決して資格マニアというわけではないです。。。(鬼無里地区 木原)
2020年5月23日 | 活動内容: |
最近は協力隊としてのミッションの1つである有害鳥獣対策について今後どうやって取り組んでいこうか悩んでいる木原です。
先月受講した小型車両系建設機械の特別教育に引き続き、今月は小型移動式クレーンと玉掛けの技能講習を受講してきました。前回は2日でしたが、今回はクレーンで3日、玉掛けで2日の計5日間です。
受講会場までは鬼無里の自宅からはちょうど30キロ、車で1時間程度なのですが、受付開始は7時45分。。。最近は7時半起床に慣れてしまっていたため、やたらと午前中が長く感じる1週間となりました。
今回は2つの技能講習を受けるので、テキストも2つです。
2冊合わせると前回のテキストより3倍以上厚さが違う。。。そのぶん受講費も3倍以上するんですが。
とはいえ、セット講習になるくらいなのでクレーンと玉掛けのテキストの一部は重複する内容もあります。
玉掛けは荷を吊って安全に移動させることが重要であるため、荷の質量や密度、重さ、重心位置、荷に働く力やワイヤーロープにかかる張力などを理解するために力学に関する知識が必要になります。話はちょっとそれますが、昨年趣味で受けたドローン検定にもこれと同じような力学の問題が結構出てきたんですよね。あと、クレーンが航空法に基づく高さ制限に抵触していないかのチェックという事で、ドローン検定のテキストで見た空港周辺の高さ制限の図と同じものが出てきたのはちょっと意外でした。
肝心な移動式クレーンの実技はこんな感じで、荷台にある青い荷を吊って操作しながら白線に沿って荷の上げ下げや平行移動をさせ、黄色いポールの間を通過させていくというもので、言い方悪いですがまさにクレーンゲームです。
動き出しは丁寧にジブ(荷をつり上げているアーム)の操作をしても、つり上げている荷はジブよりも後からついて進行方向の前後に揺れながら移動してくるため、荷が動いたと思ったら今度は一瞬止まって見えてを繰り返します。なので、止まって見えた時に「あれ?レバーの力加減弱くてあそび部分に入っちゃった?」と思い強めてしまうと、振れがひどくなって焦ってしまいます。
荷がポールに当たって「カーーーン!」って音が響くとすごく恥ずかしいです。それも荷が揺れてるから何度も当たります。自分は空間認識能力がないので、奥行きの感覚が分からず練習中に2回ほど当てました。。。
玉掛けの実技は合図者が講師から指示された荷(写真左から単管の束、円柱、H鋼)にあったワイヤーロープや用具を選び、補助者に玉掛けの指示をしたり、クレーンの誘導や荷の上げ下げを指示するもので、作業の手順が多くて覚えるのが大変でした。。。実技検定の時は最初から飛んでしまい焦りましたが、何とか一通り終えることができました。
といことで、重機関連の講習は終わりましたが、来月末からは塩尻で林業セミナーを受講予定です。
例のウィルスの関係で開催されるのか心配でしたが、開催されることは決まりました。ですが会場の宿泊施設は感染対策の一環として閉鎖するということも決まったようで、今のところ受講のたびに鬼無里から塩尻まで(片道約100km)通わないといけないかもしれない(?)という状況なのが辛いところです。。。