2020年12月 大岡公民館主催・ワイン関連イベント2件(大岡地区 佐々木)
2020年12月23日 | 活動内容: |
大岡地区の佐々木です。
2020年内の私の投稿としては、今回が最後となります。
先月の私の記事にて少し触れました「アルプス展望道路」沿いのワイン用ぶどう畑・予定地ですが、耕起作業が半分ほど終わりました。
<ぶどう畑の場合、耕すかどうかの判断はケースバイケースですが、こちらは地勢などを考慮し耕すこととしました。>
もちろん、(土木工事系のキャリアなどない)私が重機などを扱えるはずもないわけで。いずれそうも言ってられない日が来るかもしれませんが...。
大岡地区、特に地区内で「笹久区」と呼ばれるエリアの関係各位ならび、大岡支所のみなさまのご協力にて、今年はここまで進捗しました。
この場を借りまして御礼申し上げますとともに、来年以降も引き続きよろしくお願いいたします。
しかしまぁ、ここまで終わった次の日からドカ雪が降ってきましたっけ。
危なかったです...。
さて、大岡地区の大岡公民館主催で、ちょうどワインに関連するイベントが2件集中して開催されたので、今回はそちらをまとめて採り上げてみます。
正確には11月末の話とはなってしまうのですが、先月の投稿後のイベントということでお許しください。
以下、イベント名は大岡公民館公称のままお届けします。
11月26日:オトナの社会科見学~ワインブドウ園とワイナリー~
申し添えておきますが、以下、公の場で書いてはいけないような内容は一切含まれておりませんので誤解なきよう!いや、性別不問で平均年齢高め(すみません...)の会ですし、ね。
まずは、先述の「笹久区」出身で、現在は佐久市でワインぶどう栽培に取り組まれている池田 淳一氏の、ワインぶどう畑に伺いました。
池田氏には、冒頭の「アルプス展望道路沿い」も含めて、大岡地区でのワインぶどう畑構築にもご尽力いただいております。
<池田氏のぶどう畑「Plateau de MIMAKI(プラトー・ド・ミマキ)」。直訳すれば「御牧の台地」といった意味になります。>
その後、上田市の「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」(←リンク先で年齢認証があります)を訪問しました。
<ワイナリー2階のテラスからの風景。上記リンク先の通り、ヴィンヤード(ワイン用ぶどう畑)だけでも「東京ドーム約6個分」ですので、見えているのはごくごく一部だけです。>
広さもさることながら、ちょうど発表されていた記事「ワインを通じてつながる場へ。椀子ワイナリー誕生から1年、変化と歩みを振り返る」などを拝読すると、スケールが桁違いなのが分かりますね...。
ちなみに、いささか我田引水のきらいはあるかもしれませんが、大岡地区の予定地も、プラトー・ド・ミマキも、シャトー・メルシャン 椀子ワイナリーも、山間部の傾斜地かつ遊休地などが出自というのは共通しています。
ええ、それ以外は相違点も多いですが。
大岡地区にはシロートの私がいるとか。
11月29日:ワインブドウ講座
大岡地区各戸では、私が地域おこし協力隊として着任する以前から、大岡公民館の呼びかけや、既報の角藤農園(←私の過去記事へリンク)のご指導に応じて、ワインぶどうの穂木の育成などを行ってきました。今回はその続編として、穂木の越冬方法などについての講座となりました。
また、ワインぶどうの歴史や現状について、ならびにワインのテイスティングについての講座も同時開催されました。
[写真左:角藤農園・佐藤 宗一場長。穂木の育成面について、現地解説ならび公民館内での座学講座で教鞭を揮っていただきました。]
[写真中央:私と同じく現役の地域おこし協力隊で、浅川地区担当の宋 裕光さん。「国際品種」「ヨーロッパ系品種」などと呼ばれるワイン用として有名なぶどう品種を中心に講義していただきました。]
[写真右:信更地区にてワイン用ぶどう栽培ならび、ワイン醸造に取り組まれている田中 啓氏。ワインそれぞれの使用品種に基づいたテイスティングのポイントを講義していただきました。]
ちなみに、佐藤場長はもちろんですが、宋さん、田中氏ともに、角藤農園での作業もご一緒させていただいた方々です。
...で、私?
もちろんソーシャルディスタンスを守りつつ飲み食いしていましたとも。
<左側がテイスティング講座に用いられたワイン。右側が、講座後の食事会で出されたワイン。これだけあれば、ちょっとずつでも結構飲めたわけですよ。>
<時節柄、個食形式とはいえパーティーメニューを堪能させていただきました!ちなみに(写真が見辛くて申し訳ありません)一番下の「ローチョコ」って私は初めて知りました...Raw Chocolateのことだそうで。甘さ控えめ・カカオ強めなせいか、シラーやメルロ種を用いた赤ワインに合ってましたなぁ。>
いずれにしても、大岡地区の地場主導で(率直に申しまして、ヴィンヤードやワイナリー運営が産業として未だ存在していない状況にも関わらず)、このようなワイン関連イベントを開催していただけるのは得難い話だと、本当に思います。
私のミッション(ワイン用ぶどう栽培・試験醸造)は言い換えると、このような地場の動向を余すところなく拾い上げていくことにあるしれない、と思う次第です。
それでは、少し早いですが、よいお年を!
来たる2021年も、どうぞよろしくお願いいたします。