中西山はまだ雪が残ってた!
2015年6月16日 | 活動内容:文化・行事 |
こんにちは!鬼無里担当No.3のきのっぴーです。
今回は鬼無里観光振興会主催の「初夏の中西山登山」(6月13日)に
参加したので、その模様を紹介します。
中西山は登山道入り口が奥裾花自然園の中にあります。
登山道入り口の近くにある小さな池では、モリアオガエルが
「コロコロカカカ」(私にはこう聞こえる)と小気味よく鳴き、
すでに白くてふわふわに見える卵塊を木の上に作っていて、
「鬼無里・5月トレッキング」の「水芭蕉と原生林の新緑ウォーク」で
訪れたときにはまだ卵塊はなかったので、季節が進んだことを実感します。
卵塊の中でオタマジャクシが孵って、下の池に落ちる所を見てみたいものです。
緑がさらに濃くなったブナの巨木の脇を通って中西山へ。
トレッキングにも慣れてきたのか、今まで登った山の中では
一夜山の次に楽と感じました。
(登ったことのある山が少なすぎるので比較にならないかも)
私は植物あまり詳しくなく、登る途中に名前を知らない
可愛らしい小さな花を時々見かけます。
皆さんはとても詳しく、私に「これはズダヤクシ」「これはマイヅルソウ」と
教えてくださり、とてもありがたいです。私の記憶力がもっと良ければ
いいんですけどね。
雪解け水の伏流水が流れるせせらぎを渡ります。
↑私が名前を何とか記憶に留めることができた数少ない花の1つ、
ツクバネソウです。
山の下の方ではすでに散っていたのですが、徐々に標高が上がるにつれ
お花畑のようにたくさん咲いていたツバメオモト。
初めて見ましたが、かわいらしい花です。名前の「オモト」は葉っぱが
「万年青」(オモト)に似ているからだそうですが、「ツバメ」は??
鳥のツバメ??? まさかねー。
これはツルアジサイの幹(蔓)です。これだけ太い蔓が
木に巻き付いている訳ではなくピタッとくっついているだけなんだそうです。
フジみたいに木に絡みついて幹を締め付ける訳でも、
木に寄生している訳でもないそう。
が、ときどき「木を殺しちゃう」と勘違いされて、切られてしまうんだそうです。
数が減っている植物だそうなので、残してほしいです。
この時はまだ蕾が見えるだけで開花はまだまだ、7月のようです。
さらに上に登るにつれ、下界ではとっくに散っているニリンソウやエンレイソウが
まだ咲いていました!季節がひと月遅いようです。
この日は風がほとんどなく、登るのは大変で汗が噴き出ましたが、
途中の水場で暑さをしのぎます。水が冷たかったー!
この水、雪解け水が山にしみ込んで何年も掛けて出てきた流れなんだそうです。
サンカヨウもお花畑のようになってたくさん咲いていました。
もう山頂か、と思ったら休憩しただけでした。(この先、まだまだ長かった。)
それでも眺望は素晴らしく皆さんしばし「あの山は。。。」「この山は。。。」
おやおや、イワカガミまで咲いている!
山頂に近づくにつれ、雪の残っている箇所を数か所目にしました。
こんなに雪が残っているとは!風がなくても山登りが苦痛じゃないほどの
心地よい涼しさはこの雪のおかげなんですよね。
ようやく山頂につきました。長く感じたなぁ、それもそのはず
今まで登った中で一番高い山でした。標高1740m。
ここでお弁当を食べたのですが、日差しが強い!
日影を探すとそこには必ずと言っていいほど
ツバメオモトやイワカガミ、マイヅルソウなんかが
咲いていて、座るのがはばかられる。。。
(なんとか座れる半日影を見つけてお弁当にありつきました)
ここでカメラのバッテリーが切れてしまい、シラネアオイを撮影できなかった。
以前砂鉢山に登った時カメラのバッテリーが切れて
集合写真を撮影できなかったH山係長を笑えません。(^^;;)
下山した後、交流会で真砂屋さんが用意してくださった
おいしい振る舞い料理を撮影できなかったー!
あ、バッテリー切れてなくても、ぺろっと食べちゃって
撮影し忘れてたかもしれないですが。
それにしても、山の中で見かけた植物の花々の可憐なこと。
このような山地の植物は山中の濃く深い緑の中でみるからこそ
美しく可憐であるように感じます。
昔はクマガイソウなんかもあったそうなのですが、あっという間に
無くなったとのこと。
水や土が合わなかったりして根付かずに枯らしてしまうぐらいなら
取らずにそのまま山の中で生きさせてあげてほしいものですけどね。
そういえばモリアオガエルは白髯神社でも見ることができると思います。
去年はモリアオガエルと卵塊を見ることができました。
白髯神社ではもうすぐホタルも飛び始めるのかな、楽しみだなぁ!
ゲンジボタルとヘイケボタル両方見られるので、ぜひ見に来てくださいね!
詳しくは鬼無里観光振興会へお問い合わせください。
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子