おおむね秋(芋井地区 古川)
2017年10月 4日 | 活動内容: |
りんごあれ。
りんごをつつむ光あれ。
万有引力あれ、
わたしあれ。
芋井のりんご担当 古川です。
2年目のりんご。まるで浮いているかのような。
(通学路横のシナノスイート。マルバ台。摘果が遅れて小玉。)
10月ということで、りんご栽培も終盤です。
今年から引き継いだ畑は、試行錯誤、右往左往、七転八倒の末、
地主さんには「1年目にしては上出来」という評価をいただきました。
今になって分かるのは、親方直伝の〇〇のおかげ。あれはすげえものなんだ!
そんな親方の評価は「まだまだ2年生」。同じ畑を見ても、評価は人それぞれということで健全ですね。
いずれにせよあと一息、最後までちゃんとやります。
就農という目標に向けて、ほとんどオフサイドで駆け出した今シーズンを振り返るとホントあっと言う間で、
ぼくが「あ」の形した口を半開いた刹那に、
緩んだつぼみからりんごの花は咲き、結実肥大し、赤く色づきはじめていたように思えてしまいます。
(シナノスイート。M26台。内枝が枝戻りでふじに。)
確かにりんごは実ったのですが、
ぼくが「実らせた」というより、りんごが「実ってくれた」感は、相変わらず否めません。
農業の仕事というのは、眼差しを持って変化を捉えられなければ、
作物を「育てる」ということができないのだと感じたシーズンでした。
もちろんまだシーズンが終わったわけではなく、収穫という怪物が待っているわけで。
春先からの仕事の賜物を、
慌ただしさと短日に向かうセンチなムードでパッケージして手放させる秋は罪。
その先に盛大な罪滅ぼしが待っていると信じて、斜陽をにらみつけたいと思います。
芋井のりんご担当 古川でした。