊サミット』に長野市の他の隊員と共に出席させてもらいました。
信更地区では、やまのぶりんごを使ったリンゴジュース、りんごチップスをご紹介させていただきました。
購入くださった長野県岡谷市の隊員の方は、持ち帰り仲間の間で出た商品の感想を細かく分かち合ってくださり、有難い限りで、これからの商品開発に役立たせていただきます。
それから東北地方の隊員や、九州地方の隊員等、普段信更町にいたのでは絶対に知り合う事はないだろうというような方々と繋がる事も出来ました。
このご縁をきっかけに、信更町産のモノと他県産のモノとの、何かコラボ商品が出来たら良いなと考えています!
・・・今は何も思いつきませんが(笑)
コラボと言えば、最近『学び舎(や)めぶき』という若者の居場所兼就労支援のスタッフと知り合う機会があって、信更町赤田産のりんご✖️『学び舎(や)めぶき』として、りんごチップルを作ってもらっています!
グラニースミス、シナノゴールド、サンふじの三種類に、それぞれビター、ホワイト(共にオーガニックチョコ使用)、プレーンのラインナップ。パリパリの食感とりんごの甘みが絶妙です!
機会があれば是非お手に取ってご覧ください!
追伸
長野市川中島にある『学び舎(や)めぶき』は、社会に出てから行き詰ってしまった若い人達の『もう一度チャレンジしたい!』という気持ちを大切に、一歩踏み出すサポートをしていく、新しい形の学び場で、利用料は無料です。
小中高校生のご利用も可能で、近日、長野市篠ノ井にも2拠点目がオープン!
詳しくは下記へお気軽にお問い合わせ下さい。
https://www.manabiya-mebuki.com/
2024年1月27日
| 活動内容: |
ご無沙汰してます梅野です。
寒い日が続いていますが、その中で毎日りんごの木の剪定作業をしています。
気温の低い午前中は、積もった雪の上を吹いてくる冷たい風にさらされながらの外作業。
手がかじかんで思うように動かせず、脚立の昇降に手間取っている状態です。
何時間も雪上に居るので寒さが足元から伝わってきて...お陰でつま先に霜焼けが何ヶ所もできて困っています(笑)
今現在は裸の木。それが葉や実をつけた姿をイメージして、その頃に葉摘みや収穫作業をしやすい形にしていく等の理由で剪定作業を行います。
先ずは、お手本を見せてもらいながらの説明です。
この枝は残そう、とか、りんごの種類によって剪定のやり方が違う等、色々と考慮しなければいけないことを知ると、一本一本切るだけなのに色々と迷いが生じてしまい、とても気を遣いながら時間をかけて作業しちゃっています。
あまりにも難しいので、先ずは上に向かって伸びている徒長枝(とちょうし)を切る、と。
単純作業で少しづつ慣れていくという作戦に変更しました。
《写真では伝わらないが、寒さに震えながらの剪定作業》
何十年もするとりんごの木も寿命がきて、味、色ともに良い実をつけなくなります。
そんな時はその木を切り倒して、新しく苗を植えるのですが...そこでチェーンソーの出番!
ですが今は昔と違って、チェーンソーの講習を受けてからでないとチェーンソーを扱えないということなので、数日間のコースで講習を受けに行ってきました。
講習内容は、チェーンソーの基本的な操作から、刃の目立てなど、実際に自分が行なっている作業に直結するものから、10メートルクラスの木を切り倒すことを想定した作業方や、その為の道具の説明など、林業に従事する方に必要であろう知識まで学ぶことになりました。
午前中の学科では色々と習いましたが、一番覚えているのが長野県内の過去の事故例や死亡例の多さ。
チェーンソーはとても便利だが、本当に危険だということを改めて知りました。
学科では眠たくなりボーっとすることもありましたが、午後は午前中の学科を思い出し、
こんな感じで怪我したのかな、などと想像しながらの実技練習となったので、ほどよい緊張感に包まれて眠気は自然と無くなっていました。お陰で数日間の講習全てを無事に終えることが出来ました。
この先のチェーンソー作業では、この緊張感を忘れないようにしていこうと思います。
《チェーンソー講習会の実技練習風景》
追伸
先日、世界で唯一温泉に入る猿が見られる、という地獄谷野猿公苑に行ってきました。
イラストでよく見る猿のオデコに入ったシワ...
実物はそんなものが入る余地も無い、バラクラバ使用時の狭いオデコ...というかオデコが無い!
《あえての温泉に入る直前の猿》
2023年12月27日
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ご無沙汰しています梅野です。
フジリンゴの収穫も無事に終わり、圃場での作業もひと段落。
年明けから任せてもらえる、一反部分の何も植っていない一角に、新しくりんごの苗木を植えさせてもらいました。
この先ずっと苦楽を共にするこの木。風で倒されぬよう支柱を立ててくくりつけ、寒さで枯れぬよう苗木に藁を巻き、その周りにも藁を敷いてと、窮屈なところはねーか、お腹は出てやしねーかと、まるで我が子やペットに接する様な感じでの作業となりました。
三~四年後にはしっかりとした実を付けてくれることを祈りながら‥
<植えたのは果肉も赤いキルトピンク‥切るとピンク‥ナイスネーミング!>
先日、長野市役所で開催されたサクラマルシェに、今回初出店しました。
庁舎内ということで、お客さんも職員の方のみかと思いきや、一般の方もそれなりに来ていて意外でした。
買いに来てくれた一般のお客さんに信更町について尋ねると、りんご栽培は有名よね、とご存じの方もいらっしゃいましたが‥あまりピンと来ない人が多いようで‥もっともっと信更町をアピールしていかなきゃなと感じました。
そんな矢先、同じサクラマルシェ内の出店者が、今回出品していた酸味の強い緑色のりんご、グラニースミスに興味を持ってくれました。話を聞くと、
色々な果物で果実酒を作っていて、今は酸っぱいりんごを探している。そしてその農家さんと繋がりたい、とのこと。
生憎このグラニースミス、僕の研修させてもらっている圃場のものではなく、信更町で珍しいりんごを栽培している農家の方に譲ってもらったものでした。
はっ!ここでこの方とその農家の方を繋げるのも協力隊の仕事では!?間接的に信更町の名前が広まるし、ウィンウィンなんじゃないか!?とピンときた僕は、キューピッド役を買って出ました。おっさんを、おっさんが、おっさんに紹介するという‥。
人民の、人民による‥みたいな。
協力隊としての任務を再認識した瞬間でした。
上手くマッチングして新商品開発されて、信更町が知ってもらえたらいいな~なんて。
ん~他力本願!
<りんごの里信更さんから借りたハッピーな半被>
追伸
信更町は、北アルプスのスキー場まで30分~一時間で行けるので、先日お昼近くからスノボに行って来ました!
スキー場に着き腹ごしらえしてから滑り始めるという、その日思い立ってすぐにスノボが出来るのが嬉しい立地です。
夕方、帰りに温泉で汗を流してから帰宅。
リフレッシュした一日でした!
<昼飯のハンバーガーセット。もちろん観光地価格です。>