マスタープラン(芋井地区 古川)
2018年2月 5日 | 活動内容: |
鍵は、どうしてぼくの目に見えなくなるのでしょう。
芋井のりんご担当 古川です。
【赤い徒長枝。珍しいから大事に育てる。】
昨年の今頃作っていた事業計画素案。
その数字の羅列を見ながら、あきらめようかなと、この1年で365回は思っていました。
あきらめちゃえば、と誰かに言われれば容易になびける心地でした。これを書いてる今もあきらめっかなと思うし、たぶんこれから先もそう。
先人の言葉を借りれば
"人生は短く、技術の道は長い。好機は流れ、経験は頼りにならず、そして判断は下しがたい。"(ヒポクラテス)
年が明けて、素案に実績を加えて、計画を10年目まで引き延ばしてみたら、
7年目あたりから光が差していました。少し遠いところにあるけれど、計画上は光が差すようです。
5月末で協力隊任期を満了するにあたり、
正直言えば、新年度から転職したり、前職に戻る選択もアリかなと
頭の中半分で考えたりしてました。
しかしながら、自分に見せてしまった光を自分で閉ざしてしまうのはあまりにももったいないというか、
やはりまあ、果樹というのは時間がかかるものなのです。ただ、木が育ち、実らせてからの息は長いわけで、それが永年作物と呼ばれる所以。
だから、お金がついてくる計画なら、技術をちゃんと身につけて、他のことは何もできないギークになった方が都合いいかなと。
それでもどこかで破綻しそうなら、りんごの木全部切ればよしということでチェーンソーを買いました。ブイブイでキレキレだから、名前は岡村ちゃん。
冬の仕事でぼくと一緒に踊ってくれます。
ときどき、「どーなっちゃんてんだよー」とか言うもんだから、その次の言葉を返してやります。
芋井のりんご担当 古川でした。