植えつけ+田植え+民泊=?(古民家で生きるために2 その4)
2015年7月 1日 | 活動内容:農作業 |
こんにちは!鬼無里担当No.3のきのっぴーです!
前回のその3からの続きです。
2組目の中学生を送り出した後は、ひたすら田植え!
3組目の子たちが来るころにはピーマンの苗を受け取り
植えつけなければならないので、それまでには田植えを終わらせたい!
苗箱から適度な大きさに苗束を剥がし、苗が足りなくなりそうなところへ
ポンポン投げ込んでおいて苗を植え付けていきます。
でも、思うようにいかないものです。
暗くなって筋が見えなくなるまで植えて、田んぼの半分も植えられたかなぁ。
カエルたちも大合唱して応援してくれたんですけどね。
仕方がない、3組目の子たちにも田植えを少し手伝ってもらおう。。。
ピーマンの植え付けと田植え、両方できるかな???
やや不安はありましたが、植え付けるピーマンの株数を少なくすれば
なんとか大丈夫かな、と両方手伝ってもらうことにしました。
3組目は女子3人。文化系の部活だそうです。
その頃はまったく雨が降らず畑はカラカラ。
ピーマンの植え付けは、水分保持のためのマルチシートに
1株分の穴をあけた後、水路からバケツで水を汲んで
水をたっぷり注いでから植えつけ、という重労働になってしまいました。
それでもピーマンの植え付けは思ったよりも早くできた!
50株をあっという間にテキパキと植えつけてくれました。
↓ この辺りが植えてもらった苗。
とっても暑い日で、水路の中に長靴で入ったっきり
「このまま出たくなーい!」わかるわかる、その気持ち!
田植えにも挑戦してもらいました。
やっぱり1人「田植え、もうちょっと続けたい」と言ってくれた子は
いました。それでもさすがにこの日は暑かった!
5時ごろには、3人とも疲れが見えてきた。。。
沢山手伝ってくれてありがとね!夜はやっぱりおやきを作りました。
みんな中学3年生、お年頃なので気になる子の話なんかも
聞かせてもらい、自分が中学3年生の頃のことを思いだしたりしました。
今の子たちは精神的に大人なんですかね、
空気も読むし、受け答えも挨拶も考えもしっかりしているし。
それに比べると、私はあの頃若干宇宙人だったかも(あ、今も?)
ボーっとしてましたねー。あんまり何にも考えてなかったですねー。
(あ、やっぱり今もそうかも)
3組目の子たちもお別れの時がやってきた。
楽しくおしゃべりしているうちに、やっぱり涙がこぼれてしまいました。
ささやきクラブのみんな!元気でねー!
ささやきクラブ : 3組目の民泊の子たちで結成した秘密クラブです。
ささやきながら活動します。
嵐のように押し寄せた農家民泊、あっという間に終わってしまった。
みんなが手伝ってくれた田んぼ・ピーマン、ちゃんと世話して育てなきゃ!
植えつけを終わらせなくっちゃ!
民泊の子たちが来ている間に芽が出てきた花豆も植えられるよう準備しなきゃ!
↓種を落してから一週間ほどの状態です。
民泊の中学生が帰った後、田植えとピーマンの植え付けの残りを
やり遂げるのに数日かかりました。ピーマンは午前中に植えつけ、
田植えは午後に。稲は苗箱7枚分(うち2枚はお隣の田んぼのおばちゃんが
融通してくれました)、ピーマンは全部で240株。
人手があったときは、作業もスイスイ進み楽しかったのですが、
一人だとなかなか進まない作業に気持ちがめげてくる。
そんな時、ご近所のおじちゃんおばちゃんたちが声をかけてくれるのです。
「一人で頑張ってて、えらいね」「ようやるなぁ」
「苗は足りてる?」「頑張って頑張って」
その一言だけで不思議と、体が疲れていても
エヘヘヘ、まだがんばれそう、と心に力が湧いてくるのです。
植えつけ+田植え+民泊=
いろいろ重なって大変だったけど、やり繰りする過程が楽しかった!
行き届かないところは多々あったと思うけど、
案ずるより産むが易し、やってみて初めてわかることもある。
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子