ゆうたランドの作り方(芋井地区 古川)
2018年3月 5日 | 活動内容: |
りんごジュース、しぼりました。
【いちばんしぼり ゆうたづくり】
芋井のりんご担当 古川です。
もうすぐ販売用意が整います。
ご注文方法は、こちらにアップするかも。
(数量限定なのでしないかも)
ひな祭りの週末なんか、暖かで、
まぶたとじれば、季節を飛び越えたかのような。
芋井に来て3回目の春を迎えた今日この頃、
中山間地農業の課題ともいえる「農地の集約」にむけた足がかりができました。
一昨年昨年と、マーキングするように苗木を植えてきて、
今冬はターゲットエリアの地主さんから、
「やんちゃな木のある土地」or「まっさらな土地」の2択を提示されました。
「どちらもやります」が本音なのですが、
現状のぼくのレベルでは、前者の選択でいっぱいいっぱい。
やんちゃな木を全部切って、更地にして、1年おいて、苗木を植えます。
え?それなら、「まっさら」なほう選べばいんじゃね?
誰もがそう思うでしょうが、手入れのされていないりんごの木は、
病害虫の住処となり、周辺の耕作環境を害するのです。
そんな恐ろしい畑と隣り合うわけには行かず、この選択になりました。
正直、遊休地再生みたいなことは、お金をもらわないとやらない。
お金もらってもやりたくない仕事です(任期1年目で経験済)。
協力隊おわってから、そんなことするか?という自分への問いはノー。
だから、ぼくの協力隊最後の仕事。それはりんご畑のスクラップ。
やりたくないような手間をかけてでも、園地をまとめて、
桜田と呼ばれるエリアを走る市道に「ふるかわ通り」の呼称を持たせるのが目標。
【というか、長野市桜「字ゆうた」の住所で郵便届くようにしてやりたいよね】
諸々の手続きが終わればゴーサインです。
30年かけて育った畑も、チェーンソーを回せば数日でスッキリしてしまうでしょう。
なんだかナウシカの世界みたいですが、ぼくは腐海を広げるのではありません。
スクラップアンドビルド。
この国の首都で大々的に行われているそれと、
この中山間地で細々と行われているそれ。
それぞれの時代場所を反映したリクリエーションの先には何があるのでしょうか。
芋井のりんご担当 古川でした。