2021年1月 年初計画打ち合わせ、芦ノ尻道祖神祭り・どんと焼き(大岡地区 佐々木)
2021年1月22日 | 活動内容: |
大岡地区の佐々木です。
新年1月は、ワイン用ぶどう畑構築に向けて、今年の作業計画を基に関係各位との打ち合わせを進めています。
...といいつつ、協力隊に着任してから約4か月が経過しましたが、そのくらいの期間中ですら想定外の事案が頻発してきましたので、2021年もどうなることやら...。
柔軟に対応して参りたいと思います。
さて、その関連で着任当初からお世話になっている角藤農園にも伺って参りましたが、道すがらに買ったワインにつきまして。
角藤農園のご近所にぶどう畑を開かれている小布施ワイナリーの「ソガ・ペール・エ・フィス クロ・ド・カクトー シャルドネ 2019」です。
<果実感は黄りんごからトロピカルフルーツ系まで、バターやバニラのニュアンス、骨格のしっかりした味わい...シャルドネのスタンダードを突き詰めたワインだと思いました。>
ショップで見かけたとき「CACTEAU...かくてあう?ん...カクトー?あーっ!」と心の中で叫びました。ええ、私にとっては新年1発目のサプライズでした。角藤農園産のぶどうを仕込んだワインです。
レジにて「いやー、私も角藤農園で収穫とかやらせてもらったんスよー!」とか喉まで出かかりましたが、コロナ禍で長っ尻が忌まれる昨今(ショップにも注意書きがありました)、そのバカ話は絶対メーワクかけるよと思ったので大人しく買って参りました。
個人的には、今年の幸先を祝してくれるワインと出会えたと勝手に思っている次第でございます。
ここからは、今月開催された行事につきまして。
いきなりですが、お住まいの地域で、しめ縄などを焼く新年の定番行事「どんと焼き」は、いつ頃に行われていますか?
大岡地区のうち、今回採り上げる芦ノ尻区の「芦ノ尻の道祖神祭り」の一環として行われるどんと焼きは、例年1月7日に行われているそうです。私は「1週間くらい早いな?」と思いましたが、Wikipediaの該当ページ「左義長」を見てみると、全国的にも1月14日・15日という地域は多いようです(ちなみに私の出身は岩手県盛岡市で、どんと焼きの日程は15日前後ですが、左義長とは呼ばないように思います)。
今回は、長野市大岡支所に帯同し「芦ノ尻の道祖神祭り」に行って参りましたので、その様子をご報告します。
<まずは、芦ノ尻道祖神が鎮座する展望広場前の駐車場から。県道12号線「アルプス展望道路」沿いに位置しており、私が働いているぶどう畑(予定地)からも近い所にあります。私は「ここで、こんなにクルマが多いのは初めてだなぁ」と思ったのですが、例年に比べると全然少ないのだとか...コロナ禍の影響なのでしょうね。>
<芦ノ尻道祖神をご覧になったことはありますか?今年もメディア関係各位が取材にいらしてましたし、報道を通じてお見かけになったことはありますでしょうか。写真中央のオブジェ(「神面」というそうです)がそうです。私は初めて見たとき「道祖神ってこういうのもあるんだ...」とビックリしたものでした。写真手前側には、正月中に使わられた各家庭のしめ縄などが山積みに。これらが「芦ノ尻道祖神祭り保存会」のみなさまによって、道祖神に形作られていきました。>
<旧年中を守護された神面がほどかれていきます。コロナ禍を必死に遮ってきたであろう道祖神さま、大変お疲れ様でございました。>
<古い神面が外されたところ。>
<お清められた(掃除された)後、新しい神面が形作られ始めました。>
<その場でパーツが制作されていきます。写真は目の部分が作られているところ。>
<下のほうから形作られていき、だいぶ完成形に近づいてきました。>
<途中、パンキッシュなヘアスタイルになったり...などと申してはいけませぬか。>
<いよいよ大詰め。私などには完成に見えるのですが、ここからの微調整も入念に。まさに職人芸です。>
<雪が舞い、寒風が吹きすさぶ中、約2時間をかけて完成!>
それでは道祖神さまの、旧年を経たお姿と、完成間もない新年のお姿を見比べてみましょうか。
<こうして見比べてみると、随分変わったものだと思いませんか?もちろん左側が旧年の姿→右側が新年の姿です。旧「ごほごほごほ...」→新「フオオォォォ!!」とかいう声が聞こえてきそう...なのは私だけでしょうね。>
<日没後のどんと焼き。コロナ禍を背負った旧年の神面が大地に帰られました。>
しかしまぁ...ここまで書いておいて何ですが、新年1発目からバチ当たりな記事を書いてしまった気がしなくもないです(といいつつ「芦ノ尻道祖神」をネット検索してみると、似たような調子の記事はすでに山ほどあるみたいですよ)。
というわけで(?)、長野市・都市政策課の(当然ながら真面目な)記事「61 芦ノ尻道祖神の風景」も併せてご紹介しておきます。厄除けに(?)ご高覧ください。
それでは、今年はコロナ禍が収束することを、芦ノ尻道祖神さまにお祈りしつつ。
2021年も何卒よろしくお願い申し上げます。