桜の開花まではもう少し(戸隠地区・水谷)
2017年4月10日 | 活動内容:文化・行事 |
戸隠祖山地区・建代の桜(天然記念物)
皆さん、こんにちは。戸隠地区の水谷です。戸隠の南方に位置し、戸隠山・飯縄山・北アルプスを一望出来る風光明媚な祖山という地区があります。祖山には天然記念物に指定されている雄大な桜の木が聳えています。冒頭の写真は柵建代神社境内の巨大な桜です。4/10現在は開花までもう少しといったところで、地元の方によると例年4下旬が見頃ということです。
祖山地区は神社や宿坊群、蕎麦屋等で知られている宝光社・中社・奥社に比べると観光客は少ないエリアですが、田畑が広がり、ゆったりとした時間が流れています。標高は約600~750m程で、時間を忘れて自然を満喫したい方にはお勧めの場所だと思います。実はアクセスも良く、善光寺から車で20分もあれば来れてしまいます。
オレンジ色に囲まれた場所が祖山地区
建代の桜は樹齢約300年、幹囲4m・樹高16m以上の枝垂桜です。
ここから北に約2km、鬼女紅葉に所縁があるとされる大昌寺があります。日本の有名な禅僧と言えば道元禅師ですが、大昌寺には「正法眼蔵随聞記」の写本が安置されているそうです。ここは戸隠の栃原地区で標高は約820m地点です。建代の桜ほどの大きさではありませんが、境内に桜の木が植わっています。
桜はまだ見えずとも4月に入りそこかしこに繊細で綺麗な野生の花が咲き出しています。
ちなみに標高約1,230m付近の戸隠神社奥社参道や戸隠牧場付近は未だに寝雪が60~70cmほど残っており別世界です。標高が高いため肌寒く、まだまだ冬のムードが漂っています。同じ戸隠でありながら自然界の表情は全くの別物、ホンの数分車で走ると景観が次々に変化していきます。標高差のある丘陵地帯ではこんなにハッキリと季節の境目を実感出来るものなんだと驚いています。
切り立った斜面の戸隠山にも雪がまだ残っています