vol.1~つくり人たちの山仕事「筍番」~(戸隠地区 西濱)
2018年6月 6日 | 活動内容: |
戸隠地区担当の西濱です。
戸隠に来て初めての春と初夏を迎えました
この半年、職人さん方の仕事やお話を伺う中で
戸隠竹細工には、出来上がるまでに沢山の"理(ことわり)"があり
その一つ一つが、戸隠の地に住む人々にとって
必然であることを知りました
その一つ一つを毎月連載でお伝えしていきたいと思います
vol.1:つくり人たちの山仕事「筍番」
つくり人たちの山仕事と「筍番」
戸隠竹細工のつくり人たちの仕事に「山仕事」があります
山仕事は、親からへと技術が受け継がれる中で
良い材料を採るために戸隠の人々が共に続けてきた
つくり人を繋ぐ大切な仕事です
その一つが、6月に行われる「筍番」です
筍番は、竹細工の材料になる根曲がり竹を守るため
約2~3週間交代で早朝から夕方まで山を巡回し
大切な筍の生育状況の確認や
一般の方の立入禁止区域内での筍採取の見張を行います
守られた筍が成長することで初めて秋に材料として使えるため
「筍番」はつくり人にとって一番大切な山仕事なのです
~「筍番」(番外編)~
「筍番」が始まる前の5月
ひっそりと行われている山仕事「山見」があります
筍番を始める時期・筍番用のテントの設置・標柱設置など
雪解けを向かえた山の中、すでにつくり人の山仕事はが始まっています