仕事道具は大切に(鬼無里地区 木原)
2021年2月16日 | 活動内容: |
協力隊OBの大切な仕事道具を壊してばかりの協力隊員は一体誰か。そう、私です。
協力隊員としての着任から2年目を迎え、主となるミッションである「薪活」については薪ステーションでの作業を週1回とし、「薪の生産」から薪の材料となる「原木の調達」といった作業にシフトしています。
その「原木の調達」については鬼無里で...と言いたいところなのですが残念ながらそうではなく、主に若穂地区というのが実情です。
昨年8月頃、地域活動支援課を通じて林業を生業とされている若穂地区協力隊OBの大野さんに繋いでいただきました。
9月末から少しずつ伐採作業のお手伝いをしながらご指導いただいてますが、今年になってからは「原木の調達=伐採」という観点から伐採技術の向上を目指してその回数を増やすことにしました。
伐採した木は木材市場に持っていくのですが、クレーン付きトラックが入れない場所だったり伐採本数が少なかったりでその場に切り捨てとなる場合には、40cmの長さに玉切りしてできる限り運び出して薪ステーション持ち込んでいます。
先週までは若穂綿内のりんご畑や民家近くの支障木の伐採作業を行いましたが、今日からは山の境に敷設された電気柵周辺の支障木伐採作業です。
写真はその一部ですが、山側には電気柵、谷側には水路と極力潰したくない桜の木、という倒す場所が限られるうえ、足場も急なので作業し辛い場所です。
どういう手順で進めるか自分なりにも考えながら大野さんの手順をしっかり勉強させてもらいたいと思います。
伐採の前にまずは木の周辺を作業し易いよう片付ける作業です。竹が生い茂る急斜面を手ノコでひたすら刈って行き、片付けるのに午前中だけでは終わりませんでした。
今日は天気が良いものの、風が強くて危険なため残念ながら作業中止となりました。危険予知の観点から中止の判断もとても重要ですが、明日、明後日と予報は雪なので作業できるか心配です。
ちなみに朝、鬼無里を出たときは雪が降って少し積もっていましたが、若穂綿内に着いたら天気も良く暖かかったので、「同じ長野市なのに...」と天候差にいつも驚きます。
本当は鬼無里の支障木を伐採するのが本来あるべき姿なのですが、伐採が必要な場所はあるものの、まだまだ技術も知識も乏しい自分にとっては一人で作業するのは危険過ぎます。
鬼無里で活動出来ていないことには少なからず後ろめたい気持ちがあるのですが、雪が解けて暖かくなるころには今企んでいることを鬼無里で形にしていくつもりなので、計画が進み始めたらブログに書いていきたいと思っています。
ちなみに冒頭の話ですが、大野さんのトビの柄を折った、一本梯子のつなぎ目にあるロックピンを壊した、トラックロープをチェンソーで傷付けた...と、既に前科3犯です(涙)。大野さんゴメンナサイ!