えごまの秋(鬼無里地区 佐竹)
2017年10月25日 | 活動内容:農作業 |
こんにちは、えごまの佐竹です。違った、鬼無里の佐竹です。
今回「も」ご紹介するのは収穫を迎えたえごまの話題。えごまの収穫時期は非常にシビアで、早いえごまが数粒はじけた頃の数日が狩り時といわれています。えごまの実は放っておくとすぐに落ちてしまうため、その前に収穫する必要があるのです。10月に入り、鬼無里のえごまもその時期を迎えました。
地域の皆さんの力を借りて、数日のうちに刈り取っていきます。
私たちの栽培方法では刈り取ったあとは、一度バンバン叩いて脱穀をします。これで落ちやすい実を落としてしまい、そのあとカラカラになるまで乾燥させてもう一度叩きます。
徹底的に実を叩き落します。
その後は、ゴミを取り除き洗浄、天日干しという流れとなりますが、今月は雨の日が多く作業が進まないということもあり、この記事を書いている時点ではまだそこまでいっておりませんので、それは来月の話題予定。
去年はえごまの株そのものを支所裏のスペースに運び込んだようですが、今年は栽培量が多く運びきれないため、圃場で乾燥、脱穀をして、実など落ちた物だけを支所裏のスペースへ運びそのあとの作業をするという算段でした。でしたが、それでもスペース不足ということで、地元のお母さんたちに支所裏で葉や穂などのゴミ取りなどをしてもらいながら、圃場では脱穀して運び出しを行うという流れになりました。それでも地元のお母さんたち、手慣れたもので、見事に実だけを残して綺麗にしていきます。昨日までに支所裏に運び込んだ分は概ね実だけの形になりました。
えごまの実。えごまは大きく白と黒に分かれますが、鬼無里では白えごまを主に育てています。
えごまは、専用の機械がなく、ほとんど手作業での収穫作業となります。じつは刈り払い機での刈り取りや他作物の脱穀機での脱穀を提案したり試したりしてみましたが、手慣れた地元の人による人力のほうが早いということが判明しただけでした。鬼無里では各農家でえごまを栽培してきたといつか記事に書いた気がしますが、そういった中でのノウハウが生きているわけですね。
このように、現在の鬼無里のえごまは、鬼無里の人の力により収穫作業中でございます。
そして、前回に書きましたように、去年収穫保管していたえごまを搾った「鬼無里のえごま油」が発売となりました。
現在は地区内でのイベント、東京での長野県や長野市のイベントのほか、鬼無里支所内住民自治協議会の通販と窓口での販売となっております。αリノレン酸を含む、安全安心オール鬼無里のえごま油、是非ご賞味下さい。
10月22日松巌寺での鬼女もみじ祭りでも販売しました。
ちなみに前日には、鬼女紅葉ゆかりの地を歩くフットパスイベントの記念すべき第一回目が開催されたりしています。
歩くのが好きな方、鬼女伝説に興味のある方だけでなく、農村風景をただ眺めて歩くというのも乙なものなので、都会の慌ただしさにお疲れの方なんかにもお勧めです(数か月前の私です)。
以上、鬼無里住民自治協議会のチラシの集合写真(えごま植え付け時の写真)にこっそり写っている鬼無里の佐竹でした。