りんごとブドウの栽培を行います(中条地区 藤原)
2019年6月25日 | 活動内容: |
6月より中条地区の担当になりました藤原です。
メインのミッションはリンゴの栽培と販路の拡大です(ブドウの栽培もやります)。
37歳。前職は塾講師で、幼少期から農業に憧れていたものの経験なし、コネなし。
ただただ長野が好きということと、農業がやりたい!という気持ちだけで、妻と2歳の娘を連れて協力隊に応募しました。将来的に独立就農を目指しています。
というわけで、僕のブログでは、
新規就農を考えているけど、
何から始めていけばいいのか分らない方
果樹栽培に興味のある方
に向けて、リンゴ,ブドウの栽培の年間の流れを中心に書いていきたいと思います。
※農家さんによって様々なやり方があるため、これが必ず正しいというわけではありませんので、その辺は温かい目でご覧いただければ幸いです。
もちろん、中条の魅力も同時に発信していきます。
まずは、中条とはこんなところという紹介から。
僕自身、長野は過去に何十回と訪れているほど大好きな地なのですが、実は中条のことはまったく知りませんでした。
中条は長野市西部の西山地域に位置し、JR長野駅から車で30分。白馬まで車で30分という山間地です。天気のいい日は北アルプスが眼前に見えます。
写真は地京原(じきょうばら)からのものです(撮影は5月上旬)。中条の中心地から車で15分程度山を登ったところです。一面の菜の花畑の奥に見えるのが北アルプス。肉眼だと大迫力で見えるのですが、僕のスキルでは上手に撮れませんでした。ブログのタイトル写真の撮影場所よりも北アルプスに近いところなので、本当はタイトル写真のように見えるのですが・・・。ぜひ実際に現地を訪れてみてください。
では6月の作業報告です。
僕の場合は、地元の農家さんに弟子入りし修行をさせてもらってます。
今月はリンゴの摘果と、ブドウの房づくりを行いました。
①リンゴの摘果・・・必要な実だけを残し、いらない実を落としていきます。
こうします。
ふじ以外の品種は中心にある実(中心果)を残します。ふじの場合は形のいいものであれば中心果でなくてもOK。
もったいない気もしますが、全ての実を残して置くと美味しい実になりません。
ちょっとわかりづらいですが、手でつまんでいるみょんと伸びた枝(果台枝)、これが15㎝以上の実は保存はきくけど蜜の入らない青実果と呼ばれる美味しくない実になるのでこれも摘果します。(農家さんによっては、残しておく場合もあります。この辺が難しいところです;)
そんな感じで、いい実を残しつつ、悪い実はどんどんハサミで切り落としいきます。俺完璧!!と思っても、後からみると結構見落としがあります。この作業を収穫まで繰り返していきます。
こんなに落としたら勿体ない!!と思わず、思い切って落としてしまうのが美味しい実をつくるコツだそうです。
この作業をした後は、足元がリンゴの実でいっぱいになります。転倒の原因になるので注意が必要!!
また脚立に登っての作業になるので、落下して怪我をするリスクもあります。ハサミを持っての作業なので、意外と危険が伴います。
続いて、
②ブドウの房づくり・・・りんごと一緒で、余分な実をとっていきます。ハサミは使わず、指でやります。
これを
こうします
先のほうの塊がこの後大きくなって、実際に食べる部分になります。左の方に2つちょこんとついているのは、種無しにするための作業のときの目印です。種無しにする作業をしたら目印をとります。
ブドウはかなり繊細で、力を入れすぎると茎ごと折れてしまうので、作業をするときは神経を使います。
この作業を延々と繰り返していきます。リンゴと違って上を見上げての作業が中心になります。脚立は使用しないので危険度は低いですが、結構肩が凝ります。
農業はこんな感じの単純作業の繰り返しですが、一つ一つの作業に意味があり、色んなやり方があり、研究のしどころがいっぱいでとにかく楽しいです。今やったことの正解は数か月後にならないと解らないのも難しけど楽しいところです。
美味しい実ができるといいなあ。今年の収量が減ったら完全に僕のせいですね。
こんな感じで月1で更新してまいります。このブログが今後農業を始めたい方の一助になれば幸いです。