どうする?修理すル!(鬼無里地区 木原)
2021年4月14日 | 活動内容: |
20年近く前に流行った消費者金融のCMをなんとなく思い出してしまった協力隊員は一体誰か。そう、私です。
自分のミッションは「薪活」だけでなく「有害鳥獣対策」も含まれています。
今までたまにやってはいたものの、たいした成果もないのでなかなか積極的ではなかったのですが、今回薪置き場として借りた場所が山のすぐそばなので、試しに箱罠を2つほど仕掛けてみました。
最初は箱罠の中にエサのリンゴを投げ込んでおいたのですが、数日後にはエサだけ忽然と消えていて、薪の山の上にフンをしていった失礼な奴がいると憤っていました。
その後はエサのリンゴに針金を通して吊るしてみたところ、見事にかかってくれました。
自分が狙っていたのはサルなんですが、かかったのはこいつです。
長野市の場合、サルの捕獲補助金は20,000円なのですが、タヌキの場合は2,000円。
悲しそうに泣きながらこちらを見られても困ってしまうんですよね。
提出書類を書いて、写真を撮って、尾を切って、埋設処理して2,000円。その手間と悲しそうな顔を天秤にかけたら・・・。
写真だけ撮った数分後、タヌキは2~3回度振り向きながら山に帰っていきました。長野市鳥獣被害対策実施隊失格ですね。
サルの場合は人間みたいな仕草をするからもっと気が引けるらしいので、メンタル弱い自分にはなかなか難しいです。
話は変わって「薪活」のほうですが、現在は伐採技術の向上に注力しているため、薪の生産というよりは原木の調達がメインです。
なのに、その大事な商売道具であるチェンソー3台を壊しまくっています・・・。
着任してすぐ活動費で買ってもらったホビー向けチェンソーは、エンジンがかかるものの暫くすると止まってしまう症状が解決せず修理に出しました(修理費6,050円)。
枝打ちに便利なトップハンドルチェンソーをとあるルートで入手したのですが、それも先日斜面を転がり落ちてブレーキレバーに亀裂が入ってしまいました(交換パーツ5,170円)。
一番メインで使っている自費購入のチェンソーもバーを木に挟まれた衝撃のせいなのか先日オイル漏れが発生し、よく見たら外装の亀裂とレール部分のゆがみが見つかりました(修理依頼中で概算見積が約30,000円)。
新品の半分の値段の修理費がかかるので新しいものに買い替えようかとも思いましたが、さすがに協力隊の給料ではそこまでの余裕はないです。
とりあえず活動費で買ったチェンソーは修理から上がってきて調子が良くなり、トップハンドルチェンソーは部品が5月末まで手に入らないものの、ヒビ割れだけなので機能的に問題ないため使用できますが、メインのチェンソーが壊れたのは精神的にも金銭的にもホント痛いです...。
まぁ、今回のことは自分が怪我をする代わりにチェンソーが壊れてくれたと前向きにとらえて、事故はもちろん機材を大切にすることを今まで以上に心掛けたいと思います。