小田切地区の御柱祭 (小田切地区 涌田)
2017年8月 9日 | 活動内容:活動内容 |
こんにちは、小田切地区担当の涌田です。
今年の夏も暑い!!
昼間は大阪や東京と同じくらい暑いのですが、日が沈むと とたんに涼しくなります。扇風機をかけっぱなしで寝てしまうと風邪をひきます。そんなところが長野のいいところ?ではないでしょうか。
昨年開催された小田切の御柱祭です。 長野県の諏訪地方を中心に7年に一度 開催されるお祭りで、規模は小さいですが県内各地で同様のお祭りが行われます。 小田切地区の下宮野尾地区にも、約450年続く伝統行事として今に伝えられています。小田切地区では約20世帯のこの地区だけに残っているお祭りです。
小田切地区で使われる "御柱" は幹周りが約1メートル、長さが7.5メートルの杉を2本使用します。木の選定から伐採、皮むきまで地区のみんなで力をあわせて行います。
どこのお祭りでも同様でしょうが、準備が大変でした。そ~してやっと、その日がやって来ました!!
片方の御柱は神社の鳥居の下から、もう一方は約500m離れた下宮野尾地区の公民館からそれぞれ掛け声や歌をうたいながら、ゆっくりと時間をかけて曳行します。これら二本の御柱を社殿の両脇に立てるところが祭りのクライマックスです。
二本ともうまく立てられ、祭りは無事閉幕しました。
長野県では中山間地の限界集落に、このようなお祭りが数多く残っています。この地区でも、祭りの開催のために 多額の費用と人力、伝統を伝える長老が必要です。次の祭りの開催は、2022年です。伝統を残していかなければいけません!
そして、いつもの僕の車両紹介です。
今回紹介する車両は、国鉄ED15型機関車です。国鉄と書きましたが、製造年は1926年(大正15年)で、国鉄の全身である鉄道省の1070形機関車として3両製造されました。その後、昭和3年にED15形に改称され、主に東海道本線の貨物列車を牽いていましたが、昭和7年に八王子機関区に転属になり、中央東線で長らく活躍しました。老朽化が目立ち始めたため、昭和34~35年にかけて全車廃車されました。国鉄での活躍は短かったですが、ほぼ同様の機関車が長野電鉄で長らく使用され、昭和54年の貨物運用廃止後も 除雪車の後押しや廃車車両の牽引に使われ、2002年に廃車後も須坂駅構内の入替えに使われました。