how to live with a phantom.(芋井地区 古川)
2018年5月11日 | 活動内容: |
これが最後の投稿だそうで。
芋井のりんご担当 古川です。
3年前「ボストンバック2つで来た」とチャカされるほど身軽だった私も、
いまでは軽トラ1台分くらいの私物は携えるようになりました。
軽トラ自体も手に入れて、すっかり運転できるようにもなって。
さらには畑をお借りして、苗木を植えて、珍奇な色をしたコンテナハウスもいまだ塗り替えずに安置してあります。
スタートラインに立てる状況を整えたと同時に、
しがみつける身分を失うわけで、これは正直まあ結構、ふと突き詰めて考えると胃が痛くなったりします。
【いつかの暴れた畑。パルプンテを唱えたら、木は消えた。】
しかしながら、春を抱いたつぼみが早々と開いたとき、
義務感で仕事をしなくなっていた自分にせいせいしたというか、
目指すところににじり寄るために畑に出ている自分が嬉しかった。
これが忘るべからず初心であるのかと、思ったのでした。
そういえば、私が芋井という異文化に入り込むにあたって大切にしていた初心めいたものは
"日常生活の行動方法や文化的形態を、その価値観を批判的に眺めながら利用する"(たぶんギードゥボール)
そろそろこの言葉は棚の上に上げて、畑に出ることにしましょうか。
芋井のりんご担当 古川でした。