「北村 健」の記事一覧
2024年3月21日
| 活動内容: |
こんにちは。若穂地区協力隊の北村です。
3月、春分の日を過ぎ、暖かく...と思いきや寒波到来で雪が降り。。昨日は今シーズンも残りわずかかと雪山へ行ってきました。
(↑長野市じゃなくてすみません)
さて今月はりんごの剪定作業を中心に、剪定した枝をまとめたり、チッパーにかけたりといったお手伝いをさせていただいています。
チッパーはその畑で剪定した枝を粉砕し、土に返すという理想的な循環型農業じゃないかと思います。しかし、機械モノは高価で危険も伴います。細心の注意を払って作業します。
そして雪の中でも剪定は続きます。花芽が出る前に消毒などの工程が控えているので。
今年の収穫を左右する重要な工程です。基本は共通していますが、樹の状態や品種によっても変わってくるので、、やはり難しい。
人の樹だから切れるでしょ?って言われましても、、いや、人様の樹だからこそ、簡単には切れません。
良い経験を積ませていただいてます。
恐る恐る切ってみて、師匠の出来上がりと見比べて、、、わからないなりにも頭使ってるようで、帰ったら結構ぐったりグッスリです。
そんな疲れを癒すのが眺望と温泉!この近くには温泉も多いですが、お湯を汲めるスタンドもあり、自宅でも温泉に浸かれます。
2024年2月20日
| 活動内容: |
こんにちは。若穂地区協力隊の北村です。
今月はドカ雪が降ったり、急に暖かくなったかと思えば寒かったりと、体調管理も大変です。
暖かくなれば樹も芽吹いてきますが、また寒くなって霜がおりたりすると、芽がダメになるので、この時期の春の陽気は喜んでもいられません。雪山も本来なら書き入れ時のはずが...。近年の温暖化は深刻な問題です。。
先日、北信地域の協力隊向け研修会や全国の協力隊が集まるサミットに参加し、各地の協力隊の方々との情報交換をして、いい刺激を受けてきました。
さて作業の方ですが、引き続きプルーンを中心に剪定作業、ブドウ短梢剪定の切り口消毒、さらには少しだけ加工のお手伝いをさせていただいています。
栽培から加工・販売まで、一次産業から六次産業まで担えると強いなぁと思ったりもしますが、栽培をしっかりできるようにならないと始まらないので、まずは剪定から学んでいます。
基本は押さえつつもそれぞれの園主さんの考えに沿えるように、、とは言え、切ってしまうと戻せないので、確認しながら慎重に。
樹も毎年成長していき、一本一本の状態も異なるので、それぞれの樹と向き合いながら。これが正解!というのもないですが、これも自然相手の醍醐味と思って、恐る恐る楽しんでいます。
結構コツコツ仕事は性に合っているのか、嫌いじゃないなぁと思いつつ、色々考えたり悩んだりしながらなんとかやってます。
地域の方やかつての同僚・仲間など気にかけてくださる方々がいてありがたい限りです。
ご縁があって、スキー場の裏方仕事も手伝ってみました。学生の頃のバイト以来の夜勤です。こういう仕事に支えられ、昼間滑っていられる事を改めて感謝です。
しかし夜間の気温が低くないと、造雪効率が悪いため、2月半ばまでしかできないそうで、こんな所にも温暖化の影響が出ています。
農閑期の冬の仕事として、各地から山に登ってこられる農家の方も結構おられるので、色々と教えていただける貴重な機会となってます。
極寒の中でしたが、星はめちゃくちゃ綺麗でした!
