【3月テーマ:春の訪れ】る気配なし? 鬼無里地区・木下
2017年3月 2日 | 活動内容:その他 |
♪ 春は名のみの 風の寒さや ♪
ここ鬼無里では何度「その通りだな」と思ったことか。
鬼無里地区担当No.3のきのっぴーこと木下恵美子です。
今月のテーマは「春の訪れ」。
えぇ!!! 3月なんて鬼無里はまだ冬ですよ??
下手すりゃ5月・6月もこたつ出してるんだから。
春なんてどこに訪れているんだ??
今日(3/1)の朝なんて、こんな感じですから。↓
周りの景色だって、まだまだこんな感じだから!
それでも勇気を振り絞って、春の訪れているっぽいものを
探してみました。
支所の前の桜(ソメイヨシノかな)は、まだまだ。。。
テングス病に罹っていて生命維持が厳しい状態と思われるのに、
それでも春が来たら花を咲かせるんだ、と準備をしている。
植物でも昆虫でも、自然界の生き物はたとえどんな状態になっても
生きることに前向きです。希望を捨ててない。見習わなきゃです。
人間も同じ自然界の生き物なんだけどなー。
希望を捨てさせられちゃうんだかな、いろんなものに。
捨てなくていいんだ、どんなふうでも生きていいんだ、と
教えてくれているような気がします。
ちょっと歩き回っていたら、チリチリチリピリピリと木の枝々を
せわしくぴょんぴょん飛び回る小さなものたちが!
写真うまくないですが、上がエナガ、下がヤマガラです。
どちらもありふれた鳥ではありますが、
エナガは特に可愛らしい!日本の鳥の中でも最少クラスです。
スズメよりも一回り小さくて、体重も10gぐらいじゃなかったかな。。。
10円玉ぐらいしかないじゃん。かっわいぃいいい!
体の割に尾が長いので、それを「柄」に見立てて「柄長」→エナガ、
っていう名前が付いた、と勝手に思っています。
横向きになってくれれば尻尾の長さが分かったんですが、
すぐ動いちゃって。。。後姿しか撮影できず。(T_T)
ヤマガラは人なれしやすいらしく、手懐ければ、呼べば来るとか
肩や手に乗るとか。。。手懐けてみたいものです。
たくさん来て枝をくるくる飛び回って、木の芽だか虫の卵だか啄んでは
あっという間にまた他の木へ移って行ってしまって。。。
とってもかわいかった。でも、春待つ姿ですね。訪れてないみたい。
春の花と言えばこの辺りではフクジュソウの黄色い花を思い浮かべますが
まだ雪の下に埋まってて、つぼみも何も見えないです。
ようやく何とか見つけた、咲いてる花!オオイヌノフグリです。
雪が解けてほんの少しだけ出てきた地面から
顔を出してしっかり花を咲かせている。生命力ハンパないですね。
とてもささやかだけど、春を感じます。
鬼無里の春はまだ遠いけど、雪を解かす日差しに
少しずつ春が来ているのを感じます。
ゆっくり、そして、長く長く、春はやってきて過ぎていく。
これから、飽きるほど長い春の始まりです。
ここまでつらつら書きましたが、私がこのブログに書くのは
これが最後です。こう書く日が遂に来てしまった。
協力隊になって3年、今月末で任期が終わります。
この後はせっかくだから鬼無里で生きていこう、と思っていますが
ひとまず支所とはお別れです。
3年間お世話になった支所。どうもありがとう!お世話になりました!
と、ところがですね、4月からも支所のフロアにいることになりました。
(あ、まだいるのかよ、とか、ダメな方が残った、とか言わずに。。。)
協力隊員という立場ではなく、
たすけあい事業コーディネーターの産休交代要員として、1年間。
福祉関係のお仕事で、未体験の分野です。
農業(といっても自分の食糧確保メインかな)と、
協力隊員になる前に貯めてあったわずかな貯蓄
(もう結構使っちゃったけど)で、なるべくお金を使わないで
食いつなぐつもりでいたので生活費の面では助かりますが、
私に勤まるのかなー。めちゃくちゃ不安です。
今まで私の記事をお読みいただいた方々に感謝します。
さぞ読みづらかったでしょうし、内容もイマイチだったろうし。
「読んだよ!」と声をかけてくださった方々や
鬼無里まで来てくれた人もいて、どれだけ感謝しても足りないです。
私の方が勇気とか元気とかもらったから。
周りの方々から陰になり日向になり、余るほどのご支援を
いただいたと思っています。支えがなければ続けられなかった。
そして、辛い事、うまくいかないことも含め、あのまま愛知にいたら
体験できなかったことを沢山体験させてもらった!
とにかく深く深く感謝です。
少し涙こぼれそうだけど、これから生きていく勇気に変えるんだ!
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子