初めまして。信州新町地区担当の島田です。
2015年8月10日 | 活動内容:その他 |
初めまして。
信州新町地区担当の 島田 裕生(しまだ ひろき)と申します。
◆ 都会での生活しか知らない私が、ふとした転機で"田舎暮らし"を始めることに。
学生時代を横浜で過ごし、就職してからは東京暮らし。
普段の生活の中で、土や植物、虫などに触れることも無ければ、動物をまともに飼った経験も無く...。
産まれてこのかた45年の間、都会での生活しか知らず、田舎暮らし、農業、畜産業の経験も一切無し。
そんな私が、20年続けたサラリーマン生活を辞めて、長野市の中山間地域、信州新町に移住いたしました。
しかも、《地域おこし協力隊》隊員として。
隊員としての活動のテーマは、何と、"肉緬羊(めんよう)飼養を主体とした農畜産物の複合経営による生産・起業"。
つまり、"お肉になる羊を飼育しつつ、他に農業なども営んで生計を立て、独立すること"。
1年半前に妻から手渡された《長野市信州新町地区地域おこし協力隊》の募集広告。
そこにあった、【初心者大歓迎!!】の黄色い文字が目に飛び込んできて、「え?羊って、初心者でも飼えるものなの??」と、自分の好奇心に激しく火が点いたのを今でもよく憶えています。
◆ 何気ない会話から始まった、未知の生活への挑戦。
2年程前、どこにでもありそうな、何気ない夫婦の会話が全ての始まりでした。
「もう少し年をとったら、東京を離れて田舎で暮らすのも良いかもね。」
「それなら、お互いの両親が住む東京と富山の間の地域が良いかもね。」
「もうすぐ北陸新幹線が開通するし、車でも行けるから、長野あたりが良いかもね。」
その時は、「かもね。」ばかりの会話だったのですが...。
そして、そんな会話の中での、動物好きな妻の何気ない一言、「私、田舎に住んだら山羊が飼いたいな。ずっと以前から牧場を持つのが夢だったの。」。
「え?山羊って、犬や猫のようなペットとは違うし、家畜の飼い方なんて私はまるで知らないし。しかも牧場って、そんなに簡単に持てるものなの...?」。
私は心の中で反論をしていたはずだったのですが...。
そんな私は今、《地域おこし協力隊》隊員としての活動1年を経て、信州新町の標高約600mの場所に仮設の牧場を作り、そこに自ら所有するサフォーク種の雌羊8頭を飼育しています。
そして、その仮設の牧場は、正式な緬羊飼育施設となるべく、この夏から柵や小屋などの設置工事を始め、秋には「島田緬羊牧場」として稼働を開始する予定です。
◆ 牧場、田圃、野菜、果樹、古民家再生...夢は広がり続けます。
丘の上で緬羊を飼い、山の水でお米を育て、寒暖差の大きい気候の恩恵を受けて果樹や野菜を作る。
空き家となった旧い田舎家を持ち、自ら修繕をしながらそこに暮らす。
今では、自分が〈田舎暮らしど素人〉であることをすっかり忘れて、そんな暮らしをひとつずつ実現していきたいと願って、日々奮闘しております。
そしていつの日か、私の暮らしを見た都会の誰かが、「これなら私にも出来るかも。自分もやってみようかな。」と思い立ち、この地で仲間が増える日が来れば、もう何も言うことはありません。
どこまで翔ぶことができるのか、まだ全く分かりませんが、思いつくままに、やれるだけやってみようと思っておりますので、今後ともご支援の程よろしくお願い申し上げます。
◇日々の出来事を綴っています。
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信州新町地区担当
島田 裕生(しまだ ひろき)