農家民泊の営業許可を取得いたしました(戸隠地区・水谷)
2018年4月20日 | 活動内容:農地活用 |
迫力の戸隠山を一望し、流れる雲、澄み渡る空気、小川の流れが聞こえる自然豊かな環境の中で存分にエネルギーチャージをしていただきたい、そのための最適な方法は何か?
その答えの一つとして、農家民泊は素晴らしい取り組みだと思います。
私が戸隠に移住し、もうすぐ2年となります。移住早々に農家民泊と農業体験事業のことを知り、「水谷さんもチャレンジしてみては?」とご紹介を頂いた経緯で、これまでに斡旋団体様から20回ほど受入れをさせて頂いてきました。
小学生、中学生、短大生と年齢層は様々ですが、土に触れ、採れたての野菜を食し、風光明媚な山々の姿を見て、感動してくれました。都会育ちの子供や学生さん達から現場で自然と出てくる言葉の数々には、むしろこちらが勉強と刺激になることが多く、戸隠の自然のポテンシャルの大きさへの認識を強めました。
その様子をFacebookやブログなどのSNSで綴っていたのですが、予想以上に都市部で仕事・生活する友人・知人から、「農家民泊に行ってみたい!」「興味がある!」と嬉しいリクエストを頂き始めました。
・私達の世代、30代前半の人たちは今、何を感じ、生きているのか?
・何に遣り甲斐を見出し、どういう目標を持って過ごしているのか?
・「働き方、生き方への再考、日本人の原点は何か?」をテーマにした書籍や講演が数多く存在しているが、その源流は一体何だろうか?
・人は時として自然に原点回帰を求める衝動を持つが、自然が持っている力の正体とは一体何か?
・自然の持つ何が人に感動を与え、気づきをもたらしてくれるのか?
大企業や商社に入り世界中を股にかけて活躍している友人がいます。20代で起業して、相当な苦労と壁を乗り越え、可能性の幅を拡げ、大きなプロジェクトに奮闘する先輩がいます。小さな会社・組織でも誇りを持って仕事に取り組む学生時代からの仲間がいます。芸術、音楽の世界で開花した後輩がいます。子供を授かり、幸せそうな近況を知らせてくれる家族がいます。家族を持ち、支えるために毎日夜遅くまで働く知人は数え切れません。円熟な年齢をむかえ、奉仕活動に精を出す尊敬すべき人がいます。働くことを指導し、育ててくれた忘れられない上司の方々がいます。
それぞれの分野・フィールドで活動する人達が尽くせる限りのエネルギーを持って取り組む姿から私も刺激をもらいつつ、戸隠に来た原点を忘れてはいけない、移住した自分に出来ることは何か、どういう価値を生み出していけば、さらに面白くなって行くのか、移住後、毎日問答を繰り返してきました。
それが、農家民泊という仕組みで集約されてきている感触を最近持っています。
"時に言葉で語り尽くすことが難しくも、一瞬にして人に感動・驚き・気づきを与えてくれる自然界の力をお借りさせて頂こうと思う。訪れる方々の憩いの場、エネルギーチャージのきっかけ、新たな発見に満ちた場所を目指したい"
昨年末から許可申請のために動きはじめ、先日一般向けの農家民泊の営業許可を取得いたしました。正式な営業は6月15日から可能となります。私の嫁さんが積極的に動いてくれたお蔭で長野で電子申請による第一号となることが出来ました。感謝。
高原花豆栽培によって戸隠での農業と自然のポテンシャルを存分に実感し、その感動をさらに多くの方々とシェアさせて頂きたいーその手段の一つとしての農家民泊、魅力的な価値・サービスをご提供させて頂けますよう準備を進めてまいりたいと思います。
今後もどうぞ宜しくお願いいたします。
★自然写真は4月上旬の戸隠です