2022年10月 飛騨高山へ行ってきました(中条地区 大岡)
2022年10月24日 | 活動内容: |
こんにちは
中条地区の大岡です。
9月に入り中条に新しい協力隊、井上隊員が着任しました。
着任されて早々、中条をご案内したり、お世話になっている方々に一緒にご挨拶に行ったりしました。
同じ東京からの移住ということもあり、いい仲間が増えたなと思っています。
今後も中条の地域おこし協力隊員をよろしくお願いします。
さて10月13日に岐阜県高山市にある飛騨五木
という会社を視察する機会がありましたのでご報告を
高山市は日本で一番面積が大きい市で東京都ほどの面積です。
そのうち90%山林が占めています。
飛騨五木は「自然資本から地域を変える~ちいきで愛され 旅する五木」
というヴィジョンを掲げ木材を中心とした多角的な経営をされておられます。
まずご案内いただいたのは
道の駅荘川にある温泉施設でした。
ここでは木質バイオマスボイラーが導入され熱源として製材のときにでた端材をチップにしたものを
供給して運営されています。
ここからチップを投入
地下部では4台のボイラーがあり効率的に運用されています
次にご案内いただいたのは塩屋水力発電所
水力発電と聞くと巨大なダムを想像してしまいますが
ここではミニ水力、マイクロ水力と呼ばれる規模で発電されています。
大規模な水力発電は開発時に環境に負担を与え、住民移転なども必要になってきます。
飛騨五木では地域資本として地域の自然資本開発に携わるという理念から合意形成から整備、出資まで携わっておられます。
午後は飛騨五木の木材土場から製材・加工の現場を見させていただきました。
丸太や製材された木を自然乾燥しています。
製材は建築計画に合わせ行われストックされています。
仕上げの低温乾燥室、中に入ると木のいい香りが全身を包みました。
代表自ら案内いただきました。
ここで出た端材は温泉施設のほか社内の薪ボイラー、木材の乾燥、製紙用、地域の畜産農家で利用されます。
飛騨五木では立木からの買い付け、伐木・造材を行っており、木材一本一本の産地や山主が明確化されておりその使用先までわかるので山主の意が建築主にそのまま伝わります。
会社としてこのような仕組みを作られて地域や環境に貢献している姿勢を見習わなくてはと思いました。
視察を企画しお誘いいただいた根羽村森林組合の皆様、お忙しいなかご案内いただいた飛騨五木の皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。