「梅野 大樹」の記事一覧
2024年7月24日
| 活動内容: |
ご無沙汰しています、信更地区の梅野です。
最近、川中島地区の隊員に、川中島支所前での「おはようマルシェ」に参加してみないか、と声を掛けてもらいました。
ちょうどりんご栽培があまり忙しくない時期だったので、喜んでおはようマルシェに参加させてもらいました。
このおはようマルシェ、一年位前から川中島の隊員が、お客さんが集まらなくても月一で続けてきたという歴史があり、今では開店前から新鮮な野菜を目掛けてお客さんが詰めかけ、あっという間に売り切れてしまうというマルシェになっています。
<次回は8月7日(水)で桃が沢山並びます!>
どんどん出店に慣れていこう!ということで、それからあまり日を空けずに、長野駅近くで開かれる「長野銀座にぎわい市」にも参加させてもらいました。
こちらは、キラリ信更のご夫婦に声を掛けてもらっての参加です。
この長野銀座にぎわい市も、キラリ信更のご夫婦が、何年も前から出店して顔を覚えてもらい、顧客を増やしてきた歴史があります。
今ではこのご夫婦に会うために、にぎわい市に来るお客さんもいる程です。
毎週火曜日に、トイーゴ前広場にてご夫婦がお待ちしております!
<信更町で標高差を利用してつくられたこだわりのワイン>
今回参加させてもらった二つの出店を通して、継続は力なり、を身をもって学ぶことができ、とても勉強になりました。
今年の冬にワイ化によって、新しくりんごの苗を植えてやっていこうとしている圃場の整備が、終盤に差し掛かリマした。
りんご農家として、一度はりんごを苗から育ててみたいということで、今回、りんご栽培を一からやらせてもらう事になりました。
りんごの苗を支えるイボ竹を、固定等するためのトレリスやワイヤー。
最初からその圃場にあったものでとても助かるが、ワイヤーが途中で切れていたり、ワイヤーを張る調線器が錆びていて動かなかったりと、そのままでは使えないものばかり。
仕方がないので、ワイヤーを間引いたり、錆を落として油をさして動くようにしたりと、色々と時間はかかりましたが、その作業もやっと終わりが見えてきました。
今年の冬が待ちどうしい。
<間引いたワイヤーはストックとして>
PS
先日、信更町高野地区で開催された「マレットゴルフ大会」に初めて参加してきました。
30名位の参加者で、炎天下の中での開催でしたが、皆さん元気で楽しそうにプレーしていました。
実際にやってみると思っていた以上に難しく、面白かったです。
時間を作ってまた参加したいと思います。
<いざやってみると力加減が難しい‥‥>
2024年6月21日
| 活動内容: |
ご無沙汰してます、信更地区担当の梅野です。
数ヶ月前に王林の木に接ぎ木したグラニースミス、どうやら接ぎ木が上手くいったようで、穂木からしっかりと芽が出るだけでなく、早くも小さな実をつけました!
でも、接いだばかりの‥穂木の分際で実をつけるなんて生意気だ!
ということで、もったいない気がしますが今回はこの実は切り落とします。
まずは穂木を成長させるのが先で、実をつけることで余計な栄養を消費させる訳にはいかないので。
<ナマイキな穂木>
それとは対照的に上手くいかなかったものもあります。
フラン病の治療です。
こちらも数ヶ月前、フラン病にやられている箇所にベト(泥)を塗りたくり、ビニールを巻いて紐で縛って空気を遮断する治療を行ったのですが‥治療の甲斐なく、その箇所より先の枝が枯れてきてしまいました。まあ治療した木の中でも一部なのが救いですが。
夏前だというのにこの暑さ、そして降雨の少なさで葉や実が大きくならなかったり、葉が枯れて黄色くなるなど、弱い枝からその影響が出てくるようです。
前は雨を嫌っていましたが、今では雨を渇望するように(笑)
<残念な結果に‥>
追伸
圃場のすぐ横に竹藪があります。
そこから圃場近くまで根が伸びているらしく、タケノコが生えてきます。
食べたい&邪魔だから何とかして、という、需要と供給がマッチしたので、収穫して早速調理!
美味しかった。山の恵に感謝です。
ちなみに若竹、五月六月のまだ柔らかい時期にもしも災害で水が無くなってしまった場合、竹が地面から生えた状態のまま、適当な高さで切って袋を被せておけば、一晩で500mlくらい水を入手できます。
そしてこの水、美容や健康に良いということなので(どう良いのかは知りませんが)試しに冷やして飲んでみました。
‥どうだろ‥ヨーグルトを食べた後の器を洗わずに水を入れて飲んだ時、の味でした。
その他ご飯を炊くのに使ってみました。
僕には変わらないように思えましたが‥気持ちお米がふっくらした、ツヤツヤしてる気がする等の声も。興味のある方は是非!
