なにわのりんご道 (豊野地区 古畠)
2022年11月14日 | 活動内容: |
こんにちは!豊野地区担当の古畠です。
地域おこし活動の一つとして大切なことはまず知ってもらう事だとおもいます。
ということで、地域からの発信をどうするか?を学ぶ為に総務省が推薦する熊本の合志市クリエイター塾というプログラムに参加致しました。
これはビールやスキー場などのCM等を手掛けているプロの映像クリエイターの方たちに、地域から個人として発信するための知恵と技術を学ぶ塾で、オンラインで開催されています。
目標としては地域のPRビデオを作成する...という所です。
しかしながら、なかなか豊野町はりんごやぶどう以外に特色が無いので難しい... というようなお話を講師の方を相談したところ、りんご農業メインで非常に魅せ方の上手な方がSNS上に居るので、その人を参考にしたらどうでしょう?となりました。
そこで紹介されたのが、まさかの豊野の方で、若手の農家さんグループ栄農会に所属する1人宮下さんでした。そこで、まずはコンタクトを取らせて頂き、お話を伺うことになりました。
宮下さんもUターンで農家後継となりましたが、栽培から収穫、梱包から発送、販促からサイト運営、ブランド化や商品企画から経営まで多種多様な全ての事柄を行う必要があり、幅広くできるのが楽しい面、作ることに時間をかかるため他の面に力を入れることは難しく、また情報を得る事がなかなかできないのは悩みだった。そこで前職やアウトドアの趣味から魅せ方の上手な方たちと仲間を個人的に広げる努力をした結果、農業技術者、デザイナー、アーティスト、クリエーター、加工のプロ、バイヤー、マーケター、専門店、など第一線で活躍する方々など、さまざまな方と繋がっていったとのことでした。
また、豊野のりんご農業の魅せ方や良いイメージで世間に拡散されるには、どうしたらいいかという質問をしたところ、イケてるイベントなどが既にあるので、それにうまく乗っかることのが手っ取り早い、大阪でりんごオンリーのマルシェやるので、参考になるかもしれないので来てみてくださいとのこと。ということで、有給を取り、大阪へ出発!!そちらの内容を報告させていただきます。
大阪上陸!!りんごマルシェ!
この林檎マルシェ、全国のりんご農家さん生食林檎だけでなく、りんごをメインにした料理、海外を含むシードルなど本当に林檎だらけのイベントでした。販売している方達もみな若く、中には海外の方も居て、今の多様性溢れる雰囲気が感じられました。来客もお客さんも若井男性・女性が多かったです。
リンゴで作られたシチュー(イギリスの郷土料理らしい)など、なかなか見られない料理もふるまわれていました。
りんごの面白いキャラクターグッズもありました。巾着やカレンダー、コップなど。。ゆたかちゃんもいけるかな?
主催者の方や、シードル専門店の雑誌の方、岩手や広島のリンゴ若手農家さんとお話させていただきました。こちらは動画にしようと思っています。
続いては豊野の宮下農園さんブースについて紹介します。まずりんごの売り方が非常におしゃれでした。
星の金貨や王林などで青リンゴで色を区分けしているのも面白いですね。
なるほど〜、こういう梱包にすると多少色つきが悪くても表面しか見えないし、高級感もあり「映え」てます!
また、リンゴジュースやりんごジャムも品種ごとに分けていて、色も異なっていますね。プラのコップもおしゃれです!
こちらは長沼のやまだい農園さん。おしゃれなパッケージデザインが目を惹きます。
さて今回のイベントで学べた点は長野県でのイベントと客層が全然違っていて、非常に面白かったです。こういうイベントだと子連れの親御さんや大学生にも興味持ってもらえそうで、いいなと思いました。また売り方が大変おしゃれだったので、非常に若い方にウケが良く興味を惹きそうな気もします。若い方に知ってもらえれば、拡散され認知にも繋がる・・・と。今のSNS時代は見た目の魅力ほど、印象を伝えることはできないですからね。
少し気になったのは生のリンゴ販売をする際、売り手さんが品種ごとの違いなどが分からないなどがあったので、詳しい農家のおじちゃんおばちゃんも1人居るといいかなあとも思いました。正直なかなか真似ができるようなイベントでは無いかもしれませんが、参考にすべき点も多いと思いました。全国のりんご農家を集めることができたら、りんごの食べ比べとかもできそうですしね。地域活動支援課さんや他の協力隊と同じようなことができたらなあと思いました。
今後イベントなどに出る機会があるとしたら、自分でパッケージデザインしたリンゴジュースやリンゴジャムを作って売りたいなあとも思いました。