高所恐怖症は克服できるか?(鬼無里地区 木原)
2021年1月21日 | 活動内容: |
初めての雪下ろしで腕がパンパンになったうえ全身筋肉痛に悩んでいる協力隊員は一体誰か。そう、私です。
2019年12月中旬に東京から引っ越し、明けて2020年1月から協力隊員として着任しましたので丸1年が経ちました。
鬼無里は全域が特別豪雪地帯に指定されているものの、昨年はほとんど雪が降らず、降ったとしても2~3日すれば溶けてしまいました。
しかし今年は連日20~30cmくらい降る日が普通に続いたため、国道沿いのあちこちには除雪された3m近い雪の山があったりします。また、奥裾花ダムのほうまで行くと鬼無里支所周辺よりも雪深く、屋根の上には自分の身長に近いくらいの雪が積もっています。
そんなわけで今年初めて雪下ろしに参加しました。高いところは苦手なほうですが、先週と今週で計6日間で20件近くの雪下ろしをしたので、落下の恐怖心はあるものの高さ自体には少し慣れた気がします。
屋根の上ではスノーダンプでひたすらかいては落としての繰り返し。雪質にもよるものの、ひとかきで20~30kgくらいなため想像していた以上に重労働なうえ、滑り落ちそうという恐怖心から腰が引けて体のあちこちに余計な力が入っていたせいか、全身筋肉痛になりました。。。
雪下ろしに関しては落下防止の安全対策をとれる屋根がほとんど無く危険であるというのはもちろん、天気が良すぎると雪が解けて滑ってさらに危険なこともあるため、直前までやる・やらないが決まらなかったり、参加してくれる若い人がいないなど課題が多いです。
協力隊としてのミッションではないうえ、別途手当てが出るので副業扱いとなるため、超過勤務の振り替えや年次休暇を取得して参加しなければなりませんが、地域の課題を見て見ぬふりはできないので、今後もできる限り協力していきたいと思います。
話は変わって、今日は若穂の協力隊OB大野さんのお手伝い(というよりも伐採の勉強)をしに行ってきました。りんご畑の日当たりを妨げている大きな榎の木を伐採する作業です。
立派な枝ぶりなので、そのまま伐採してしまうと地面に付いた時の転がり方を予測するのが困難なうえ、りんごの木を潰してしまう恐れもあるため、先にある程度枝を落としてから幹を寝かすことになりました。
もちろんいつもは大野さんが登って伐っているのですが、今回は初めて自分が登って伐らせてもらうことになりました。
こんな感じの榎が・・・
足場がなかなか安定せず、時間がかかりながらも伐らせてもらい、、、
こんな感じになりました。
安全第一なのはもちろんながら、やはり時間的制約もあるので、今回はここまでにして大野さんと交代しました。
自分はクライミングロープだけでぶら下がっている時は登ろうとして踏ん張るとクルクル回転してしまいなかなか安定せず登るのに時間がかかってしまうのですが、大野さんは安定してほとんど回ることなくスイスイ登って行きます。
雪下ろしでも使えるだろうとハーネスは買ったので、今度はクライミングロープを買って登る練習してみようと思います。。。
さすが大野さん、交代してからは手際よく作業を進めていきます。ロープワークもチェンソー捌きも鮮やかで、伐り落とされた枝の片付けが全然間に合いません。。。
明日も若穂で作業を予定していますが、伐採技術の勉強をさせてもらうのはもちろん、危険予知と安全対策についてもしっかり学んでいきたいと思っています。