(↑この日の最低気温は-18℃)
2024年1月25日
| 活動内容: |
こんにちは。若穂地区担当の北村です。
9月から移住し、収穫期を味わってきました。
収穫が終わり、冬場は農閑期とは言われますが、新年からはブドウ・プルーンの剪定をさせていただいています。
この後も桃やりんごの剪定も学ぶ予定です。
剪定は枝を切って樹形を整えることで、果樹の実つきを良くする大切な作業です。
参考書などを読んでも基本的な手順はあるものの、実際には日当り、作業性、周りの木との兼ね合いなど、マニュアル通りにはいかず、経験則もないので、いざ切るのはおっかなびっくり、難しさを感じます。
自然相手ならではの醍醐味ではありますが、収穫を左右するとなると、自分の農地ではないので、余計にそう思います。。
これから霜や猛暑などの天候影響や鳥獣害など、ハードルは多いですが、自分が携わった樹がどう育つか実をつけてくれるか(?)楽しみです。
この1年が様々な果樹の剪定〜収穫までを通して学ぶ上での重要な年になります。
百聞は一見に如かず
百見は一考に如かず
百考は一行に如かず
百行は一果に如かず
百効は一幸に如かず
百幸は一皇に如かず
...ということで、道のりは長いですが、聞いて・見て・考えて・行動に移すよう、失敗も糧となると思って全力で取り組んでいきたいと思います。
できればこの春には少し何か植えてみたいなと思いつつ、画策してます。
↑ ブドウの中梢剪定
↑ プルーンの剪定(前)
P.S. 年末からの寒波を受けて、うちの水道管が凍りました。。所により水が出る場所もあったので致命傷にはなりませんでしたが、朝からの雪かきなど、新年から長野の洗礼を受けています。
2023年12月25日
| 活動内容: |
こんにちは。若穂地区協力隊の北村です。
お歳暮に向けたフジが一段落し、クリスマスムード!
...という中、最近は綿内レンコンのお手伝いで泥にまみれています。
お弁当の歌で知られる穴の空いたレンコンさんは
「将来の見通しが良い」ということから縁起物としておせちにも使われます。
この地区で生産される綿内レンコンですが、栽培されている農家さんも数えるほどになり、『幻のレンコン』と言われています。
水圧で掘り出すのと異なり、寒空の泥の中、1本1本手掘りで収穫します。
東京の地下鉄のように、複雑に入り組んで根を張って育っています。
それだけに大変な作業ですが、なかなか経験できない事を体験させていただきありがたい限りです。
大変すぎて笑けてきますが、意外と楽しんでます。
土の栄養分を十分に取り込み、煮てよし焼いてよし、食感・味も良いです。
ミッションの果樹ではありませんが、伝統野菜の火を消さないためにも、
機会があれば取り組みたい作物の一つです。
さて、9月に来て以来、美味しい時期を味わってきましたが、来年は1年を通して一から学んでいき、自分にあった作物に出会えたらと思います。
それから今回の移住の裏(メイン?)の目的でもあったスキーですが、先日の寒波に乗っかってシーズンインしてきました!
まだまだ雪が少なく、年末も暖かくなりそうで、温暖化を実感します。。
行ける時に行かねば!
2023年11月27日
| 活動内容: |
こんにちは。若穂地区協力隊の北村です。
移住して3ヶ月が経ちました。いよいよスキー場のオープンや雪の予報も出始め、
例年より早めにスタッドレス交換をしました。
エルニーニョで暖冬の予報ですが、数度は大雪がありそうな予感です。
京都も寒いでしょ?と言われますが、間違いなく長野の方が寒いです。
さて、先週になりますが、11月22日はいいフジの語呂から「長野県りんごの日」だそうです。
そう、お歳暮に向けてフジが最盛期を迎えています。
ここ最近は2軒のリンゴ農家さんを中心に研修させていただいていますが、
家族、親戚、お手伝いさんなど総出での収穫作業〜選果、梱包、出荷で
てんやわんやの一大イベントです。
果樹は年に一度の収穫ですが、同じように作っても毎年の天候、また木の年数、
場所によっても出来栄えは様々で、近年の気候変動もあり、本当に一筋縄ではいかない難しさがあります。
それでも収穫の喜びや、毎年楽しみにされている消費者の方を思って仕事をされている姿を
横で感じつつ、勉強させていただいています。
朝晩の寒暖差が大きくなり、フジも蜜が入ってきました。
その分、重みも増し、見ると光が通って見えると言われますが、、
まだまだその域への道のりは遠そうです。
見て、取って、食べ比べて、いっぱい経験を積んでいきたいと思います。
やはり生食が一番と思って毎朝食べていますが、娘は焼きりんごやジュースが好きなようです。
オススメの調理法などありましたら教えていただきたいです!
さて毎週のように開催されてきた秋イベントも落ち着いてきましたが、
最後に来月イベントのご案内です。
◎ SAKURAマルシェ
日時:令和5年12月20日(水) 11:00~15:00
場所:長野市役所第一庁舎1階 展示サロン(屋内)
ご興味ある方、ご都合つく方は是非ご来場お待ちしております!