はじめて、見れるかな?(中条地区・瀧田)
2017年5月26日 | 活動内容:その他 |
中条地区担当の瀧田です。
この貝、知ってますか?
自然がいっぱい
野生動物もいっぱい
そんな中条地区の中でも
北アルプス全域を一望できる風光明媚な奈良井区で
昨年から、耕作放棄地を開墾し棚田を復活させています。
ただいま、田植えまっさかり!
この田んぼは、農薬を使わず、生き物にやさしい
昔からの自然環境を再現する目的もあります。
今年は冬季灌水を行ったため、
モリアオガエルをはじめ、カエルの種類が増え、
シマヘビ、アオダイショウ、ヤマカガシなどのヘビ
オニヤンマや水カマキリなどの珍しい昆虫
アカハライモリなどを目撃することができるようになりました。
しかし、ホタルはまだ見たことがありません。
田んぼに使う水の用水路は、急斜面に設置されたU字講ですが、
昨年、そこから、小さな田んぼ群に水を送るための水路を新たに作りました。
冬季灌水にしたことで、その水路には常に水が流れるようになりました。
最初の写真は、その水路で見られるようになった巻貝、カワニナです。
カワニナは、ホタルの幼虫のエサとなります。
各地でホタルを戻そうとする試みが行われていますが、
その土地固有の種類ではないカワニナを輸入したため、
生態系が壊れた事例もあります。
野生のカワニナが戻ってきたことで、
次はホタルが戻ってくる可能性もあるわけです。
まだまだ、ホタルが住みやすい環境を整備していく必要がありますが、
この棚田で、はじめてのホタルを見れる日が来るのが待ち遠しいです。