「水谷 翔」の記事一覧
2018年5月23日
| 活動内容:情報収集・発信 |
新緑の見ごたえある季節となりました。
「え?もう植物も木も随分前から緑一色にそまり、そろそろ暑いくらい」という地域の方も多いと思いますが、標高1,200mほどの戸隠の観光スポットでは、まだまだ冷涼な気候ですし、新緑のエネルギーが今まさに盛んです。
地域のお勧めスポットをご紹介するぐるたび|キテミテのサイトにて、「鏡池」と「大望峠」について最近書かせていただきました。
どちらも自然の美しい景観に心が落ち着き、生気が充電されます。何度足を運んでも身体中が喜びます。
【鏡池】
戸隠連峰とのコントラストが素晴らしい鏡池。新緑シーズンの今、それは一層言葉に尽くしがたい美しさです。はじめて訪れた時に感じた神秘的なムードを意識しつつ、少々詩的なテイストで書かせていただきました。
▶鏡池―本来の自分に戻れる場所
【大望峠】
知る人ぞ知る地元の絶景スポットの名所「大望峠」。標高約1050mの峠の頂から見える木々が生い茂る丘陵地帯と北アルプス、戸隠連峰は圧巻です。まるで絵葉書を見ているような壮大な景観がひろがります。初夏シーズン前後は新緑と雪山の美しいコントラストに感動せずにはいられません。
▶大望峠―天空を歩くような気分に浸れる場所
2018年4月20日
| 活動内容:農地活用 |
迫力の戸隠山を一望し、流れる雲、澄み渡る空気、小川の流れが聞こえる自然豊かな環境の中で存分にエネルギーチャージをしていただきたい、そのための最適な方法は何か?
その答えの一つとして、農家民泊は素晴らしい取り組みだと思います。
私が戸隠に移住し、もうすぐ2年となります。移住早々に農家民泊と農業体験事業のことを知り、「水谷さんもチャレンジしてみては?」とご紹介を頂いた経緯で、これまでに斡旋団体様から20回ほど受入れをさせて頂いてきました。
小学生、中学生、短大生と年齢層は様々ですが、土に触れ、採れたての野菜を食し、風光明媚な山々の姿を見て、感動してくれました。都会育ちの子供や学生さん達から現場で自然と出てくる言葉の数々には、むしろこちらが勉強と刺激になることが多く、戸隠の自然のポテンシャルの大きさへの認識を強めました。
その様子をFacebookやブログなどのSNSで綴っていたのですが、予想以上に都市部で仕事・生活する友人・知人から、「農家民泊に行ってみたい!」「興味がある!」と嬉しいリクエストを頂き始めました。
2018年3月 7日
| 活動内容:移住・交流 |
春の足音、標高の高い戸隠ではまだもう少し先のようです。と言っても標高差が大きい戸隠、600m付近のエリアでは雪解けがずいぶん進んできました。今月中には春を感じるようになるでしょう。春まであと僅か。終わりが見えてくると少々さみしい気もします。残りの身が引き締まる凛とした気候を楽しみます。
さて、昨年末から新しくスタートしている企画があります。
その名は「ぐるたび キテミテ」。"まだ行き先の決まっていない旅行検討者"に向けて、移住者目線で地域の魅力を発掘しご紹介するWEB情報配信サービス(現在はβ版)です。株式会社ぐるなび様と長野市地域おこし協力隊のコラボレーション企画となります。
私も移住前、戸隠の情報収集と言えば、やはり中心はインターネットでした。個々に発信されているブログやSNS、観光協会のWEBサイト等で発信されている情報を興味深く読んでいた記憶があります。長野市役所の移住相談の窓口でもお世話になり、各地区の紙媒体の資料もとても役に立ちました。
その中でも、やはり、実際に移住し、住み、感じる生の声は貴重だと思います。特に移住や田舎暮らしを考えている人にとっては表面的な情報では物足りず、もっと細かく実生活感のある情報が欲しいですよね。
観光スポットを検討する上でも、現地のリアリティーある情報や意見はとても参考になると思います。観光地だけでなく、その地に住んでいる人たちと出来れば交流したいと考える人も増えていると聞きます。そういう意味でも、「ぐるたび キテミテ」から発信されていく情報は今後ますます魅力が高まる気がします。
私自身、執筆スタッフとして記事を書かせていただいていますので、自分が移住前、また他の観光地に行く前の気持ちになって、なるべく現地のありのままの姿をお伝えできるように努めています。戸隠以外の地区でも各協力隊がお勧めのスポット、お店を紹介していますので、ぜひお楽しみいただければ幸いです。
★「ぐるたび キテミテ」のWEBサイトはこちらから
2018年1月10日
| 活動内容:農地活用 |
新しい年が明けて早10日、昨年は戸隠の地元の方々をはじめ、農業を応援して下さった方々、サポートの方々、本当に多くの方のご支援のもと、活動を進めることができました。誠にありがとうございます。本年も精一杯取り組んで参ります。
さて、今年の農業はブラッシュアップの1年と考え、特に微生物の世界の探求を目指します。冬の農閑期は次年度に向けて英気を養い、振り返り、計画を立てる大切な時間です。圃場で取り組みたい具体的なアイデアも練っていきます。
長野北信の有機農家の大先輩と南信で取り組む同世代の尊敬する友人から推薦してもらった書籍「土と内臓ー微生物がつくる世界」。半分ほど読んだところですが、もの凄く面白く、止まりません。
デイビッド・モンゴメリー+アン・ビクレー著 片岡夏実訳 築地書館
微生物というと馴染みが薄いという人も多いことかと思いますが、私達がメインで取り組む高原花豆は成長に不可欠な元素である窒素を微生物が大気中から供給してくれるお蔭で生育が促されます(根粒菌の窒素固定)。昨年、厳密な検査・分析までは出来ないにしても、視覚で確認できるほどの菌叢が無数に誕生していました。
2017年12月 7日
| 活動内容:農地活用 |
戸隠地区の水谷です。師走に入って早1週間。みるみる自然の景色は移り変わっていきます。本格的な冬に移行しています。一晩で一面雪化粧に覆われる日が既に数回、夜中は氷点下になることが普通になってきました。昼夜間の寒暖の差の大きさを特に感じるこの頃です。
今年のまとめとして、1年間を振り返り戸隠の自然が与えてくれた学びを農業を中心に書いていきたいと思います。
この図は戸隠公民館さん、戸隠中学校さんで講演をさせて頂いた時、最後に使用したスライドです。農を中心を展開されていく分野を表現しました。もちろんこれだけではありませんが、私が農業に携わる中で特に感じたものです。
農業は実際大変なことが多いです。始めばかりだとなおさらで、これで生活が成り立っていくのか?と自問する回数は数え切れません。誰もが通る結構キツイ期間でもあります。でも、それ以上に縦横無尽な可能性に満ちていると感じていて、それが推進力になっています。何と言っても現場で作業している時間はもの凄く面白い。そして、農業を通じて自然と直に関わることで得る学びはプライスレスです。