長野市地域おこし協力隊はながのシティプロモーションの一環です

花のたより(芋井地区 古川)

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2017年4月 6日 | 活動内容: |

19時の縁側、蛾が左腕に止まりました。
芋井のりんご担当 古川です。

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(借家の裏の梅)

春です。

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ぼくの通っていた小学校の通学路は長い桜並木になっていて、ほんの一時期だけ淡いピンクのトンネルができ上がりました。

その一時期を過ぎると、花びらが散って茶色くなって、雨に流されて排水溝に溜まっている様が灰皿のようであったり、
おろしたての靴の底にべったり付いてなんかへんなもん踏んだ感じがしたり、
新年度早々に雨降る通学路は興ざめだったのを覚えています。

大学・サラリーマンをすごした東京にも、桜百選のスポットが身近にあって、
ふらりと桜を滑るぬるい風に吹かれることもできました。

最近気づいたのですが、芋井に来てから身近になくなったものは、桜並木と電車の音。
たぶんぼくのように、関東の住宅地で育った人には、なんとなく分かるのではないでしょうか。

その代わりに、ぎゅっと身近になったのがりんご畑。
りんご(ふじ)の花は、ソメイヨシノ満開の10日後くらいに咲きます。
これが咲いたらシーズンの始まり。

畑はお花見スポットではないけれど、園主さんに一声かければお花見くらいできるだろうし、
お返しに人工授粉とか花摘みを手伝えば、喜ばれるはずです。

りんごはひとつのつぼみから、真ん中に1つ(中心花)、それを囲むように5つ(側花)、合わせて6つの花が咲きます。
人工授粉は黄色い花粉の入った牛乳瓶を首からぶら下げて、大きい綿棒みたいなふわふわで、真ん中の花をぺしっと叩く。
花摘みは、ぽちぽちぽちぽちと、周りの花を摘み取る。
どちらも地味で、それでいて花に触れられる優雅な仕事です。

膨らんできたつぼみが花開き、結実して肥大し、6か月ばかりの時間で「りんご」という商品になる。
今この世界にないものを、かたちづくり、人の口に入れるという、
いきものを育てる仕事の不思議に、また今年も魅了されようと思います。

芋井のりんご担当 古川でした。

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