雪中の農作業(豊野地区 古畠)
2022年2月18日 | 活動内容: |
こんにちわ!豊野地区担当 古畠です。
2月になり快晴の日も続き雪は溶けやすくなりましたが、まだまだ積もる日もあります。
先日、協力隊の岸さんと雪道の運転講習にて雪の積もる中条地区の方へ伺いました。車がなぜスリップするのか、その際ブレーキとハンドルはどうなるのか、またチェーンの付け方を実践で教えて頂きました。たった20kmでも雪の状態によってはブレーキが押し込めなくなりました。私はあまり雪の降らない地方で車を持たず生活をしていたので、色々と勉強になりました。皆様もくれぐれも運転にご注意ください。
農作業では山奥の雪道を運転し、りんご畑に向かうこともあります。木の成長が停まっている寒い時期に剪定をする必要があるからです。その日はあと一歩の所で、雪が車の下部にかかるほど積もっていたため、農家さんと一緒にシャベルで約半日雪を書き出し、通れる道を作ってからりんごの剪定に取りかかれました。
■山郷の雪畑 dji sparkで撮影
冬の豊野での農作業の様子を続きに記載させていただきます。
一月下旬から二月上旬に掛けては、ぶどうの剪定を学びました。りんご同様、ぶどうも非常に奥が深いと感じました。私が学ばせていただいているのは中梢剪定というやり方です。現在は主流は作業が単純化できる短梢剪定のようですが、中梢剪定は技術取得が難しいのですが1本の木からの収穫量が多く主枝の方向をある程度変更できるというメリットがあります。
■主枝を移動でき空きスペースを埋められる分、全体をうまいこと調整するのは難しい中梢剪定
樹木は数年かけて伸びていくので、成長に合わせて切り方も変えていかないといけません。樹勢の調整は、深めに切った分より強く伸びる、根本に近い方の枝が成長が優先される、側枝が多い枝がより成長するなどの条件を考慮して実施します。捉え方にもよるのですが、農業が一番いいなと思うのはITと違いこういった長年の知恵が枯れずに常に活かせる点だと思います。2月上旬で一通りの剪定技術を教えて頂いたので、来年忘れないようきちんとまとめようと思っています。
■寒さで氷柱ができていました。
今お世話になっている農家さんの繋がりで、豊野でこれから農業を始めたばかりの方や、同じ長野市で農業を始められた方々と知り合うことができました。同様に農業を学ばれているので、非常に刺激になりました。
三月はりんごの剪定を再び学びたいと考えています。
最後にぶどう圃の近くに鉄道が見える河川敷がありましたので、そちらでとった豊野を走る鉄道をご紹介!
豊野も探せば色々な撮影スポットがありそうですので、また機会があればこちらでご紹介させていただきます!