木登りおじさん(鬼無里地区 木原)
2022年6月13日 | 活動内容: |
最近、特殊伐採のお仕事依頼を少しずつもらえるようになった協力隊員は一体誰か。そう、私です。
今の自分の伐採技術では手に負えない依頼もあるものの、試行錯誤しながら樹上で伐採するのは楽しくもあり、怖くもあり、作業の前日はいろいろ考えて眠れなかったり。
自分はまだまだ素人なので、プロの方から見れば大した難易度でもないようなものでも作業中に良く行き詰ることが。
そんなときは一旦地上に降りて頭をリセットし、木はもちろん周辺環境全体を見直してから作戦の練り直して作業再開。
幸い今のところ大きなミスは無いですが、小さなミスは毎回のようにやっています。。。
でも、伐採が怪我もなく無事に終わったときの達成感と満足感は何とも言えず、普段自宅では飲まないのに缶ビールを開けたり。
今日は鬼無里で民家裏にある3本のスギのうち1本を伐採。
3本とも10数年前に穂先を詰めたようで、そのせいか詰めた付近から何本も株立ちし、結構な長さに細長く伸びていてちょっと厄介な状態に。
樹高が低いのに幹が細く作業中の揺れも大きくなり、横に広がる枝葉の付き具合もバラバラで作業の手数も多くなって、慣れていない自分にとってはちょっと大変。
今日伐採したスギはそのまま伐り倒すと周囲の民家やお墓などの構造物に当たってしまうので、樹上で株立ちしている6本を1本ずつ3段階に分けて伐り落とし、6m弱の股上まで詰めてから伐採。
寝かせた幹は長材で搬出できないので、40cmの長さに玉切りして依頼主の方に薪として使ってもらうことに。
枝葉も山盛りなので蒸留するのに持ち帰りたいところではあるのですが、蒸留する時間も無ければスギ精油は在庫過多状態なのでなので泣く泣く残置。
依頼主の方が「焚き付けに使えるから」と言ってくださったものの量が多すぎ。。。
枝葉の活用ということで精油にしてはいるものの、結局は商品として売れなきゃ意味が無いわけで。
最近はほとんど売れていないので何か上手いこと考えなければ。
伐採予定のスギは残り2本、でも1本は大き過ぎるので一人作業では無理と判断。
今は生い茂った枝葉で全貌が見え辛いため、とりあえず細い方のもう1本を伐って見通しを良くしてからどうするか考えることに。