いいんだな、ほんと個人的に『僕が春になったらしたいこと』書くぞ
2016年3月 3日 | 活動内容:その他 |
こんにちは。
大岡地区担当の飯島悠太です。
毎度毎度、月のテーマに対するリアクションで始めることに内心忸怩たる思いはあるのだが、言わせてもらおう。今月、難易度高くね?
なにがムズいって、誰も興味ないでしょ僕が春にやりたいこと。いや、いっぱいあるんだよ、釣りとか生き物関連ならさ。生命が一斉に動きだすこの時季、僕の心は浮かれ、足は地に着かない。でも、僕が惹かれてやまない魚たちについてどれだけ熱く綴ったところで、どうせこのブログの主な読者層である"人のあったかさLove"なみなさんは即『戻る』ボタン押すじゃん。どうしろっていうのほんと。
いいや、もうこの際、読み手のことは全無視だ。ブログのセオリー?知るかそんなの。ここから先は、単に僕が春になったら釣りたい魚の話だ。需要ないのは承知のうえ。ほっこりしたマニアックじゃない記事を読みたい一般の方はブラウザバックし、明日の隊員・・・は電車だな、明後日以降の隊員の記事を待っていただきたい。
ニッコウイワナ(Salvelinus leucomaenis pluvis)
サケ目サケ科イワナ属。同じく渓流に生息するヤマメ(Oncorhynchus masou masou)と同列に扱われがちだが、ヤマメがオンコリンカスの名を冠するサケ属であるのに対し、イワナ属はまったく別のグループだ。日本のイワナは何種類かいるが、長野市周辺では本種が一般的である。
彼らを言葉で象徴するとすれば、神秘的でワイルド。日本の淡水魚で最も上流に生息し、深山幽谷の険しく冷たい渓流の底に潜むその姿は狩人か、それとも仙人か。陸封という数奇な進化の過程をもつ彼らは、他の魚にはない独特の魅力を放ち続ける。
イワナはゲリラ、渓流は戦場
渓流という過酷な環境で生きていくのは容易なことではない。エサと出会うチャンスの少ない上流域で生きていくため、捕食対象は多種におよぶ。今の時季は水生昆虫が豊富で、岩の下で蠢くマダラカゲロウやオオヤマカワゲラの幼虫が、ふとした拍子に流されてくる。初夏になるとこれらの虫たちが羽化し、水面を飛び交う。このほか、樹上から落下する陸生昆虫や小魚、カエルなど、口に入る生物はなんでも捕食する。
円筒形の身体は、激流のなかでも岩の隙間にすっぽり入り込んでステイするのに適し、捕食する生物や外敵から身を隠す。上流域は渇水や流れの変化で干上がる危険と隣り合わせだが、この体型は陸上でも腹を下にして安定するので、近くの水辺まで這って行くことも可能だ。さらに、川底の背景に溶け込む体色。まるで戦場を行くゲリラだ。
30cmに迫る個体は顔つきが違う。アミメニシキヘビ、ボアコンストリクター、コモドオオトカゲ・・・魚というよりは獰猛な爬虫類のそれが想起される。見よ、この面構え。超カッコイイ。
祝☆解禁
僕が初めてイワナを釣ったのは中学1年生のとき。それ以来、この魚の虜になってしまった。
2月16日以降、犀川・千曲川水系の多くの河川で遊漁解禁となっている。春になったら、いや、もう待ちきれない。今年も彼らに会いに行こう。