北信初となるのろし上げを行いました (大岡地区 平田)
2017年8月14日 | 活動内容: |
梅雨が明けたと思ったら台風が来たりで雨の日が多い今年の夏。
天気が悪いと自然と気分も下がってしまうので、快晴な日が続いて欲しいものです。
さて、そんな天気に恵まれない日が続いている中ではありますが、先日の山の日に北信で初となるのろし上げを行いました。
のろし上げというのは、山の上でのろし(煙)を上げて山沿いに情報を伝達していく手段のことです。まだ携帯という概念すらない昔はこうやって素早く情報を伝えていたんですね。
今回は、大岡にある「笹久砦」「大岡城」「小松尾城」「蟻ヶ城」の4か所の山城でのろしを上げました。
自分は大岡支所の上にある大岡城に参加。
やぐらも確りと作って、かなりいい感じです。
当日の朝は霧がすごい濃くて出来るか心配でしたが、のろし上げ実施時間近くになると霧が晴れてくれて無事実施できました。
実際に行う手順は、やぐらの人がのろしを確認後、点火の命令と同時に火付け役が点火してのろしを上げるという手順。今回、この中の火付け役を任せてもらいました。
点火の準備を整え、隣の山城から上がるのろしが見えるのを待ちます。
のろしを確認!点火の命令が下り、いざ点火っ!!
かなり濃い煙が空高くまでしっかりと昇っていました!
このあと、のろしを確認した隣の山城が同じようにのろしを上げていき、最終的に4か所全ての山城で無事のろしをあげることができました。
のろし上げが終わった後、すれ違った人や行き先で会った人が「のろし見えたよ!」「4か所しっかり見えた!」など話してくれました。
こんな会話が出来るのも、歴史をこうして再現できたおかげ。なんだか、現代社会では決して味わう事の出来ない"昔にしかなかった幸せ"を感じることができた気がします。
また来年の山の日にも行う予定なので、是非見に来てくださいね!