29年度狩猟期始まる(若穂地区)
2017年12月 1日 | 活動内容: |
こんにちは若穂地区の地域おこし協力隊員 越前屋です。
長野県の狩猟期間がいよいよスタートしました。
若穂の地域おこし協力隊の業務としてジビエの振興があり、若穂へ着任してから猪や鹿を捕獲した後の作業をずっとやってきました。
猟友会の人が捕獲して、現場で止め刺しをしてから後の作業です。
加工施設に運んで、解体して、ブロック毎に小割して真空包装して冷凍庫へ入れて。そしてそれを販売まで行っています。
だけどジビエ振興の始まりの作業ともいうべき獲物を捕らえることは今まで資格の関係でできませんでした。
それがようやく11月15日から3月15日の4か月間と限られた期間ではありますが参加できます。
初めて迎える狩猟期間ですが、どれだけ獲れるでしょうか楽しみです。
◆狩猟解禁日11月15日 千曲川の河川敷から虹が出てました◆
若穂には野生鳥獣食肉加工施設 自美恵(じびえ)があり、ここで加工されたお肉は【わかほジビエ】のブランドで多くの飲食店に使っていただいています。
飲食店で食肉として使う猪や鹿ですから捕獲は基本、罠猟で捕獲された獲物を使用しています。
そんなことで私自身も「くくり罠猟」を15日から始めています。
くくり罠は獣がよく歩く獣道を山の中から見つけ出し、その獣道にワイヤーの輪っか状の罠で足をくくる猟法です。
若穂の山で初雪がありました。一気に冬の景色です。
ワイヤーの罠の直径は12cm。この輪っかピンポイントで獣の足を踏ませないといけないので設置者の技量が大きく反映される猟法です。
場所の選定を誤ると猪、鹿以外の獣がかかったりもするので厄介です。
私の師匠が掛けますと、
「かなり大型の猪がたぶん明日にも掛かる」とか
「ここは鹿がかなり来ているから数日中に掛かるよ」なんて
言うと本当に翌日掛かっていたりするので、
「俺だって狩猟期に入って自分で掛ければ師匠の半分とはいかなくてもそれなりに掛かるだろう」
と思っていましたが狩猟期に入り2週間が経過しましたが、結果はみごとにゼロでございます。(泣)
この2週間で師匠の技がやっぱりすごいと感じるのと同時に、なぜ掛からないのかを一生懸命分析中です。
まあいろいろ改善の余地はあります。
・獣道の選定が甘い?
・設置している位置が悪い?
・足を置かせるようにするための誘導方法が悪い?(枝や石で踏むように誘導してやります。)
・罠の構造が良くないとか?(自作罠なので・・・)
などなど考えると切りがありませんが、ひとつ確実な改善方法があります。
罠は確率です。下手な鉄砲も何とか・・・・と言います。(実際に下手な鉄砲撃ったら銃刀法違反ですが)
とにかく数を設置する事かなと思いまして目下罠のせっせと製作中です。
とりあえず解禁から1ヶ月後の12月15日までに最初の1頭目標に明日から仕切り直しです。
バカを馬鹿と書きますが私の中では猪も鹿も頭いいな~と認識中です。
朝の罠見回り風景
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