ワイン用ブドウ栽培の苦難
2019年9月 1日 | 活動内容: |
こんにちは、長野市浅川でワイン用ブドウを栽培、ワイン造りへ挑戦中の宋です。
5月中旬の植樹から約3ヶ月半が経ちました。
順調に生育していた苗でしたが、色々と苦難の多い8月でした。
被害① "ベト病"
自分の未熟なブドウ栽培に反省。。
そして、病気の恐ろしさをを痛感しました。
14品種のワイン用ブドウを育てていますが、その中でも
「竜眼」「シャルドネ」が特に弱く、竜眼は危なく全滅の危機でした。
(ぎりぎり対処が間に合い、なんとか持ちこたえました)
「ベト病」
病原菌は被害葉組織内に卵胞子で越冬する。翌春に被害葉が腐ると卵胞子が地面に現われて発芽し、分生胞子を作りさらに遊走子を生じて新梢などの組織に侵入し発病する。病原菌の活動には20~24℃が最適温度条件である。展葉初期~梅雨期、また秋季に低温で雨が多い場合に多発しやすい。なお、夏期高温時にも展葉中の若い葉があれば感染発病する。
多湿なハウス栽培では特に発病が多く、病原菌は気孔や若い組織から感染し、発病後は防除が困難であるため、予防散布を徹底することが重要である。
被害② "コウモリガ"
覚悟はしていましたが、苗木10本ほど食害されてしまいました。。
「コウモリガ」
成虫は8月中旬~11月上旬に羽化し、夜間に飛しょうしながら空中から多数の卵を産み落とす。地上の卵は、そのままの状態で越年するが、翌年の5月頃にふ化し、幼虫が付近の草木に食入して発育する。その後、ブドウに移動し食入加害する。なお、キマダラコウモリガは6月に羽化し産卵する
被害③ "コガネムシ"
そこまで多くはありませんでしたが食べられました。。
今後注意が必要になるかと思います。
「コガネムシ」
幼虫の被害と成虫の被害があります。幼虫の被害は根を食害することです。養分の吸収ができなくなって生育が悪くなり、大発生すると、苗だけでなく樹木でも枯れることがあります。また、イモなどもかじられます。成虫の被害は葉を葉脈だけ残して網目状に食害するため生育や美観が損なわれることです。また、花に群がり、花が食害されて無惨な姿になることもあります。
被害④ "蛾蝶蜂幼虫"
苗木1本葉っぱ全部食べられました。
「スズメガ」
スズメガは、幼虫が野菜、草花、樹木などの葉を食べます。多くの種類があり、種類により成虫や幼虫の大きさ、模様などが違います。成虫は広げた翅(はね)が5~10cmくらいのガで、翅をすばやく動かし、高速で飛ぶことができます。一方、空中で静止することもでき、その状態でストローのような長い口を使い、花の蜜や樹液を吸います。
成虫は主に夜行性ですが、日中飛ぶものも多く、直径2~3cmの楕円形で主に薄緑色の卵を、葉に1個ずつばらばらに産みます。幼虫は成熟すると5~10cmくらいになるイモムシで、腹部の末端に角のような突起をもつのが特徴です。成熟した幼虫は、主に地中につくった小部屋か地表の繭(まゆ)の中で蛹(さなぎ)になります。主に蛹で冬を越します。
▼葉が食べられ、茎や枝だけになる
若い幼虫のうちは食害がわずかで目立ちません。成熟するにつれて食欲がおう盛になり、短期間に周辺の葉を、枝や茎だけにするまで食べつくし、体が急激に大きくなります。そのため幼虫が成長してから気づく場合が多く、野菜や果樹では収穫量が落ち、庭木や草花の観賞価値も下がります。
一年目の被害はこれくらい(①〜④)で済みましたが、今後更なる試練が待ち受けていると思います。
果樹栽培は、鳥獣 害虫 菌 ウイルスなど多くの被害と常に隣り合わせ
ヨーロッパの乾燥した気候を好む植物を、世界で2番目に雨の多い湿潤ここ日本で栽培する時点で大きな覚悟が必要ですし、それ自体が間違いなく大きな挑戦です。
二年目しっかり防除対策できるよう準備したいと思います!
日々経験
日々精進