里山の恵み(戸隠地区 加藤)
2023年10月20日 | 活動内容: |
こんにちは。
戸隠地区の加藤です。
10月に入り、めっきり寒い朝晩を迎えるようになりました。
9月の半ばまで真夏のような天気でしたから、一気に冬が訪れたかのような気持ちになります。
それでも戸隠の里山は冬ではなく、秋の装いです。
先日、地元の方からお誘い頂き、キノコ狩りを初体験してきました。
山菜もですが、知識のない人間が本だけを頼りに収穫するのは恐いですよね。
今回参加させてもらった会にはキノコの鑑定士さんがいらっしゃり、収穫したキノコの鑑定をしてくださるのです。
初心者でも安心して参加できますよね。
皆さん揃ったところで、1時間ほどのキノコ狩りタイム。
里山に入ってみると木の根元周辺に様々なキノコがニョキッと顔を出していました。
「これはなんていうキノコですかねぇ?」
「これは食べられそうですかねぇ?」
「これは怪しそうですよねぇ」
などなど、参加者のお母さんお父さん方とおしゃべりしながらの収穫はとてもたのしく。
見た目に美しいこちらは食べられないキノコ。
収穫が終わると、一人ずつ鑑定士さんによるキノコ鑑定を受けました。
「これは○○っていうキノコで食べられないよ」
「これは○○ってキノコで△△(調理方法)で食べると美味しいよ」
「これ、こっちの○○と似てるんだけど、ほらここが違うでしょう?採ってきたキノコは食べちゃダメだよ」
などなど、鑑定士さんが一種類ずつすべて教えてくれます。
食べ方も教えてくださるのがまた嬉しい。
鑑定のところは常に人だかり。
キノコに詳しい方も一緒になって知識を共有しながらのワイワイと賑やかな鑑定タイム。
私が収穫したキノコ以外にも実に様々なキノコが机に並び、聞いたことのない名前ばかりが飛び交っていました。
中には珍しい「クロカワ」という高級キノコを見つけた方がいらっしゃり、その時間が最高潮の盛り上がりだった気がします。
私が一番テンション上がったのはこちら。
白キクラゲです。
通常スーパーには乾燥したものが並んでいます。
実はこの秋から冬にかけて乾燥し始めるこの時期にぴったりな食材で、身体の内側から潤わせてくれるのです。
乾燥したものを戻してじっくりコトコト煮込むとぷるんぷるんになるんですけど、自生はこんなにも透明感があってぷるんぷるんなのですね。
初めて見られてとても嬉しい。
私も収穫したかったなぁ。食べてみたい!
キノコ狩りの後はキノコの駒打ち体験。
そうそう、鑑定士さんに「食べられるよ」と言ってもらえたキノコは自宅のお持ち帰り。
お昼にはきのこ汁も戴き、キノコ尽くしな1日となりました。
戸隠の里山には秋の恵みがたくさん。
春、夏、秋、とたくさんの恵みを頂いて、次は冬。
どんな味覚と出逢えるでしょうか。
とてもたのしみです。