今年の大○
2016年12月 5日 | 活動内容:農地活用 |
こんにちは
神奈川から長野の限界集落に移住してきました、大岡地区の飯島です。
よろしくお願いします。
長野に移住?やべぇ、これは自給自足しながら、ゆるやかなコミュニティーを形成しなきゃ!
ということで、今回は今年の農作業についてのまとめ。
なにを栽培してるかって?
あまり大きな声では言えませんが・・・大○です。
そう、ご存知"白いアレ"の原料にする大○です。
この3年ほど、集落の有志の方々と、密かに効率的な生産方法の模索をしております。先日、今期の作業がほぼ終了しました。ここだけの話ですが、栽培法をこっそりお教えしましょう。
種蒔き
6月上旬、大○の種蒔きを行いました。
手作業で蒔くと大変ですし、こっそりポッケに入れて持ち帰る人がいるとマズいので、写真のような播種機を使います。
腰を屈める姿勢にならず、作業時間も短いので、高齢の方も無理なく作業できます。
土寄せ
7月。大○は青々とした葉を茂らせ、丈も高くなってきました。倒れないよう土寄せを行いましょう。鍬だと延々時間がかかる作業ですが、管理機を使用して畝間を起こし、除草も同時にやってしまいます。
質の高い大○を作るには、普段の管理も欠かせません。
収穫
10月下旬、茎が枯れきったところで収穫を行います。
昔は1本1本手で抜くか、鎌で刈っていました。我々は、ビーバー(刈り払い機)を使って時間短縮。"白いアレ"を作るには大量の大○が必要なので、手早く作業しなければならないのです。
脱穀
しばらく天日で乾かしたのち、脱穀を行います。
小規模生産の場合、まだまだ棒で叩く手法も行われていますが、作業の負担軽減のために機械を導入しました。本当にあっというま。このとき、粉塵を吸い込むと危険なので注意しましょう。
脱穀を終えたら、見つからないようビニールハウス内でさらに乾かします。
いわゆる、乾燥大○ってやつですね。
選別
この段階では、まだ大量の不純物が含まれているため、乾燥大○を機械にかけて精製選別します。手作業で行えば、収量によっては一冬中の仕事。が、そうそう各集落に選別機などありません。
収穫を前に、某所に眠っていた選別機を使いやすい場所まで搬送しました。播種機、ビーバー、脱穀機、選別機。これらの機械があれば、比較的効率よく大○を生産できます。農地の有効利用等に繋がればいいなと思います。
白いアレを精製
こうしてできた大○をさらに精製、加工してできるのが、こちらの"白いアレ"
豆腐です。
僕がこの大豆で作った大岡もめん豆腐、400gで末端取引価格300円です。
よろしくお願いします。
あと、すみません、僕が住んでるとこ、限界集落じゃないですね。自給自足?してないですよ。車で10分のコンビニ便利すぎる。つーか、コミュニティーってなんだよ。移住者が全員そうだと思うなよ!