伐採、時々蒸留。(鬼無里地区 木原)
2022年7月 8日 | 活動内容: |
お昼休みにブルーベリー食べ放題&詰め放題をしている協力隊員は一体誰か。そう、私です。
今日は戸隠のとある山林で間伐作業のお手伝いをさせてもらったのですが、そのお昼休みにブルーベリー畑に連れて行ってくださり、ちょうど旬の美味しい実をたくさんいただきました!
そのままもぎ取って食べてはパックに詰めての繰り返し...こんなにたくさんのブルーベリーを食べたの人生で初めてです。
というか、休み時間にブルーベリー狩りなんて都会に住んでいたら絶対できないだろうと考えれば、ちょっと贅沢なことですね。
鬼無里でも栽培されている方をあちこちで見かけるので、自分も今度苗を買って植えてみたいと思います。
で、間伐の話です。
多分普通は逆なんだと思いますが、自分が普段やっている伐採作業は1本や2本の木を1日かけて伐採するような特殊伐採が多いので、山の中の込み合った木を伐るのは全く慣れていません。
なので伐れども伐れども伐倒方向にある立木にかかってしまい、そのかかり木処理に時間を食って作業が全くはかどりません。
何度もたて続けにかかると自分の技量の無さを改めて思い知らされるとともに結構ヘコむのですが、技術の習得にはとにかく1本でも多く伐るしかないので汗だくになって試行錯誤しながらの作業となりました。
今回はスギとカラマツの林を間伐したのですが、一部のカラマツは作業道に近いところに倒したこともあり、折角なので枝葉を集めて持ち帰り精油の蒸留を行うことにしました。
昨年9月にも戸隠でカラマツの伐採を行い枝葉を蒸留したのですが、取り扱っている精油の中では一番売れ行きが良くて在庫が無い状態でしたので、今回補充できるのはうれしい限りです。
カラマツの枝葉は粉砕すると細かくなりすぎて機械が目詰まりしてしまいます。
出てきた葉の部分は抹茶の粉の様。
約65kgの枝葉から抽出できたカラマツ精油の量は約100ml。
今の時期のスギと比べると1/3程度の量なので、必然的に値段もスギの3倍になってしまいます。
材料の枝葉が細かすぎて詰め込んだ時に水蒸気が通る隙間が無さ過ぎたためなのか、お湯を焚き始めてから蒸留水が出始めるまで4時間もかかりました...。
写真では沢山採れているように見えるものの実際には少な目で、蒸留水が出始めて1時間ちょっとでほぼ出切ってしまいます。
この時点ではあまり良い香りはしませんが、蒸留から数か月経過すると香りが良くなってきます(多分そうなるはず...)。