鳥獣被害からの果樹保護(豊野地区 古畠)
2021年9月23日 | 活動内容: |
今月9月1日より豊野地区に着任いたしました、古畠です。
どうぞよろしくお願いします!
着任から2週間ほどたちました。
現在の任務は果樹生産技術の取得なので、リンゴやブドウの畑に通う日々です。
実りの秋ということで収穫の時期になってまりました。
広大な畑に実った果樹を一生懸命お世話をしていると、心も体も豊かになりますね!
■輝く秋映え(1/200s F7.1 ISO100)
...が、やはりこの時期最大の天敵は、カラスやムクドリといった鳥獣被害とのこと。
鳥獣は法律では勝手にはあやめてはなりませんから、攻撃ではなく防御ということで農家のみなさんは工夫して作物を守ります。そちらをご紹介したいと思います!
■対策方法
1.防風ネット!
今回は4㎜の穴のネットをブドウ畑に設置しました。
風よけにもなりますし一石二鳥です!
穴の大きさで風通しの具合やネットの重さが変わります。
2.ユーモアなところでは、こんな案山子(かかし)も取り付けてみたり...。
虎で威嚇!!最近流行りだした模様
他にも嫌がる音を出してみたり、爆発音を出してみたりと様々な対策を講じております。
近年ではムクドリ対策にLED投光器(ホロライト)などが生み出されております。
■カラスとの戦い
鳥獣被害の代表格といえばカラスです。
畑にいる時、カアーカアーという鳴き声が聞こえてきたら要注意、某ゲームのようにキラーのように危険信号の合図です。カラスは知能が高く、美味しい果物を判別し、食べてしまいます。
また、カラスは白いものに惹かれる修正があるので、白い袋で覆っていたブドウも狙われます。知能が高くおそらく最強の害鳥かと...。
無残にも食べられてしまったブドウの残骸
■終わりに
人と鳥獣が上手く棲み分けができれば良いのですが、
例え対策を講じたとしたとしてもその鳥獣が山に帰るのではなく他の畑に移動してしまう可能性もあるので、動物との共存はなかなかに大変だなあと感じる日々です。
近年ではシャインマスカットや他のブドウも高騰しており、心無い人による盗難被害も報告されているとのことです。そう、一番の農家の敵は人間かもしれない...。
ここまで読んでいただいた方に豊野へのご縁がありますように!