長野市地域おこし協力隊はながのシティプロモーションの一環です

vol.4~つくり人から生まれる竹細工のカタチ②~(戸隠地区:西濱)

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2018年8月21日 | 活動内容: |

戸隠地区担当の西濱です。
前回vol.3~つくり人から生まれる竹細工のカタチ①~をお届けしました
vol.4では~つくり人から生まれる竹細工のカタチ②~についてお伝えします
かばんかごは何を入れてもステキ
(カバンカゴは収納力が抜群!なんでも入れたくなってしまうのです)

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前回vol.3で戸隠でつくられるかごの種類を4つご紹介し
その中で"ざる"について詳しくお伝えしました!
今回は"めかご"についてお届けします

おさらいも兼ねて戸隠の籠の紹介です↓

『戸隠でつくられる籠』
 戸隠竹細工には大きく分けて4つの種類があります
1.ざる(お野菜の水切り・盛り皿 etc..)
2.めかご(お茶碗水切り・布巾入れ etc..)
3.びく(お花摘み・山菜・きのこ採り etc..)
4.み(ふるい・薪入れ etc..)

『かごのカタチと大きさ~めかご編~』
めかごとは、六つ目編み(六角形)を基本に編んでいるカゴのこと
ざると同じくらい戸隠でつくられるカゴで多い編み方です

特に戸隠では、めかごを基本に編まれた「かえしかご」とよばれる
・手がついているカバンカゴ(お買い物に使われていました)
・手がついていない碗かご(お茶碗の水切りにピッタリ!)
この2つが代表的です
わんかご かばんかご
(左から碗かご、カバンカゴ)

かえしかごの魅力は何といっても底が上がっていること!
底が上がっているとなんでいいの?と思うかもしれませんが
実際に使用してみると、他のカゴを多用しているカゴ好きさんでも
その機能的な心地よさにハマってしまうこと間違いなし!


底が上がっていることの魅力
家の中でカゴが活き活きと輝く場所は沢山ありますが
私の家でカゴを沢山使うのは台所回りや洗面所など
"労働"が集まるところが一番!

食器の水切り・食器の収納・お茶セット・野菜・布巾・洗濯物 etc..

その中で底が上がっているカゴを使ってみて初めて分かるのが
中のモノが地面につかないため風通しがいい
床に近い埃が溜まりやすい場所でも安心して収納できる
という機能的な心地よさなんです

例えば・・・・
・食器の水切りをしたり、収納する際に直に付かない 
 (ずぼらな私は埃などが溜まってしまったときに、掃除しやすい)
・お野菜と床が直接付かず風通しが良いことで保存しやすい(お芋やたまねぎ)

竹かごを使うのがはじめてな方もベテランさんも
是非一度はこの「かえしかご」試してみて
機能的な心地良さ知って頂けたら嬉しいです!

食器を入れた碗籠
(↑サイズを選ぶ時はお店にあるディスプレイなど借りて大きさ確認がおススメ)




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(番外編)
『碗かごのシルエット』

毎日惚れ直すほどカゴって美しい]
暮らしの中に入ったときにふと見える表情もカゴの魅力の一つです
同じ「碗かご」といっても、底のカタチが円形・楕円形
横から見ても上に開いているカタチ・ストンとまっすぐなカタチ
わんぐり(ふっくら)としたカタチ etc...
職人さんごとに表情がいろいろあって、実は違いが沢山あります!

毎日見ていても、何年たっていても
使いながらふとした瞬間に目に入ってくるカゴの姿に
一日に何度もニンマリとしてしまい(これは私だけではないハズ!!)

「ここは、こんなにふっくらとしていたのか」とか
「いい色になってきたな」とか
「ここからみると、なんて美人なカゴだろう」とか

惚れ直す瞬間がいくつもやってきて、日々幸せな気持ちになるんです
カゴって本当にいいものですね!


カゴはかさばるけれど重ねられる素敵~そのシルエットただものではない~]
戸隠には素敵な碗かごがある中で
昔ながらの竹細工の良さを受継いでいる碗かごがあります
それがこちらです↓

弘夫さん碗籠①
(このかカゴよーく、よーく 観察してください)

特徴は、裾(下)から縁(上)に向かって少しふっくらしながら
広がっています(上下の縁が、しっかり乾燥して白いのも戸隠ならでは)

このカゴがたくさん集まると・・・・

ひろおさんの碗籠②
見てください!この素敵な重なり!!)

そうなんです!すべて重なるんです!
型など使わず、手だけでカゴを編んで全て重なる
この姿を初めて見たときの興奮を私は忘れられません!

昔、戸隠の職人さん(とご家族)たちは
食料と交換するためカゴを背負って売りに行っていました
一度に沢山持っていくのに、カゴは軽いけれどかさばるため
ほとんどの籠が重ねられるように作られていたといいます

その機能的なシルエットがこの職人さんのカタチには残っているんです
ご高齢のため、もう手に入れること難しくなってきていますが
一つ一つの籠にカタチの秘密が隠されて
知れば知るほど奥深いものですね

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次回、vol.5つくり人たちの山仕事「道刈り」~
いよいよ竹採りのシーズンがやってきます!
そのための大切な山仕事をお届します

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