<収穫した淡竹>
2024年5月26日
| 活動内容: |
ご無沙汰してます、信更地区担当の梅野です。
結実したものを選別して切り落としていく、りんごの摘果がはじまりました。
りんごの花は、真ん中に一つの花(中心果)が咲き、その周りに五つ前後の花(側花)が咲いて、真上から見るとちょうど星型のようになっています。それで一つの株を形成しているそうです。
一番良い実になるのは中心果なので、摘果の際には中心果を優先的に残して、あとの側果は全て切り落としていきます。
ですがこの中心果、真ん中にないものもあって側花と見分けがつかないものも沢山あります。
成長過程で側果がポロッと取れてしまい、中心果が側果のように見えていたり、側果が元々四つしかなかったりと、教科書通りにはいきません。
中心果を切り落としてしまうと後戻りができない為、剪定作業と同様に慎重になり過ぎてしまい、結実したものを見定めようと眺めている時間が長くなってしまって‥またなかなか作業が進みません。
それだけ時間をかけて切り落とす実を決めても、一瞬手元が狂ってしまい、残すべき中心果を誤まって切り落としてしまうことも!
ああー!!‥思わず声が出てしまいます。本当にがっかりですね‥。
誤って切り落としたものを、そのまま捨てるのはなんか勿体無い気がして‥とりあえず切ってみたところ、中は一丁前にりんごっぽくなっていました(笑)
<一丁前な中身>
<ついでにポリゴンなりんごも>
追伸
信更町育ちのパテシエご夫婦が、今月末から篠ノ井駅近くに cafe hoyo をオープンします!
店名のhoyoとは、宿り木のことだそうです。
私達の作った信更町産100%のりんごジュースも置いていただけることになりました。
これからの暑い時期、羽を休めに癒しの空間へぜひお立ち寄りくださ~い。
Cafe hoyo
長野市篠ノ井布施高田712−4
2024年4月22日
| 活動内容: |
ご無沙汰してます信更地区の梅野です。
本格的に暖かくなってりんごの蕾が膨らむ前に、グラニースミスを接ぎ木をしてみました。 お菓子やケーキ作り用に酸味、硬さのあるりんごが欲しいので...かと言って苗から植えていたのでは、しっかりと数を収穫できるまでに時間がかかってしまうので接ぎ木、と。
接ぎ木の切り口が乾燥しないように、水飴のような薬品を塗るのですが、これがまぁーよく腕や服に着くこと...。 接ぎ木した部分をテープでグルグル巻にするので、その作業の際や、脚立の昇り降りの際にどうしても...。 洗濯しても完全に落ちない薬品の痕と引換に、接ぎ木した穂木の蕾が膨らんできた喜びを得ることができました!
〈接ぎ木の蕾〉
圃場の周りにはところどころ菜の花が咲いています。
この菜の花をキレイに刈ってくれ!と園主である師匠に言われ、こんなにキレイなのに勿体ないなぁと思い理由を尋ねてみると、 りんごの花が咲く時期に他の花があると、そっちの花に行ってしまうハチも出てきて、りんごに向かうはずだった受粉の為の勢力が分散されてしまうため、とのこと。 ...ん〜深い...納得です。
ちなみに、この菜の花の地中を掘ると大きなカブが! 食べられなくはないですが、とてもマズいそうです。
〈カブの写真〉
PS 信更町には隠れた?あまり目立たない?あまり知れていない?一本桜、があります。 桜はその辺りにも沢山ありますが、この一本桜は単体でも見栄えする立派なものです。 満開の時期なのに人っ子一人居ない...まぁ独り占めできていいんですけど。 北アルプスの後ろに沈む太陽...マジックアワーの中で撮った写真がキレイなので、是非観てください!
〈一本桜での写真〉
2024年3月22日
| 活動内容: |
ご無沙汰してます、信更地区担当の梅野です。
剪定も無事に終わり、今は次の段階の作業に入りました。
剪定した後には、菌が入らないよう切り口に薬品を塗布するのですが、そんな作業は想定していなかったので、ただ単に徒長枝(とちょうし)という邪魔な枝を切ることしか考えていませんでした。そのため切り口がささくれだっていたり、しっかりと根本から切っていなかったりと、薬剤の塗布がしにくい状態でした。
その後の作業が有っても無くても、最初から何でも丁寧に仕事はするべきだなと学びました。
人間で言うところの角質削りのような事もやりました。
粗皮削りと言って、幹や枝の表面に沢山ついている、剥がれかけた古い樹皮を削っていく作業です。
このささくれだった古い樹皮の内側に虫が隠れているので、樹皮を剥がさないと消毒が隅々までしっかり行き届きません。
専用の器具を使って、人力で一本一本粗皮を剥がしていきます。
これがなかなか時間のかかる作業で・・・二月に比べて三月は雪の日が多かったのと、三月下旬に消毒散布の予定が組まれている、この二つの壁が立ちはだかりましたが、薬剤塗布と違って粗皮削りは少しの降雪くらいなら作業出来たので、天気の良い日に薬剤塗布、天気の悪い日は粗皮削りと、作業を並行して急ピッチで進めていき、なんとか消毒散布までに終わらせる事ができました。
P,S
知り合いの農家さんに習って、原木に椎茸、なめこの駒うちをやりました。
今やったのが収穫出来るのは、今年ではなく来年の秋だそうです。
ほったらかしで良いなら楽ですが、陽射しを避けるように工夫したり、原木を天地返ししたり、夏場などは水をくれてやらないといけなくて・・・
色々と大変な分、来年の秋が楽しみです。