35歳 単身移住 ~瑞穂の国~(篠ノ井信里地区 木村)
2021年6月 2日 | 活動内容: |
初冬に蒔かれた麦が一面黄金色に熟す頃になると同時に、近所ではところどころで田植えがひと段落した様子。
信里オーナー田の田植えも、無事に終わりました。
やっぱり、みんなでやる "お田植え" って良いものです。
美しい棚田の風景は、はじめから与えられた日本の自然ではなく、長年にわたって人々が作り続けてきた風景です。
日本は瑞穂の国。
日本人にとって米作りは単なる食料生産の営みではなかったはず。
労力のかかる中山間地の田圃はどんどん耕作放棄地になっていく現実の中で、 それでも、「こんな良い田んぼを干しちゃったらもったいない」と言いながら80を優に超える人たちが棚田を管理しています。
「山の田んぼは元が取れないよ」と、よく声をかけられます。
でもそのことを一番よく知っているはずの人たちが、そうは言いながらも毎年毎年米を作り続けています。
「元を取る」って、何なんでしょう?
換金作物を効率的に生産したいのであれば、わざわざ中山間地に移住して、米作りなんてしないのです。
我が家のササシグレの苗は、5葉目が展開してきたところ。
そろそろ、自分の田植えの日程も詰めなければ。
このブログ記事が公開されるまでには、田植えがひと段落していたいものです。