「茂垣 明徳」の記事一覧
2024年11月12日
| 活動内容: |
「1日1個のりんごは医者を遠ざける」というけれど、
「1日1個のりんごでダイエット」も!
長野県発のりんご・シナノゴールドは、
抗酸化物質ポリフェノールの一種である「プロシアニジン」が1個あたり110mg含まれており、
1日1個食べることで内臓脂肪を減らす効果が期待されるということで、
昨年「ながまるアップル」の商品名で機能性表示食品として認定された。
コレはりんご及びシナノゴールドの好感度アップ、認知度向上ひいては単価アップ売上向上につながることが期待されます。
またJA全中と順天堂大学は、農作業が一定のストレスを軽減させ、幸福度を増加させる効果「アグリヒーリング効果」があることを科学的に実証しました。
コレを受けて、りんご農作業に限定した「アグリヒーリング効果」の実証実験が実施されています。
"りんごアグリヒーリング効果"が実証されれば、体験ツアーや企業の研修プログラムなどにより繁忙期の労働力確保、人手不足解消のみならず、
担い手や後継者不足の解消、産地の維持拡大への可能性も期待できます。
食べて美味しく、健康に良くてダイエット効果もあり!
栽培して、健康になって幸福度がアップする!?
りんごは、まだまだこんなにもたくさんの可能性を秘めているのに...
2024年10月10日
| 活動内容: |
「秋の日はつるべ落とし」というように日が暮れるのが早くなり農作業の時間も短くなってきました。
寒露を迎え昼夜の寒暖差も大きくなり、ふじも段々と色付いてきました。
ホンモノのりんご農家は、いよいよ本格的な繁忙期に入ります。
2024年9月11日
| 活動内容: |
9月に入り早生品種に続き中生種も急激に色付いてきました。
今年は昨年のような凍霜害も少なく全国的に豊作状態のようです。
値段は...?
需要と供給のバランスが崩れれば、価格が下がってしまうのが市場の原理です。
特にりんごにおいては...
ブドウのようにはイかないようです。
見た目はもちろんのこと、食味、売れ筋の品種、色味、サイズ...
「私たちの車より良い車があるなら、どうぞそちらを買ってください。」
と言ったのは、
クライスラーの元CEO リー・アイアコッカ。
研究、開発、生産する自動車同様、
生産者なら誰しも日々丹精込めて育てたモノだから、高く買ってほしい!
「ウチの商品より良い商品があるなら、どうぞそちらを買ってください。」
胸を張って、そう言えるだけの自信と矜持と情熱を持って日々取り組んでいるか?
1年の集大成である収穫期を迎えて今、自分に問いかけてみる。
2024年7月19日
| 活動内容: |
暑い。
夏の農作業はとにかく暑い。
梅雨が明けてこれから本格的な夏を向かえるが、摘果&葉摘み作業はまだまだつづく。
来月になれば極早生種のりんごの収穫も始まる。
課題は暑さを如何にしのぐか?
とにかくできるだけ木陰で作業したい
木陰は涼しい
と感じる。
太陽を遮ってくれるから!?
しかし、木陰が涼しい理由はそれだけではない
植物は根から水分を吸収し、導管を通じて幹や葉に水分を届けることで生長している。
その水と二酸化炭素から栄養素を得るいわゆる「光合成」と
その水を茎を通して葉から蒸発させるいわゆる「蒸散」
この光合成と蒸散の為に吸い上げた水を使用する訳ですが、「蒸散」で使用する水の量は「光合成」の100倍らしい。
そしてこの「蒸散」には、水が液体から気体に変化するために葉の周辺の空気の熱を奪う気化熱効果があるそうだ。
要するに根から水を吸い上げ、葉から蒸散させることで水分を空気中に放出し周辺の外気温を下げてくれるということだ
更に「蒸散」により葉の周辺温度が低くなることで、木の内部の温度が高くなる。
すると暖かい空気は上昇し、木陰には下降気流ができ、冷たい空気が下りてくるという温度差による空気の「対流」が生まれる。この「対流」が木陰に吹くそよ風の生んでいるのです。
なので木陰が涼しい理由は、「蒸散」と「対流」なのです。
なんとその効果は-6℃と言われています。
だから直射日光がガンガンに当たっている葉っぱでも、触るとひんやりと感じられるんです。
2024年6月17日
| 活動内容: |
4月末のりんごの花が咲いてから、作業は摘花から摘果へ。
今はただ、ひたすら摘む。
摘む。
たまに草刈り。
そして摘む。
時々、消毒。
そしてまた摘む。
この作業はまだまだ来月もつづく。
そして摘果が終われば、葉摘み作業が始まる。
またひたすら摘む。
暑くても、摘む。
りんご栽培の成果が見えないこの時期はただ何事もなく、
無事に1日を終えること...
それが1番大事。