「宋裕光」の記事一覧
2020年3月 2日
| 活動内容: |
こんにちは、長野市浅川でワイン用ブドウを栽培、ワイン造りへ挑戦中の宋です。
10月頃から少しづつ冬支度を始めるブドウ樹。
葉は落葉の前、最後ぎりぎりまで太陽の光を浴びる努力をし、出来る限り養分を蓄積して冬の低温に備えると共に、翌春の発芽期に必要な養分の確保も行い始めます。
そして、冬の寒さに耐える為、枝は茶色く木化していきます。
今年伸びた新しく軟らかい枝が、基部の方から先端へ向かって徐々に養分の詰まった充実した枝になることを「登熟」と言います。(しっかりと登熟出来なかった枝は、冬の寒さに耐える事ができずに枯れてしまいます)
植物に限らず、動物も魚も虫も人間も同じ。
寒い冬を乗り切る為にそれぞれが行う冬支度、やはり自然は偉大だなと改めて感じる時です。
今年のありえない暖冬は、今後の異常気象、自然サイクルのズレによる気候問題など、諸々心配ではありますが、圃場で休眠中の苗木たちが、長野の寒い冬をしっかり乗り越えてくれることを祈りつつ、春の芽吹きを待ちたいと思います。
落葉
登熟
厳しい冬
2020年2月 3日
| 活動内容: |
こんにちは、長野市浅川でワイン用ブドウを栽培、ワイン造りへ挑戦中の宋です。
圃場での定植準備作業を進めながら、浅川中曽根にある「飯綱炭工房」にて炭焼き/薪割りのお手伝いをしてきました。
山から丸太の運搬から、丸太割り、火入れ、炭焼きと、完成までの一通りの流れを見ることができました。
「炭」が出来るまで、多くの労力と時間がかかります。
炭工房
伐採した木材の運搬
丸太割り
炭焼き
炭完成
60-80代の方達が主体になって、この炭焼き工房を受け継いでいらっしゃいます。
80歳を超えた方達が、大きなチェンソーで大木を伐採していたり、大きな斧を振りかざして丸太を割っている姿を見て
「凄すぎる..」
と、感銘を受けました。
来年は、ブドウ圃場の状況次第ですが、炭焼きの技術習得も踏まえてお手伝いさせて頂きたいと思っています。
2020年1月 6日
| 活動内容: |
こんにちは、長野市浅川でワイン用ブドウを栽培、ワイン造りへ挑戦中の宋です。
11月後半から開始した、浅川の圃場での「仮植作業」は無事完了し、12月中旬より来年4月の定植準備作業を進めています。
その準備作業の一つが「竹」。
来年はブドウ苗が今年以上に成長する為、その新梢を誘引、仕立てていくための棚(垣根仕立て)が必要であり、それの支柱と
して使う予定の竹伐採を行っています。
地元で紹介していただいた竹薮数カ所にて、目標1000本(長さ3m)!!
竹薮
ノコギリとナタ
枝落とし
1日50本
昨年はたくさんの方々にお世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
2019年12月 1日
| 活動内容: |
こんにちは、長野市浅川でワイン用ブドウを栽培、ワイン造りへ挑戦中の宋です。
11月後半から、浅川の圃場では「仮植作業」が行われています。
(「仮植」:植物を定植するまでの間、仮に植えておくこと)
2ヘクタールある圃場の約1/3を養生地として使用、約20000本の挿し木苗を育成していましたが、
来年の定植へ向けて今から準備を進めています。
落葉した苗
重機での掘り起こし
しっかり発根
別の畑へ仮植
根が乾燥しないようにしっかりと土を被せ、来年4月の定植までこの畑で休ませます。
12月も引き続き、来年の準備を色々と始めていきます!
2019年11月 1日
| 活動内容: |
こんにちは、長野市浅川でワイン用ブドウを栽培、ワイン造りへ挑戦中の宋です。
2019年10月下旬、研修先農園での収穫が終了しました。
約一月半、この収穫の為に一年間という長い年月を畑で汗を流した生産者の方々、ひとまずお疲れ様でした!
今年は、長梅雨、多降雨量、台風、日照不足など、とても苦労の多い年だったと思います。
いくつかの農園で収穫のお手伝い(研修)をさせて頂きましたが、どの農園でも病気が発生し、その対処や、収穫時期
の決定、病果を選別しながらの収穫など、ベテラン栽培者の方達ですら、難しい気候条件だったとおっしゃっていまし
た。
農業は自然あってのもの。厳しい年もあれば豊かな年もある。
ブドウ栽培1年目、スタートから厳しい年を経験できたことに感謝し、将来自分の収穫へ向けて日々精進していきたいと
思います。
最後の収穫「カベルネ・ソービニヨン」
若穂のブドウ農園にて「竜眼」
「シャルドネ」
病気「晩腐病」
病気「灰色カビ病」
「裂果」