避難所体験会とちょこっと夏祭りに参加しました(豊野地区 古畠)
2022年8月16日 | 活動内容: |
こんにちは!豊野地区の地域おこし協力隊 古畠です。
8月は本当に暑い日が続きますね...。この季節農作業は体力の消耗が激しい!ラジオでも熱中症に気をつけ、必ず水を飲んで作業してくださいと放送されるようになりました。農作業をする上で、今までの季節の中で一番キツイ時期だと思います。農家さんもできる限り日中はお昼寝して、比較的朝方や午後も少し遅めの時間に作業するなど身体を調整しています。私は前職はオフィスのクーラーの中で働いていたので、この季節余り外に出ていませんでしたが、普段から外で仕事をされていた方は本当に頭が下がる思いですね。
さて、8月11日の山の日に、豊野支所前のゆたかの公園にて
「避難所体験会とちょこっと夏祭り」が開催されました。
こちらのイベントは豊野地区の住民自治協議会女性部会さんが主催され、
令和元年10月に台風19号災害で被災した経験を生かしながら、楽しみながら防災に備える知識を学べるイベントでした。
それに加えて、とよの夏祭りも同時開催とのことで、かき氷やフランクフルトなどを振る舞う出店、
子供が楽しめるお菓子掬い等も出店しました。
被災当時に活動していたボランティアの団体も参加され大変、賑やかなイベントとなりました。
私もスタッフとして参加させていただき、写真の撮影や設営の手伝いをさせていただきましたので、今回はこちらのイベントについて記載させていただきます。
まずは非常食の体験会ブースの展示について紹介させていただきます。豊野の方達が作ったアルファ米で作ったおにぎりやビスケットなどを頂きました。
写真は、グリーンピースやにんじんのコンソメスープです。シンプルな味付けで大変美味しかったです。隣の鍋にははデミグラスソース風のお豆のスープが無料で振る舞われました。
テレビではよく見る炊き出しも、美味しく丁寧につくるための技術やノウハウがあるのだなと感じました。
続いて、障害がある子どもらと登山やキャンプで交流する市内のボランティア「山楽会」さんが、
キャンプの道具や身近な生活用品を避難生活に活かす方法を紹介。
じゃがいもやとうもろこしをキャンプ用の焚き火で焼いて振る舞ったりされておりました。
写真は貯金箱で作ったお手製のコンロです。貯金箱2つを重ねて、空気穴をドリルで開けて作成しました。
私もお手伝いさせていただきましたが、このコンロの形態だと燃え残りが無く、最後まで使い切れるんです。
燃料は松ぼっくりというのも驚きました。非常に燃えやすい便利なアイテムだとのことです。
このコンロを使ってお湯を沸かし、コーヒー等をつくることができます。
キャンプの技術はサバイバルの技術でもあるので、避難生活では大変役立つ知識だと感じました。
続いて、豊野の小学校にある高性能の浄水器の運転実演の様子です。
非常に大掛かりな装置に見えますが、実際はガスで水を汲み上げ、濾過をして綺麗に戻すという単純な仕組みです。
水道などインフラが使えなくなる大規模災害は稀のため使用する事は無いだろうが、
いざというとき、実際には緊急時の装置が備えているという事を豊野の方達に認識して頂く為今回披露させていただいたとの事でした。
世の中、何が起こるかは神のみぞ知るため、
災害などに緊急時の知識を毎日ずっと意識することは無いでしょうが
こういったイベントに参加したことで、万が一のための災害の対処方法や避難の知識も定期的に入れておくべきだなと思いました。
豊野では地域の方たちによる精力的なイベントが行われておりますので、またご紹介させていただきます!