盛りだくさんの春(鬼無里地区 佐竹)
2018年5月 1日 | 活動内容:農作業 |
ゆったりと春を迎えたと思えば、行事が次々と始まる鬼無里からこんにちは、佐竹です。
一昨日、奥裾花自然園が開園しまして、私はまだ行けてはいないのですが、例年より早くミズバショウの開花が進んでいるようです。詳しくは、鬼無里観光振興会のページをご参照ください。
さて、奥裾花ではまだ雪が残っているようですが、こちらは4月中頃から晴れ間も多く暖かくなってきたもので、去年行えなかったえごまの洗浄を行いました。
えごまを水の中に開け、浮いてきたものをすくい上げ、水を何度か交換しつつすすぎます。それを干して乾かすのですがえごまの油は参加しやすいため、熱を持ち過ぎないように干す必要があり、速やかに乾かすため網戸や寒冷紗を使いました。水分も落ち、下から風も通るのでいい具合に乾きました。
と、同時に今年の栽培準備も始まっております。圃場の雪解けの水も去年より早く抜けたので、堆肥を撒いて耕します。この後、GW明けに苗間と一部の直播圃場に播種を行い、いよいよ今年のえごまが育っていきますので、こうご期待。
そして、鬼無里の湯の周辺に撒いていた菜の花がようやく咲き始めました。あの辺りは雪解けも遅かったため、全体が開花するのはGW後半ぐらいになるのではと思います。白馬方面から奥裾花へ行く途中などに通りがかった際は、ああこれかぁと思い出してください。鬼無里の湯も温泉が再開しておりますので、疲れを癒して行くのもお勧めです。
畑だけでなく田の方も準備が始まっており、ビニールハウスでは育苗が始まっております。ここでは、鬼無里でしか手に入らない「鬼無里の水芭蕉」という酒を造るための酒米「ひとごこち」の育苗も行っております。その苗を田に植える「酒米お田植祭り」が5月27日に開催され、「鬼無里の水芭蕉」もお土産にあるそうなので、興味のある方は是非ご参加ください。詳しい内容はチラシを見ていただきたいのですが、手元にないので鬼無里観光振興会までお問い合わせください。
そして、農作業だけでなく、各地区の神社では春の大祭も開催されます。4月29日には新倉の金刀比羅神社で例大祭が開催され、獅子舞が奉納されました。私は獅子舞といえば、荒々しいものを想像していたのですが、新倉金刀比羅神社の獅子舞は雌獅子だそうで、動きが非常にしなやかです。どのような動きかは実際に見ていただきたいものですが、なんとこの新倉の獅子舞は5月3日市街地にて行われる獅子舞フェスティバルにも参加予定ですので、鬼無里は遠いなあという方でもお楽しみいただけます!
また、5月3日は鬼無里では鬼無里神社、白髭神社の例大祭があります。鬼無里神社の例大祭では、普段はバス停前のふるさと資料館で展示されている安政4(1857)年につくられた屋台(山車)の巡行もあり、まだ私も実際に動いているところは見ていないので非常に楽しみです。今年からバスの発着が旅の駅鬼無里替わり、市街地からのアクセスが便利になったこともありこの機会に山里の春を楽しみに、おでやれ鬼無里!