35歳 単身移住 ~自家採種~(篠ノ井信里地区 木村)
2021年7月 2日 | 活動内容: |
信里に来て最初の自家採種は、白花絹莢 と さぬき長莢蚕豆。
種採りをするようになると、一番出来の良いものは、食べるでも売るでもなく来年の種に、と考えます。
生育が良くて、実成が良くて、品種特性が現れている、そういう複数の株から種採りをしたいのですが(遺伝的多様性が欲しいので)、そもそも植え付けられた株数が少ないと、難しいものです。
今年は、育ったすべての株から採種しました。
ダイコンの種採りは、今年は断念。
我が家の庭先一面に、整然と並べられた大量のダイズたちを見て、
「あんなに沢山のダイズを一体どうするの?」と聞かれました。
なにも発芽率の実験をしているわけではありません。
「植えるんです。」
自家採種の種なので、苗の時点で選抜することを考えたら、多めに育苗します。
でも、正直なところは、流石に多すぎました。
順調に生育しすぎて、植える場所が足りない可能性まで出てきました。
整然と並べられたダイズの幼苗。
典型的な短日性植物のダイズ。種まきは6月20日の夏至が目安です。
作っているのは、すべて在来種の中生~晩生品種なので、今まで住んでいた関東地域だったら7月以降の播種にするのですが、ここ信里では、それでは遅すぎるような気がします。
移植の適期になったものからどんどん植えていかないと間に合わないですが、既に苗の生長スピードに、私の作業が追いつかない状況。
あと1週間くらいで目処をつけなければ。
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糠漬けが美味しい季節になってきました。
収穫物と、いただき物だけで成り立つ、旬の食卓。
こういう豊かさが何より心地良いと思うのです。